3つの運用方法別に学ぶ、Instagramを効果的に活用している企業事例6選

2015/05/13

2015年に入り、盛り上がりをみせつつあるInstagram。5月8日には日本でもInstagram広告配信が発表され、今後ますます動向が気になるソーシャルメディアとなりました。

FacebookやX(Twitter)をマーケティングやソーシャルリスニングに活用している企業は多いかと思いますが、いざInstagramを同じように使おうとした場合、勝手が違うためどうしていいのかわからないという方も多いと思います。

今回はInstagramをうまく活用している企業アカウントについて、3つの運用方法別に解説していきます。

■目的に合わせたハッシュタグの活用法

・Toys”R”Us|トイザらス 公式

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アカウント名:toysrus_jp

URL:https://instagram.com/toysrus_jp

フォロワー数:2,371人

おもちゃで有名なトイザらスアカウントでは、ハッシュタグの使い方に特徴があります。

基本的な検索機能のないInstagramでは、ハッシュタグに多くのユーザーが想起しやすいワードを設定することでユーザーを誘導することが多いですが、トイザらスではオリジナルのワードをハッシュタグとして設定し、コミュニティ化を図っているようです。

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例えば「#親バカ」「#親バカ部」といったハッシュタグでは、親の愛情が伝わってくるような可愛らしい子どもたちの写真が多く投稿されていることがわかります。「親バカ」を自称するユーザーたちのコミュニティとなっています。

また、「#妊娠」「#妊婦」といった、特定のユーザーが情報収集のために使うようなハッシュタグを投稿に入れ込むことで、ユーザーをタイムラインに呼び込んでいるようです。

・UNIQLO GINZA店 公式Insta

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アカウント名:uniqlo_ginza

URL:https://instagram.com/uniqlo_ginza

フォロワー数:327,000人

カジュアルファッションブランドのユニクロ。銀座店オリジナルのアカウントでは独自のハッシュタグを使用することで、企業側が使ってほしいハッシュタグをユーザーに呼びかけています。

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例えば「#ユニジョ」「#ユニオ」などが挙げられます。また「#全身ユニクロ」といった、ネット上でネタ的な使われ方をしている言葉をハッシュタグとして取り入れているのも特徴的です。

■コメント欄を使ったユーザーとのコミュニケーション

・BEAMS

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アカウント名:beams_official

URL:https://instagram.com/beams_official

フォロワー数:919,000人

男女ともに人気のあるファッションブランド・BEAMSでは、ユーザーからのコメントに対して積極的に反応しており、その丁寧な対応がファンをより濃いファンへすることに役立っているようです。

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コメント欄では投げっぱなしにならないよう、コミュニケーションがきちんと完結するまで対応を続け、ユーザーからのヒアリングも積極的に行なっているのが特徴的です。

・ことりっぷ

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アカウント名:cotrip_official

URL:https://instagram.com/cotrip_official

フォロワー数:6,956人

女性にダントツの人気を誇る旅行ガイド誌のことりっぷでは、商品としてのことりっぷについて運営からは紹介することはせず、「旅行」というテーマについて、ユーザーからの疑問に答えていくスタイルを取っています。

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直接的に本誌のプロモーションはしていませんが、旅行についてコミュニティ化することで間接的に宣伝効果が発揮していくのではないでしょうか。

■連続性・物語性を持たせた投稿

・北欧、暮らしの道具店

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アカウント名:hokuoh_kurashi

URL:https://instagram.com/hokuoh_kurashi

フォロワー数:137,000人

北欧のデザインフルなインテリアやアイテム、料理の美しい写真が人気のウェブサイト「北欧、暮らしの道具店」。物語性のある投稿が特徴的です。

例えば料理。まず完成した料理の写真を投稿し、続いて4分割された製造過程の写真を投稿しています。後の写真にはレシピも記載してあり、続けて読みたくなり、思わず作りたくなってきます。

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同様にスタッフが使っているカバン(製品)を紹介した後に、中身を公開した写真を投稿するという連続投稿もあります。

・MAZDA Canada

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アカウント名:mazdacanada

URL:https://instagram.com/mazdacanada

フォロワー数:4,377人

車のメーカー・マツダがカナダで展開しているInstagramページでは、トップの写真フィードで見ることのできる投稿画像一覧に注目してみてください。

複数の順番に投稿された画像がパズルのピースのように揃うことで1枚の写真になるように投稿されています。投稿されるたびに少しずつズレていきますが、タイミングが合えば写真フィードには美しい1枚の写真が並ぶ仕掛けがあるのですね。

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■まとめ

各社それぞれにオリジナルな運用をしていることがよく分かるのではないかと思います。

現状では、FacebookやX(Twitter)のような直球的なマーケティングには向いていないソーシャルメディアではありますが、この度公開された広告配信の影響により、現在のようなコミュニティ形成以外の使い方ができるようになるかもしれません。

とはいえソーシャルメディアの本分はコミュニケーションです。Insutagramがユーザーとよりよい関係を築くことに向いたソーシャルメディアであることは間違いないです。

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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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