Instagramでの広告展開における成功事例まとめ〜Facebook For Businessより〜

2015/11/12

Instagram広告を開始したのはまだ記憶に新しいですが、今年だけで400以上のキャンペーンが実施され、その効果は大きなものとなりました。

調査会社ニールセンの出す標準的な広告想起率は6ポイント程度というのに対し、Instagramを活用したキャンペーンの平均は17ポイントと実に標準の2.8倍となっており、97%もの割合で広告想起率の高いキャンペーンが存在します。

広告画像サイズは縦長と横長に対応したり、動画は30秒まで可能となったり、よりブランドや商品のストーリーを表現豊かに伝えられるようになってきていることも要因でしょう。

では実際にFacebook For Businessで紹介された3カ国5つの事例について見てみましょう。

■CCTV NEWS …中国/ニュースメディア

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参考URL:https://www.instagram.com/cctvnews/

中国の国営テレビ局CCTVが運営する英語ニュースチャンネルです。「世界のニュースを中国目線で届ける最高のニュース」として、タグライン「Taking you further (もっとあなたに伝えたい)」による広告と多様性にとんだ質の高い15秒動画広告を配信しました。

ブランド認知率は4ポイント向上し、在米の370万人の若者へのリーチを達成しました。

■THE ICONIC …オーストラリア/パレルブランド

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参考URL:https://www.instagram.com/theiconicau/

認知度を高めて秋冬コレクションの販促活動のためInstagram専用にクリエイティブを作成されました。

オーストラリアの大自然をバックに映し出される商品は印象的にターゲット層へ届き、そこからさらに絞ってダイレクトレスポンス型のFaceboook広告を打ち出しました。

両広告を見たユーザーはFacebook広告だけに比べコンバーション23%、購入金額25%アップという大きな差を生み出すこととなりました。

■土屋鞄製造所…日本/革製品ブランド

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参考URL:https://www.instagram.com/tsuchiya_kaban/

こちらは革鞄や革小物を製造販売しており、ブランディング確立のため広く知ってもらおうと広告を配信しました。

作り手と使い手の両方から愛される製品というストーリーを伝えるための工夫として、2種類のクリエイティブを用意。1つはモデルが製品をそっと抱えて「こいつが、好きなんです。」「このこが、好きなんです。」などキャッチコピーを加えるものです。

もう一つは文房具の中に並べた名刺入れの写真に「仕事に欠かせない、わたしの相棒。」という文言で表現したものでした。

非常にシンプルながらInstagramユーザーの心に響いた”作品”ともいえるクリエイティブとなっています。具体的な効果としては、リーチ数50万人、広告想起率29%、ブランド認知度6%がそれぞれアップし、数字に顕著に表れています。

■フィラデルフィア…オーストラリア/食品メーカー

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参考URL:https://www.instagram.com/phillyaus/

クリームチーズでおなじみのメーカーですが、商品のラインナップの一つ「Pourover」のイメージチェンジを目的に、クリスマス用のアイディアレシピを届けました。

夏に関連したアイテムをクリームチーズでかたどった写真の投稿を試験的にクリスマス前の8週間で実施し、事前に「Pourover」と「アイディアレシピ」の結びつきをユーザーにイメージさせることができたため前年同期比売上41.8%アップとなりました。

■Snail Games …中国/ゲームソフトメーカー

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参考URL:https://www.instagram.com/taichipandaen/

クリエイティブな人間で作られた空間で、ターゲットを15~40歳の男性に絞り、アクションRPGモバイルゲーム「Taichi Panda」の認知向上のため配信しました。

放映中のTVCMに出演の人気女性格闘家Ronda Rouseyを動画広告でも起用し配信した結果、ターゲット層のうち広告ありグループとなしグループでは前者の指標がそれぞれインストール数339%、アプリ内購入1.5倍と大差をつけての好結果となりました。

以上の事例の通り、Instagramのクリエイティブな空間の特徴を理解し、適切な広告を打ち出すことでユーザーは素直に反応してくれます。その効果はブランドの認知にとどまらず、商品購入、自社サイト訪問、アプリのダウンロードなどコンバーションに直接的につながるアクションを起こします。

進化を遂げているInstagram広告は今後ますますユーザーの心を感化するクリエイティブ作成を後押ししてくれることでしょう。

参考URL:

https://www.facebook.com/business/news/Moving-metrics-that-matter-on-Instagram-jp

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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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