[初心者向け記事] Facebookを利用する上で考えられる3つのデメリット【企業編】

2012/09/01

Facebookを利用するメリットについては、『Facebookを利用するメリットとは?』の記事で説明しました。それでは『Facebookを利用するデメリット』にはどのようなものがあるのでしょうか?

メリットに比べてデメリットはとても少ないのですが、敢えて書き出してみましたので参考になればと思います。

▼このページの目次

1.ファン全員に配信出来るわけではない。

2.Facebookの仕様がよく変わるためキャッチアップが面倒。

3.ファンとのコミュニケーションに時間を確保する必要がある。

Facebookを利用する上で考えられるデメリットとは?

1.ファン全員に配信出来るわけではない。

Facebookページでファンになって貰ったとしても、確実にウォール投稿を届けられる訳ではありません。そこはメール配信とは異なるところです。

X(Twitter)も(投稿が流れて見られない可能性もありますが)投稿が確実にフォロワーに届けられるので、そこはFacebookより使い勝手が良い部分です。

ただ、Facebookを利用するメリット「メリット6.アクション率(クリック率・認識率)が高い。」の項で紹介しているように、最終的な視認率やクリック率で言うとFacebookのほうが高くなるはずですのでご安心下さい。

一人ひとりのユーザーに『確実には』届けられない、というところだけがデメリットというだけです。

もし、一人ひとりのユーザーに確実に届けたいという事であればその対策もあります。また後日別記事でもその仕組を紹介したいと思いますが、懸賞キャンペーン開催時にメールアドレスを取得し、後日メルマガに利用する、といった方法を取ると良いでしょう。(→仕組みを知りたい方は、こちらのフォームからお問い合わせ下さい。)

2.Facebookの仕様がよく変わるためキャッチアップが面倒。

Facebookはとにかくよく機能が変わります。見た目からガラっと変わる事があれば、単純に既存機能に付加機能が付くだけの時もあれば、裏側のシステムの仕様が変わる事もあります。X(Twitter)やmixiの比ではないスピードです。

仕様がよく変わる事で、2つの懸念が担当する方に出て来ます。それは以下の2点です。

1.常に使い方を覚え続けなければいけない。

2.システムの仕様変更に合わせてアプリやAPIの改修をしなければいけない。

「2.」のほうを補足します。例えばインセンティブが伴うFacebook上のキャンペーンは、Facebookページ上ではなくFacebookアプリ上で行なう必要があります。そこで多くの企業が懸賞用のFacebookアプリなどを利用しています。

ですが、その懸賞用Facebookアプリを独自で作っている場合は、FacebookのAPIの仕様が変わる度に、データの受け渡しや情報の表示方法など改修しなければいけなくなります。そうしなければアプリが正常に動かなくなってしまうのです。そうすると、追加改修費用を開発を依頼した会社に払う必要が出てきてしまいますね。。

『Fantastics』などのASPで提供されているFacebookアプリの場合は、ASP提供会社側で無償で仕様に合わせてバージョンアップしてくれますが、独自でFacebookアプリを開発する場合は注意が必要です。

このように、仕様変更に合わせて「使い方を覚えなければいけない」「システムの仕様変更に合わせてアプリを改修しなければいけない」というのがデメリットの2つ目です。

<参考>

Facebookページの仕様変更は以下の様なまとめもしているので参考にしてみて下さい。(こちら8月分ですが、9月分、10月分と続けていきます。)

3.ファンとのコミュニケーションに時間を確保する必要がある。

これをデメリットというと語弊がありますが、Facebookページの運用を始めると、ファンの方々とのコミュニケーションに時間を割かなくてはいけません。コミュニケーションだけではなく、どんなウォール投稿をするか考えたり、投稿内容を作成する時間も作らなくてはいけません。

もちろん慣れれば割かれる時間は少なくなり、1日1時間程度やそれ以下の企業担当者もいます。

ガイアックスでも提供しているような、外部の専門企業によるFacebookの運用代行支援サービスを利用したとしても、投稿内容や返信内容の方針決め、チェックはしなければいけませんので、ある程度時間を確保する必要があります。

ただ忘れてはいけないのは、『Facebookはファンとの交流の場』であるという事です。私の経験や他の企業の運用実績を見ていると、Facebookを利用した事により得られる効果は他のメディアやツールを利用するよりも高いと感じています。ですが、もしどうしてもコミュニケーションに割く時間を確保できないという事であれば、Facebookの利用を考えなおす事もしたほうが良いでしょう。

また、Facebookページを始めると、とにかくファンを集めなければと思ってしまいがちです。一定のファン数の母体は必要ではあるのですが、あまりにファン数を追うがあまり、本来のターゲット外のユーザーばかりを集めてしまい、結局、目的と違った事に時間・お金を割いているという事になる事もあります。この点も注意したいところです。


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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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