Facebook、「スライドショー動画広告」を発表

2015/11/11

Facebook社は、2015年10月29日に複数枚の静止画を組み合わせて軽量な動画広告を制作できる「スライドショー動画広告」の提供を発表しました。モバイルを含むさまざまな機器で、より簡単に動画広告の取り扱いが可能になります。

■スライドショー動画広告とは

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「スライドショー動画広告」では、3~7枚程度の画像を用意するだけで、最長15秒間で次々に表示させる形式の動画広告を簡単に作成できます。

そのため、動画制作の煩わしさや費用といった問題を抱えることなく、高品質の動画を簡単に作成したい広告主に適しています。

また、通常の動画広告よりもファイルサイズが小さいため(動画広告の約5分の1のファイルサイズ)、回線速度が遅い環境(特にモバイル)や、ローエンドの機器を利用しているユーザーを対象にブランドキャンペーンを開始または拡張することができ、快適に広告の視聴が可能となる見込です。

スライドショーには、手持ちの写真、イラスト、動画から切り出した静止画、Facebookのストック画像ライブラリなどが利用可能です。

音声は出ませんが、広告については、同社の広告作成ツールAds Createで簡単に作成でき、画像にテキストでコピーを書き込むこともできます(キャプションも付けられます)。またスライドショー動画広告は動画広告と同様にニュースフィード上で自動再生されます(ループ再生はしません)。

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米コカ・コーラ社がケニアとナイジェリアでスライドショー動画広告を配信した結果、2500万人にリーチし、ケニアでの広告認知度が10ポイント向上したという結果も出ています。

■最後に

軽視しがちですが、動画、静止画問わず、読み込みにどれくらいの時間がかかってしまうかということは非常に重視すべきポイントだと思います。

広告が表示されるまでに時間がかかってしまったり、動画であれば開始後に途中で止まってしまいスムーズに最後まで視聴ができなかったりすると、ユーザーはストレスを感じ、離脱率はグッと上がってしまいます。

今回リリースされた「スライドショー動画広告」については、高品質の動画を簡単に作成可能、通常の動画広告よりもファイルサイズが小さいため回線速度が遅い環境に適しているという観点から、広告主とユーザーの両方にメリットのある広告として、今後、重宝される広告メニューとなるのではないでしょうか。

この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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