候補者のX(Twitter)利用率は100%!アメリカ中間選挙とソーシャルメディアに関する7つのデータ。

2014/11/07

ネット選挙の普及がどんどん進んでいます。

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米国時間の11月4日に、アメリカで中間選挙が開票されました。上院・下院ともに、共和党が過半数を確保するという結果になりましたね。

ネット選挙という観点では日本よりも大きく進んでいるアメリカですが、今回の選挙ではソーシャルメディアがどのぐらい関わったのでしょうか?

今回の記事では、2014年中間選挙におけるソーシャルメディアに関する7つのデータをご紹介します。ネット選挙とSNSの普及率について参考になるデータも沢山ありますので、是非ご一読ください。

■目次

2014年アメリカ中間選挙におけるSNSに関する7つのデータ。

1.スマホを使って選挙情報を取得している人は28%

(※画像引用:http://www.pewinternet.org/2014/11/03/cell-phones-social-media-and-campaign-2014/

2010年は全体で13%だったのが、今年は倍以上の28%になりました。

2.候補者の誰かをSNSでフォローしている人は16%

(※画像引用:http://www.pewinternet.org/2014/11/03/cell-phones-social-media-and-campaign-2014/

2010年は全体で6%しか居なかったのが、今回は16%の人が誰かしらの候補者をフォローしていると回答しました。

3.SNSでフォローする一番の理由は「情報が早いから」

【アンケート】SNSで候補者をフォローする一番の理由は?

41%

    1. :他の人よりも早く情報を取得できるから

35%:候補者との距離がより近く感じるから

26%:従来のメディアのフィルターを通さずに情報を取得できるから

(ソース:http://www.pewinternet.org/2014/11/03/cell-phones-social-media-and-campaign-2014/

4.特に30~49歳の層のSNS普及が進んだ

30~49歳の層が最も選挙に関してスマホ利用率が高く、40%がスマホで情報収集し、21%が誰かしらの候補者をフォローしています。

(ソース:http://www.pewinternet.org/2014/11/03/cell-phones-social-media-and-campaign-2014/

5.候補者の100%がX(Twitter)を使っている

候補者が使っているSNSランキングを、海外WebサービスのAUGUREが発表しました。

(※画像引用:http://www.augure.com/blog/senate-elections-influencers-20141104
    1. X(Twitter):100%(!)

Facebook:98.6%

Youtube:87.5%

Instagram:26.4%

Flickr:20.8%

Google+:6.9%

LinkedIn:5.6%

6.期間中最もメンションされた候補者は44319回

最もX(Twitter)でメンションされた候補者は、民主党のAlison Lundergan-Grimesさんの44,319回。

他の候補者も主に、ディベートの直後にメンションが伸びる傾向があったとのことです。

(※ソース:http://www.augure.com/blog/senate-elections-influencers-20141104

7.選挙日のFacebookの反応数は計8500万

選挙日当日は、Facebook上で約2700万人のユーザーが、いいね!・コメント・シェアなど、合わせて8500万以上のアクションを起こしました。

話題になったトップ5のトピックは、以下の通りです。

1位:Marijuana(マリファナ)

2位:Taxes(税金)

3位:Obamacare(オバマケア)

4位:Education(教育)

5位:Voter fraud(不正投票)

(ソース:http://media.fb.com/2014/11/05/43-million-people-joined-the-election-conversation-on-facebook/

SNSで大きな盛り上がりを見せた中間選挙

以上が、今回の中間選挙に伴い見えてきたSNSに関するデータです。

やはり最もインパクトが強いのは、候補者全員がX(Twitter)を使っているという事実ですね。X(Twitter)でファンと日頃から繋がることは、もはや必須と言えるでしょう。

Facebookの普及率の高さも想定内ですが、Youtubeを利用している候補者が非常に多いという点も興味深いですね。動画の波が来ているとよく言われていますが、政党キャンペーンにおいても、動画活用は決して無視できないものとなっています。

またSNSで候補者をフォローする理由に、フィルターがかかっていない情報を取得できると回答した人が多かったことも気になります。政治においても、ユーザーは欲しい情報を自ら取捨選択する流れが来ていると言えそうですね。

期間中Facebookには『I’m voting』ボタンが登場

選挙期間中には、Facebook上でアメリカのユーザーに、選挙を行くことを促すポップアップが表示されました。

(※画像引用:http://allfacebook.com/election-day-im-a-voter-voting-across-the-nation_b135861

ポップアップに表示されている「I’m a Voter(投票に行きます)」ボタンを押すと、友達のニュースフィードに「投票に行きました」という情報が流れる仕様になっています。

Facebook上でユーザーに投票を促すだけでなく、友達が投票に行ったという情報も流れるので、「え、あいつが投票に行ったの?」という驚きもあり、より多くの投票数が期待できそうですね。


今回は、データで見えてくる中間選挙のSNSでの盛り上がりについてまとめました。個別の候補者のキャンペーンについても、何か面白い施策があれば紹介していきたいと思っています。

以上、『候補者のX(Twitter)利用率は100%!アメリカ中間選挙とソーシャルメディアに関する7つのデータ。』でした。

この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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