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2014.04.21

LINEの費用対効果ってどうなの?LINEのファン獲得単価はやっぱり低そう!【試算結果を公開】

LINE公式アカウントのファン獲得単価はかなり低そうです。

LINE 運営 費用対効果

ごきげんよう秘書です。

LINEの新展開サービス「ビジネスコネクト」が注目されているためか、弊社では問い合わせが急激に増えておりまして企業のLINEアカウント導入に関心が集まっているようです。

LINEは今後の新しい施策として検討される方が多いと思いますが、気になるのがコストと費用対効果。

ラボでは以前、こちらの記事(→低コストで運営できるのは?LINE公式アカウントとLINE@の違いでもLINEビジネスアカウント導入の必要経費を公開していましたが、

今回は事例にみるLINE公式アカウントの運営コスト・ファン獲得単価の試算をまとめてご紹介します。ぜひ今後のご参考になればと思います。

    ■目次

    1.LINE公式アカウントの導入・運営に必要なコスト

    2.LINEのファン獲得単価を試算した

    3.試算結果から分かること【ファン獲得単価】など

    4.LINEの友だち獲得単価の安さの理由

1.LINE公式アカウントの導入・運営に必要なコスト

まず初めに、公式アカウントをはじめて導入するのに必要な初期費用・それ以降の継続費用の基本プランをおさらいしましょう。

公式アカウント導入・運営費用の概要

公式アカウント導入・運営費用概要
(1)初期費用
  (エントリープラン)
4週間:800万円~
※推奨されるのは12週1,000万円プラン
(2)月額メッセージ配信費用
  (継続プラン1年目)
250~1,775万円
(3)アカウント連携型
スタンプ配信費
8種類:2,000万円
16種類:2,500万円

(1)初期費用(エントリープラン)

導入時の初期費用設定で推奨されているのが、12週間(3ヵ月)で1,000万円のプランです。

それ以外のプランもあわせて記すと、こんなかんじです。

 4週800万 / 8週1,200万 / 12週1,000万(お得な推奨プラン) / 12週1,500万

各プランの違いは、できること = メッセージ・タイムラインへの最大投稿数がプランごとに限定されており、月5~15投稿で割り振られています。

(2)月額メッセージ配信費用(継続プラン)

(1)の初期プランがだいたい3ヵ月程で終了すると、“継続1年目”のメッセージ配信プランに移行できます。

初期3ヵ月の運営で獲得した友だち数の規模によって、継続プランの基本金額が変わり、さらに1ヶ月の内に何回『メッセージ配信・タイムライン投稿』したいか(月4回配信までは基本料金に含む)の見積もりが加算されて、月の継続運営費が決まります。

だいたいの費用感でいうと、

 友だち30万人まで:月250万 / 100万人まで:月500万 / 200万人まで:月700万 …

といったところ。

(3)アカウント連携型スタンプ配信費

「アカウント連携型スタンプ」とは、公式アカウントが“友だちに追加”されることで無料スタンプがユーザーに配布されるプロモーションをいいます。

無料スタンプは、1回の配布で8種・16種の2種類からプランを選べます。

2.LINEのファン獲得単価を試算した

次に、運営中の公式アカウントが月にどのくらいコストがかかっているのか、ファン(友だち)獲得単価を試算で出してみました。

▼LINE公式アカウント運営費用・友だち獲得単価試算※クリックで拡大

LINE 費用対効果 運用

※非常におおまかな概算であり、指標・数値・状況設定は独自に仮定したもので、今回はガイアックス公式のフレームワークに基づいたものではありません。

指標・数値における留意点

指標・数値の設定における留意点

 (*1) 友だち数:2014年3月末時点の友だち数。ここではブロックされている分も含む。

 (*2) 運用期間:アカウント開設から3月末までの期間

 (*3) 年間運営費:エントリープランを1,000万(3ヵ月)、継続プランを1,000万/月(保有友だち数300万人以上・メッセージ配信数は平均的な月2,3回にあたる設定のプランが月1,000万)×9か月継続9,000万を合わせて1年間の運営費を算出。

 (*4) スタンプ配信費:アカウント連携型スタンプ配信(8種類)2,000万×運営期間中に配信された回数。

 (*5) 制作費:プロフィール画像・カバー写真・投稿画像などの制作タスクを、外注した場合に想定される金額。

 (*6) 広告費:店頭用フライヤー制作など小規模な広告費として設定した金額。

 (*7) 人件費:ソーシャルアカウント運営者・意思決定者・アルバイトなどの工数を合算した場合に想定される金額。

 (*8) 「1年間にかかる運営費用(*3)/12ヵ月」として月間費用に換算。

 (*9) CPF:Cost Per Fan. 1ファンを獲得するのに必要な費用。

試算に入れたアカウントの条件

試算に入れる公式アカウントの選定条件など

 ※ブランディング・PRを目的としているアカウントではなく、顧客向けにクーポン・セール情報を配信するなど、自社ECサイトへの誘導・店舗送客を目標とした施策をおこなっている。

 ※アカウント開設から1年未満の初期段階にあり、大きくキャンペーンプロモーション・広告運用にコスト投下していない。

 ※スタンプ配布したことがあるアカウント。また、配布したことがないアカウントも比較のために選択。

 ※継続1年目プランは、月1,000万円を設定。(【月2回のメッセージ配信・タイムライン投稿】のアカウントが比較的多く、その条件にあたるプランを多めに見積もって月1,000万円を採用)

 ※導入費用は、エントリープラン12週(3ヵ月)1,000万円を採用。

※友だち数300~500万人にあたるアカウント。(スタンプを1回配布すると獲得できるとされる平均的な数値)

3.試算結果から分かること【ファン獲得単価】など

友だち数の増加に比例して月額費用も大きくなる

すでにお分かりのとおり、積極的な運営をしている公式アカウントの多くは大手企業であり、試算結果によると月1,000万レベルでLINE運用に投下しているということが分かります。

スタンプ配信施策を行うと必然的に友だち数は急増しますが、それに伴ってイニシャルコストも増加していく仕組みだからです。

試算には、スタンプ施策を行って多数友だちを保有するアカウントを採りあげているのですが、スタンプ配信をせずできるだけコストを抑えた運用パターンも当然ありです。

※ローカルビジネス向けアカウント『LINE@』は、低コストで導入・運営が可能です。

安っ!LINEのファン獲得単価は約30円台?

アカウントが運営期間中に獲得した友だち数と基本的な運営費用から、CPF=ファン(友だち)獲得単価を出してみたところ、1ファンを獲得するのに必要な費用は30円前後という結果となりました。

Facebookのファン獲得単価と比較すると、Facebookの場合は平均して200~300円。(広告運用費含んで)

もちろん広告費や人件費など、導入企業によって獲得単価は変動しますが、LINEのファン獲得単価はかなり低そうという印象です。

4.LINEの友だち獲得単価の安さの理由

LINEは広告出稿がマストではない

ファン獲得単価の安さの理由のひとつに、Web・アプリ上で広告出稿をするアカウントは実際少なく、広告費用を低く見積もれるという点があります。

基本の公式アカウント運営のPR施策は、まず自社サイト・SNS上で行う場合がほとんど。

LINEアプリ上に広告表示させたり、外部サイトへの広告表示も可能ですが、まだLINE運用は普及状況的に試し運転の段階だからかもしれません。

※試算ではその運用分を制作費・人件費に含めており、広告費においては例えば店頭用フライヤー制作など小規模な設定として計算しています。(LINEとコラボしたキャンペーンプロモーションなど大規模な施策をしているアカウントは一部)

有効友だち数を獲得しやすい

また、友だち数の圧倒的な多さが、獲得単価の低さの理由にもなっています。

LINEユーザーの規模が大きいため、無料スタンプを1回配信すると300~500万人の友だちを一気に獲得しているアカウントが多数あり、試算にはそういったアカウントを含んでいます。

LINEでクーポンなどお得な情報がもらえるという施策・利用の拡大もあり、気軽に友だちに追加しやすい仕様がLINEの特徴でもあります。

友だちの多くに情報がリーチする

LINEでは、その仕組み上 Facebookのエッジランクのように、投稿のリーチが大きく限定されるということはありません。

ですが、友だちにブロックされてしまうと情報は届かないので、ブロック数は多少なりとも考慮すべき。

基本的なロジックとしては友だち追加される =「情報を届けることができる有効なファン」になるため、ここでは獲得友だち数をそのまま有効なファンとして計算しています。

まとめ/最後に

ファン獲得単価だけでは、ソーシャルメディア活用指標にはなりませんし、かなりざっくりな試算ですが、1ファン獲得単価約30円にいたる仮定・設定は、そんなにかけ離れていないはずです。

スタンプ配信など施策せずに友だち数が少ない場合、もしくは大きくコスト投下すると仮定したとしても、ファン獲得単価は100円~200円などの低さに収まるとみています。

今回は記載しませんでしたが、LINEは友だち数の母数規模が多いので、メッセージ投稿に記載したURL(自社ECサイトなど)への流入・CV数が非常に多いという試算結果も得られています。

LINEはクーポン開封率などが平均と比べて高く、売上にもかなり貢献しているようで、取り組みによっては費用対効果はかなり高いようです。

また今回は、大手企業に人気が集中している公式アカウントの場合ですので、新たにLINEのビジネス活用を検討される場合には、LINE@やビジネスコネクトなどの連携も視野に入れたいところです。


以上、『LINEの費用対効果ってどうなの?LINEのファン獲得単価はやっぱり低そう!【試算結果を公開】』でした。

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