軽量版アプリ『Facebook Lite』が登場。X(Twitter)の30秒動画・グループDMなど最新SNSニュースまとめ。

2015/01/30

ここ数週間のソーシャルメディアの動きをまとめました。

新年が始まって一ヶ月が経とうとしていますが、各ソーシャルメディアは早速様々な動きを見せています。

Facebookは、ニュースフィードに流れる釣り投稿を報告できるようになる機能と、簡易版Facebookアプリ『Facebook Lite』のリリースを、先週と今週発表しました。

X(Twitter)は1月28日に、任意の人とグループトークができるグループダイレクトメッセージと、X(Twitter)上で録画・投稿できる30秒の動画機能の追加を発表し、LINEは最後まで動画を視聴することで無料スタンプがもらえるLINE マストビュースタンプを導入するなど、ここ数週間に発表された注目のソーシャルメディア関連のニュースをご紹介してます。

■目次

1.ニュースフィードの「釣りリンク」を報告できるようになる

2.簡易版Facebook「Facebook Lite」が登場

3.X(Twitter)にグループチャット機能と30秒の動画が登場

4.動画視聴後にもらえる「LINEマストビュースタンプ」

1.ニュースフィードの「釣りリンク」を報告できるようになる

Facebookは、ニュースフィードに流れるいわゆる「釣り投稿」に対応するアップデートを発表しました。

『ここをクリックしたら○○円ゲットできます!』といった投稿や、完全な釣り目的の『○○が発覚!!』といったデタラメが書かれているリンク投稿に対して、「この投稿は虚偽の情報を含んでいます」という報告が各ユーザーからできるようになります。

▼投稿に対する『報告』の中に、新しい選択肢として追加されるのだと思われます。
(※画像引用・編集:http://newsroom.fb.com/news/2015/01/news-feed-fyi-showing-fewer-hoaxes/

そしてこの報告が一定数寄せられた投稿には、投稿の上部に「この投稿は虚偽の情報を含んでいると多くの人が報告しています」と表示されるようになります。

▼投稿上部に『この投稿は多くの人が虚偽の情報を含んでいると報告しています』という表示が。
(※画像引用:http://newsroom.fb.com/news/2015/01/news-feed-fyi-showing-fewer-hoaxes/

完全にフィードから消すわけではなく、他のユーザーに「告知」する形でこういった投稿に対して措置を取ってきました。クリックすべきかどうかの判断基準になりますし、投稿が本当の釣りなのか、はたまたただのネタ投稿なのか、といった判断はユーザーに委ねることになります。

2.簡易版Facebook「Facebook Lite」が登場

Facebookは日本時間の1月26日、Androidスマートフォン向けの簡易版アプリ「Facebook Lite」をリリースしました。

アプリが公開されるのは、バングラディシュ・ベトナム・ナイジェリア・ネパール・南アフリカ・スーダン・スリランカ・ジンバブエの8か国。アプリの容量は1メガバイト以下で、接続には2G回線を使用します。

CNBCは、今年中のインドのモバイルFacebookユーザーは1億人を超え、またアフリカに居る1億のユーザーの約8割はモバイル経由でFacebookにアクセスしていると発表しています。

パソコンよりもモバイルの方が普及しており、且つ端末がそこまで高品質ではない国向けに、機能が限られている端末でも快適に動くアプリをリリースし、これらのエリアのユーザー獲得を一気に狙っていくようですね。

3.X(Twitter)にグループチャット機能と30秒の動画が登場

X(Twitter)は1月28日に、グループダイレクトメッセージ30秒の動画機能のリリースを発表しました。

グループダイレクトメッセージ機能とは?

LINEのグループトークのような感じで、X(Twitter)でもフォロワー達とグループチャットができるようになります。

(※画像引用:https://about.twitter.com/ja/directmessages

このグループDM機能ですが、いくつか注意点があります。

グループに招待できるのは自分のフォロワーのみで、招待した人のフォロワーも参加することができます。

ですが、参加メンバーの誰かにブロックされている人はそのトークに入れない、というちょっぴり恐ろしい仕様もあります。

仲が良いと思っていたみんなだけど、誰かがあの人をブロックしている…といった感じでなんとも微妙な空気になることもあり得そうなので、少々心配な機能ではあります。元々X(Twitter)はオープンであると同時に、カギ付きの匿名アカウントを使用するなどして、かなりクローズドな使い方もできるSNSなので、そういった各ユーザーのクローズドな関係が少し表に出てきてしまう機能になるかもしれません。

Vineとは違う30秒の動画機能

X(Twitter)は、近々X(Twitter)上で30秒の動画を撮影できる機能を追加するとも発表しました。

(※画像引用:https://about.twitter.com/ja/videos-on-twitter

Vineとは違い動画は最大30秒で、X(Twitter)上で撮影・編集・アップロードの作業が行えます。またFacebook動画とは違い自動再生はされず、動画のサムネイルをタップすることで再生されます。

Vineは6秒という絶妙の短さがヒットの要因だと感じているので、この30秒動画がどのぐらい使われるかには注目しています。またグループDMはかなりLINE寄りの機能なので、どちらも他サービスと少し似ている新機能を追加し、X(Twitter)上だけで全てが完結するように推し進めていく狙いがあるのではないかと推察できます。

動画機能とグループDMは今週から提供が開始され、近々全ユーザーが利用可能になるようです。まだ自身で利用できないユーザーも、導入が開始されている他のユーザーが投稿する動画や招待されたグループDMは利用できます。

4.動画視聴後にもらえる「LINEマストビュースタンプ」

LINEは、ユーザーが動画を最後まで視聴するとプレゼントとして無料スタンプがもらえるLINE マストビュースタンプの配信を開始しました。

(※画像引用:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000275.000001594.html

動画広告の課題の1つに「いかに最後まで視聴者に動画を見てもらうか」がありますが、「無料スタンプ」という明確なインセンティブを付けることでその問題の解決を図る動きとなります。動画を見せたい企業と、スタンプが欲しいユーザーのどちらにもメリットがある機能ですね。


以上、『軽量版アプリ『Facebook Lite』が登場。X(Twitter)の30秒動画・グループDMなど最新SNSニュースまとめ。』でした。

この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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