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2016.11.11

スナチャの時代は来るのか? Snapchatマーケティング勉強会レポート!

snapchatマーケティング勉強会

消える系(エフェメラル系)SNSの筆頭として、日本でも若者中心に人気を集めつつあるSnapchat。そもそもSnapchatにはどんな機能があるのか、企業のマーケティング施策にどう生かせるのか、WEB担当者の間ではこうした疑問が出てきて当然でしょう。

これらの疑問を解決すべく、ラボ編集部は10月27日(木)に行われたリクルートホールディングス様のMedia Technology Lab.が提供するスケジュール調整ツール「調整さん」主催「Snapchatマーケティング勉強会」にお邪魔して、Snapchatの第一人者のトークを拝聴しました!

本記事は登壇者の方々のトーク内容やスライド資料を参考に、編集部が情報を整理して書きました。

編集部注:11月30日に一部修正しました。

    目次

  • 登壇者の紹介
  • Snapchatの基本
  • Snapchatの企業活用事例
  • 実際、日本でSnapchatは流行るのか?
  • まとめ

登壇者の紹介

モデレーター

COMPASS編集長/SNSコンサルタント 石井リナ様

パネラー

株式会社WAVEST 代表取締役社長 松村 淳平様

株式会社PASTURE 代表取締役 カイユリコ様

株式会社CyberZ 海外事業部役員 兵頭 陽様

Snapchatの基本

数字で見るSnapchat

Snapchatは2016年6月時点でDAUが1億5000万人の大型プラットフォームになりました。

TwitterのDAUが1億3600万人であることを考えれば、どれほど大きいものか分かります。世界的な傾向として18歳から34歳まで、いわゆるミレニアル世代の支持を特に受けています。

また1日の動画視聴回数では、2015年12月時点で100億回という数値を叩きだしています。

基本機能

基本機能は下記の5つになります。

  1. スナップ
    口から虹が出るような、面白くてかわいいフレームをつけて写真が撮れる機能。ハロウィーンのかぼちゃやゾンビといった季節限定のスナップも撮れる。
  2. チャット
    LINEのように友達同士で気軽にトークできる機能。文章や写真がその場で消えてしまうのが特徴。それらをスクリーンショットで保存したり長押しによる保存機能を使ったりすると、トーク相手に通知がいく仕様になっている。
  3. ストーリー
    公開範囲を決めて自分の動画をアップできる機能。24時間でコンテンツは消えてしまう。
  4. ディスカバー
    申請に通ったメディアのみ配信できる企業独自のコンテンツ枠。24時間でコンテンツは更新される。
  5. メモリー
    自分で撮ったスナップを一時保存したり後でアップできる機能

トーク内容がすぐ消える気楽さ、ラフさがSnapchatの魅力のひとつ。日本でも、日常生活で起こった面白いことを友達と共有する場所、友達がその日どんなことをしたのかを見る場所として使う若者がいるようです。

上記のなかで、企業が特に活用できる部分はスナップ(1.)、ストーリー(3.)、ディスカバー(4.)です。

こうした機能を利用するときに注意したいのは10秒でコンテンツが消えたり、画面が縦型であったり、文字の入れ方もかわいく工夫しなくてはいけなかったりと、Snapchatが特殊なフォーマットの上に成り立つプラットフォームであるということです。ミレニアル世代に愛される、今までにない独特な仕様をWEB担当者は理解しなくてはいけません。

Snapchatの企業活用事例

広告としての利用できるのは、おもに4カ所

前項では基本的なSnapchatの機能のうち、企業がビジネス活用できる場所を簡単に紹介しましたが、ここでは企業が「広告出稿」できるところにフォーカスして説明していきます。

  1. ディスカバーのなか
  2. ストーリーのなか
    両者とも4~8枚のスライドの間に10秒前後の動画広告が挿入される。ユーザーの投稿に自然と溶け込むネイティブアドの役割といえそう。また、24時間で消えてしまうためフラッシュマーケティングとしての効果が期待できる。
  3. スポンサードレンズ
    企業限定のレンズを配信して、独自のブランド訴求ができる。
  4. スポンサードジオフィルター
    特定の場所でのみ使えるレンズ機能で、ブランド名が入ったスナップをユーザーに拡散してもらえる。

海外の広告出稿事例

PepsiCo Inc

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PepsiCO Insはディスカバーの広告枠に動画広告を出稿。企業のコンテンツ配信枠であるディスカバーですが、同社の動画は企業色を控えめにしたものになっており、ネイティドアドとして上手く機能し海外では話題となりました。

Tiffany &Co.

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Tiffany &Co.にはジオフィルターを使ったプロモーション事例があります。来店、もしくは店舗の付近300mでSnapchatを使うと限定のレンズが出てきて、スナップに同社のブランドイメージを反映するハートやメッセージをつけて投稿できるキャンペーンでした。

Michael Kors

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Michael Korsも、限定のレンズを配信。ユーザーは自分に似合いそうなサングラスをバーチャルで試着できました。女性にターゲティングした広告施策で、平均利用時間は26秒を記録しました。

実際、日本でSnapchatは流行るのか?

さて特徴的な機能が目白押しのSnapchatですが、ずばり「日本で流行る?」「今以上にもっと普及するの?」と疑問に思いますよね。

実際、登壇者の方々もラボ編集部も、FacebookやTwitter、Instagramのように普及するのは簡単ではないと予想しています。その理由について本項では説明していきます。

  • 海外(特に英語圏)での使われ方が日本でフィットしなさそう
  • 既に同系サービスのSNOWが成長してきている

海外(特に英語圏)での使われ方が日本でフィットしなさそう

若年層においてSnapchat利用者数がTwitter利用者数を抜き去っているアメリカ

兵頭氏によると、アメリカのSnapchatの使われ方は、他SNSに比べてテレビのようなメディア色の強いものだそうです。

具体的にいうと、アメリカではディスカバー機能を使って「毎週火曜日の15時に新番組を流します!」「Snapchatで、最新情報を流します!」と定期的にユーザーに見に来てもらう仕組みを用意する企業がいて、ユーザーも呼応するように、情報を積極的に取りに来る流れがあるのです。

たしかにSnapchatはボタンが少なくUI・UXの面でもディスカバーまで比較的たどりつきやすいですが、日本のユーザーが可処分時間を使って、今後SNS上でそうした情報収集の仕方をするようになるかは、分かりません。

既に同系サービスのSNOWが成長してきている

また、消える系SNSのなかでも、しばしば比べられる存在なのが「SNOW」です。

mrc

株式会社ジャストシステム様 『消える系SNS利用実態調査』
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000207.000007597.html

日本含めアジアでも勢いを増すSNOWは、2016年10月の国内調査でSnapchatの利用者数を抜きました。

カイ氏によると、両者の普及の背景には大きな違いがあるといいます。SNOW は当初Instagram上でインフルエンサーに愛され、どんどん普及していきました。SNOWが何千、何万というフォロワーを持つ身近な有名人に使ってもらい、「みんな使っているじゃん! しかもかわいい機能がいっぱい!」とインフルエンサーのファンに思わせることに成功しました。

一方、SnapchatはInstagram上でリンクを貼ることが許されず、同様の機能をもつStoriesも始められて、完全に敵対されてしまっています。

こうした日本人ユーザーのSNSの使い方や似た機能をもつ他SNSの状況を考えると、Snapchatが「流行る!」とは言い切れないのです。

まとめ

いかがでしたか。海外で最も普及しているといえる、消える系SNS「Snapchat」ですが、日本の企業が取り入れるには、ユーザーの趣向の変化や企業側の工夫が必要となるでしょう。

それでは本記事のまとめに入ります。

  • Snapchatは世界中でDAUが1億5000万人超える、ミレニアル世代に人気の消える系SNS(2016年6月時点)
  • ディスカバリーやストーリーに動画広告を入れたり、自社限定のレンズやジオフィルターを配信したりすることで企業はPRできる
  •  ただ、日本ではそもそもSNSの使い方や考え方が異なるうえに、ライバルの「SNOW」が伸びてきていることで米国のように流行るか分からない

以上、「スナチャの時代は来るのか? Snapchatマーケティング勉強会レポート!」でした。

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