X(Twitter)上の動画表示方法でアップデート!自動再生される上での新条件とは

2015/07/02

2015年6月16日より、プロモビデオを含むX(Twitter)上の動画、GIFアニメとVineの動画自動再生サービスの提供が始まったのをみなさんご存知でしょうか?

これまでX(Twitter)では、クリックしないと動画が再生されなかったのですが、今回のアップデートでタイムラインに表示されると動画が自動再生されるようになります。この機能は今後、順次提供されていく予定です。

今回のアップデートにより、広告という観点においては、自動再生になったことで動画視聴をどのように計測、レポーティングおよび課金するかという基準をはっきりさせておくことが気になるところかと思います。

そこで今回の記事では、「動画が自動再生されるための新条件」について詳しくお伝えします。

■アップデートによる変更点

動画が自動再生となってからの広告主への課金モデルは、具体的に以下のように変更となります。

・従来の課金方法

⇒クリック課金

・今後の課金方法

⇒動画がタイムラインに100%表示されてから3秒経過したタイミングで課金

動画がきちんとユーザーに視聴されたのかが重要になるため、動画がタイムライン上に100%表示されてからカウントが始まる仕様になります。

そして、プロモビデオが適切なユーザーに正しいメッセージを届けることで、よりその広告効果を発揮できるよう、現在、ニールセンとMoatなどとわかりやすいパートナー向けのプロモビデオの指標を提供するために協議中とのことです。

ちなみに下記は、この自動再生機能の検証期間中得られたデータです。

・従来のクリック再生と比較し、約2.5倍のユーザーが自動再生を好意的に感じた

・自動再生で動画を視聴したユーザーの動画コンテンツの想起率は14%増加した

・企業にとっては、自動再生の完全視聴数は、クリック再生よりも7倍増加した

X(Twitter)は、「この自動再生機能の検証期間中に、ユーザーはこの機能に対して好意的な反応を示し、広告主はさらに多くのリーチとエンゲージメントを獲得することができます。結果的に安価なCPVと動画コンテンツの想起率の向上を実現しています」と説明しています。

■最後に

動画は、ユーザーの視覚と聴覚へ訴求ができる点から、インパクトのあるツールと言えます。

自動再生機能の導入により、動画再生のハードルが下がったことで、より多くのユーザーが自然と動画に触れる時間が増え、レコメンドの仕組みが加われば、さらにその効果は高まり、X(Twitter)は最高の動画を配信・共有できるプラットフォームになっていくのではないでしょうか。

この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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