Instagramの新機能続々!8月の主要なSNSニュースまとめ

2016/09/07

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8月の主なSNSニュースを厳選して紹介します。先月はInstagramの新機能に関するニュースが目立ちました!今月に入ってからも、写真や動画が拡大できるようになったりと、Instagramのアップデートはまだまだ進むようです。それでは先月のSNSニュースをおさらいしていきます。

    ■目次

  1. 全般
  2. Facebook
  3. Instagram
  4. X(Twitter)
  5. LINE
  6. Snapchat
  7. まとめ

全般

国内のSNS利用者、普及率69.3%

株式会社ICT総研は16日、「2016年度SNS利用動向に関する調査」の結果を発表しました。日本国内におけるSNSの利用者(アクティブユーザー)数は2016年末に6872万人に達し、国内インターネットユーザーにおける普及率は69.3%になるとみています。
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引用:http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1015161.html

SNS利用者はもともと10~20代の若年層が多かったですが、SNS利用が当たり前になってきたことで40~50代以上の年齢層にも拡大しており、登録者数・利用者数ともに増加傾向が見られます。このまま普及が進めば、さらに2017年末には7204万人(普及率72.0%)、2018年末には7486万人(普及率74.7%)に増加するとの予測です。
40代から50代もSNSを使うのが当たり前になってきました。購買力のある世代もSNSを利用するようになるので、SNSマーケティングの重要性はより増していくでしょう。

■参照
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1015161.html

バズの正体とは

「バズマーケティング」は、マーケティングモデルを根本的に変えるものになるでしょう。呼び名は変わるかもしれないですが、この「バズ」と呼ばれるものの位置付けはますます重要になってきます。その理由は、バズの正体が“新たな手法の誕生”ではなく、“人というメディアの台頭”だからです。
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引用:http://www.advertimes.com/20160824/article232291/2/

ソーシャルメディア時代の現代、ソーシャルメディアは「人」の発信力を高めて、「人」をメディア化しました。「人」はコントロールが難しい一方、信頼性が非常に高いという特徴があります。
バズマーケティングをうまく活用するためには、「人」というメディアを、メディアとして正しく理解して活用できているのかどうか、を考える必要があります。

■参照
http://www.advertimes.com/20160824/article232291/2/

Facebook

スライドショー広告に新機能

Facebookは23日、2015年10月から導入している「スライドショー広告」について、新機能を導入すると発表しました。今回の機能追加により、広告ビジュアルにテキストや音楽を追加することができるようになったほか、Androidデバイスでも広告作成が可能になり、Facebookのストック画像も使用可能となります。
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引用:http://www.rbbtoday.com/article/2016/08/25/144631.html

「スライドショー広告」によって、動画を数クリックで軽量化することが可能となり、低帯域幅のネットワーク接続を使っているユーザーにも、簡単かつ効果的に動画素材を配信することが可能になっています。
「スライドショー広告」は、去年2015年10月に発表されて以来、安くて簡単に作れる動画広告として反響も良く、今では300万もの広告主に利用されています。今までコスト面から動画広告を諦めていた企業様もチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

■参照
http://www.rbbtoday.com/article/2016/08/25/144631.html

新しいクリックベイド対策

米Facebookは8月4日(現地時間)、ニュースフィードのアルゴリズムをまた変更し、クリックさせることを目的にした思わせぶりなコンテンツの表示をさらに減らすと発表しました。これまでもクリックベイトはニュースフィードで最大の苦情の原因で、Facebookは長年対策をしてきました。
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引用:http://jp.techcrunch.com/2016/08/05/20160804facebook-clickbait/

今回のアルゴリズムのアップデートはFacebookが最近発表したニュースフィードの価値という考え方に沿ったものです。価値の判定に用いられる5つのカテゴリーのひとつは「コミュニケーションの正統性(“Authentic Communication)」です。これは「友達と家族を優先」することを指します。先月のフィード・アルゴリズムの変更で新たなパブリッシャーの表示順位が下げられたのもこの考えに基づくものです。
今回のクリックベイト対策が功を奏すれば、正当と認められたパブリッシャーの掲載するニュースへのトラフィックはアップするでしょう。投稿されたURLがクリックベイトではないと安心できればクリックするユーザーは増えるはずです。

■参照
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1608/05/news081.html
https://wirelesswire.jp/2016/08/55499/

Instagram

Snapchatに似た新機能リリース

Instagramが米国時間8月2日、新機能「Instagram Stories(インスタグラム ストーリーズ)」を発表しました。シェアした写真や動画は、ユーザーのストーリーとしてスライドショー形式で表示されます。SnapchatのStoriesに類似していると指摘されています。InstagramのCEOのケビン・シスストロムも「すべての功績はSnapchatのものだ」と発言しています。
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引用:http://jp.techcrunch.com/2016/08/03/20160802silicon-copy/

Instagram Storiesの本当のターゲットは、Snapchatの楽しげなツールや形式に関心があるけれど過去に使ってみて定着しなかった人、あるいは10代向けのツールだと割り切った人、また使い方を覚えるのに時間がかかりすぎると思った人たちとのこと。
Instagramのそれなりに使える機能ではSnapchatに致命傷を与えることはできませんが、Snapchatが今後拡大する力を奪うことにはなるかもしれません。また、Instagram Storiesでは多くの芸能人やインスタグラマーの日常を見ることができるので、Snapchatを使っている人でも利用したくなるでしょう。

■参照
http://www.gizmodo.jp/2016/08/85snapchatinstagram.html
http://jp.techcrunch.com/2016/08/03/20160802silicon-copy/

3つのビジネスツールが導入

Instagramは、8月15日(米国時間)、ビジネスコミュニティに向けてビジネスツール「ビジネスプロフィール」「Instagramインサイト」「投稿の宣伝」を導入することを発表しました。 なお、これらのビジネスツールは、アメリカなどの国ではすでに今年5月に発表・導入されています。今回、「ビジネスプロフィール」「Instagramインサイト」は全世界で、「投稿の宣伝」は日本を含む35か国でも利用が可能となりました。
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引用:http://ja.newsroom.fb.com/news/2016/08/instagram_businesstool/

「利用者とつながる方法を選択できること」、「インサイトを得ること」そして「新規顧客を見つけること」という3つの課題を解決すべく、今回新しいツールが導入されました。

Instagramインサイトでは、フォロワーについての情報やフォロワーがオンラインの時間帯などがわかります。また、作成した特定の投稿に関するインサイトを見て、それぞれのパフォーマンスや利用者のリアクションなどを確認できます。Instagramを利用する企業は今後、インサイトのデータを分析した上で、企画・投稿することが必要になるでしょう。

■参照
http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1608/16/news080.html
http://markezine.jp/article/detail/25005

「検索」にイベント動画表示へ

米Facebook傘下のInstagramは8月17日(現地時間)、公式アプリの「検索」で新しい動画チャンネル「イベントチャンネル」を表示するようにしたと発表しました。まずは米国で開始し、近いうちに他の地域でも提供する計画です。
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引用:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1608/18/news065.html

イベントチャンネルは、ライブコンサートやスポーツイベントなどのイベントに関する動画を集めたチャンネルです。ユーザー履歴を反映したアルゴリズムによって、ユーザーが好みそうなイベントの動画を自動的に選んで表示します。
過去6カ月の間に、インスタグラム上での動画視聴時間は150%増加しています(2016年6月時点)。この機能が追加されたことで、より動画視聴時間は上がっていくでしょう。

■参照
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1608/18/news065.html

X(Twitter)

新機能クオリティーフィルターなど

X(Twitter)が、通知に関する新機能追加を発表しました。通知対象となる相手を選択する機能「クオリティーフィルター」の2つです。これにより、自分のツイートが多数リツイートされた際に次々と通知が届く問題が解消されるほか、通知タイムライン上での繰り返しツイートなどを非表示にできます。
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引用:http://japanese.engadget.com/2016/08/18/twitter/

X(Twitter)が、「脅迫」や「攻撃」「迷惑」にあたる、あるいは「投稿した人物が不審」だと判断した投稿は表示されなくなり、より安全にX(Twitter)を利用できるようになりました。便利な機能ですが、見知らぬ人と交流する機会は減るかもしれません。フォロー関係にない相手から届く意見も悪いものばかりと限らず、新しい考えを知るきっかけにもなります。そのときどきで使い分けるのが良いでしょう。

■参照
http://japanese.engadget.com/2016/08/18/twitter/
http://internetcom.jp/201435/twitter-launches-anti-nuisance-notification-function

LINE

LINE LIVE」でライブ配信を一般公開

LINEの生配信アプリ「LINE LIVE」。アーティストや企業などに限定提供されていたライブ配信機能が、ついに一般ユーザーにも開放されました。「ギフトアイテム」という新機能も追加されました。これは視聴者から配信者に送ることができる有料アイテムです。
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引用:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2016/1460

配信者は、顔の動きや表情にあわせて変わる約50種類の「LIVEスタンプ」や画面全体の色味を変更できる12種類の「フィルター」などを使って、“盛れる”配信が行なえます。このアップデートにより若年層の個人ユーザーがライブ配信をする機会も多くなりそうです。ツイキャスやニコ生、その他のライブ配信サービスの競合となるでしょう。

■参照
http://gamebiz.jp/?p=167025
http://japanese.engadget.com/2016/08/02/line-live-snow/

Snapchat

360度動画広告を導入

動画マーケティングを展開する企業がSnapchatに注目し、今回新たに360度動画広告の導入に至りました。360度動画広告の第一号は、Sony Pictures Entertainmentが手がける映画「Don’t Breathe」のトレーラー動画です。
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引用:http://getnews.jp/archives/1508757

この動画の平均視聴時間は約2分間とのこと。アテンションスパンの短いスマホにおいて、この時間は成功であると言えるでしょう。
360度動画は注目を集めています。どのように取り組んで良いのか分からないというマーケティング担当者の方も多いかもしれませんが、360°動画がメインストリームになった時に、いち早く効果的なマーケティングを展開できるように準備しておきたいものです。

■参照
http://getnews.jp/archives/1508757

まとめ

今月も多くのSNSニュースがありました。その中でもソーシャルメディアの運用担当者様が一番気になるのは、Instagramのインサイトデータが得られるようになったことではないでしょうか?今後はデータをもとにしたInstagram運用が進みそうです。

この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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