【最新版】Facebookカルーセル広告の活用方法と設定方法! 7タイプ別活用事例

2024/02/08

75 多くの企業がFacebookで広告を打ち出している中、カルーセル形式の広告を見たことはありますか?

カルーセル広告は、通常の画像広告よりもクリック率が高いという調査結果も出ており、非常に効果的な広告形態です。 本記事では、そのカルーセル広告について詳しくご紹介します。


 

本記事は企業のSNSマーケティングを包括的に支援をしているガイアックスが解説しています。運用実績10年以上、大手企業を中心に累計1,000社以上の運用実績があります。

SNS運用、SNSキャンペーンに興味のあるご担当者様は、ガイアックスにご相談ください。


※編集部注
2024年2月2日:最新情報をもとに加筆修正しました。
2023年5月22日:最新情報をもとに加筆修正しました。

    ■目次

  1. カルーセル広告とは
  2. カルーセル広告の作成方法
  3. カルーセル形式を活かした広告事例
  4. まとめ

1. カルーセル広告とは

カルーセル広告とは、複数の画像をリンク付きで横一列に並ぶ形に掲載できる広告です。 ユーザーは、スマートフォンやタブレットの場合はスワイプ、パソコンの場合はクリックすることで各画像を見ることができます。

以前は通常投稿でもカルーセル形式を選択できましたが、現在は廃止され、広告でのみカルーセル形式を利用できます(作成方法の手順は後述)。

カルーセル広告について

カルーセル広告は、広告内容に対してユーザーがスクロールやクリックなどを行うインタラクティブな作りになっています。そのため他の広告よりもユーザーの注意を惹きやすく、ダイレクトレスポンスが見込めます。

カルーセル広告では画像ごとに異なるリンク先も設定できます。

https://www.facebook.com/bodygranola.calbee/posts/pfbid0vhdvcB3AzKhKL3Nvb3YP9ZM9Tee1r749f8KZn4v37hAbfovBP4Ku3ZQtxRbsfF18l

2. カルーセル広告の作成方法

それではMeta Business Suitからカルーセル広告を作成する方法をご紹介します。 画像ごとに異なるリンクを設定したい場合は、広告マネージャから広告を作成してください。Meta Business Suitではできませんので、注意が必要です。

手順1:Facebookのホームページの左にあるメニューから「Meta Business Suit」をクリックし、移動したMeta Business Suitのページから「広告」をクリックします。広告のタイプと目的を選び、広告作成画面に進みます。 手順2:➀宣伝したいWebサイトのURLを入力します。

初めは自社のアイコンがそのまま画像として扱われていますが、カルーセル広告にするには複数枚の画像が必要なため、②の編集オプションの「画像を選択」から使用したいものに変更したり、追加する写真を選択したりできます。 同じ画面にある「メディアを選択」からも同様の操作が行えます。InstagramとFacebookを連携させている場合、Instagramの画像を使用することもできます。 手順3:画像以外の項目の設定をして「公開」をクリックし、広告を出稿します。

3. カルーセル形式を活かした広告事例

タイプ①: 複数の商品・ラインナップを紹介する

キャプチャ1[1]

https://web.facebook.com/business/news/JA-carousel-examples

カルーセル形式を用いることで、一度の広告で複数の自社商品のバリエーションやラインナップをユーザーにアピールできます。 それぞれの画像とリンク先に整合性を持たせることが重要です。

事例1:楽天トラベル

https://www.facebook.com/100064445449275/posts/pfbid02vJvNx2nzJJkf3e8M6uMdMPdLVLEY4xEPsuyN4pbQ1C7yEniE7u7m9Lz2iRC5ne1dl/?app=fbl

楽天トラベルではカルーセル形式の広告を用いて、日本の人気観光地のラインナップを紹介しています。すべての画像は該当の地域のガイドやホテルの予約ページにリンクされています。

事例2:日経クロストレンド

https://www.facebook.com/NIKKEIxTREND/posts/pfbid0ESHfH69StwaC68LzgN8urtD2JtrrHXJkkcu6wa4woGfMqQxNXGZHMYY6CHxvXCPwl

日経クロストレンドのカルーセル広告ではマーケター向けのおすすめ記事を紹介しています。「詳しくはこちら」をクリックすると、該当の記事のページに移り、スムーズに記事を閲覧できる仕組みになっています。リンク先と画像・タイトルがしっかりマッチしていて、効果的に活用されています。

事例3:株式会社宣伝会議

https://www.facebook.com/sendenkaigi/posts/pfbid0m43XgU8tBhNqsH7DHdsVK7fpkwgWDsJA3EnKAdF7kraMiVgMnjnJZFuXvHj5fustl

宣伝会議のカルーセル広告では、期間限定の無料配信キャンペーンの紹介をしています。有名企業による人気の講演のタイトルが大きく表示された画像が一連に並び、非常に訴求力の高い広告になっています。

タイプ②: 商品・サービスの魅力をさまざまな面から伝える

キャプチャ2[1]

https://web.facebook.com/business/news/JA-carousel-examples

商品をさまざまな角度から並べて表示したり、サービスの特徴を分けて表示したりする手法です。広告に提示する情報量を増やすことで、ユーザーによるクリックの動機を増やすことができます。

事例1:日本和装

https://www.facebook.com/nihonwasou/posts/pfbid02Bc31WHmM33o5wPwgcMRdvWsJxL5SQET9okjS9FYovQz5Pj8iu5deGYLzZQLoJs36l

日本和装のカルーセル広告では、展開するサービスの魅力を多面的に紹介しています。体験コースのメリット、講座の内容、着付けができるようになったイメージなどを画像で紹介することで、興味を掻き立てる情報をユーザーに提供できます。

事例2:株式会社サウンドファン

https://www.facebook.com/100063896171819/posts/pfbid0wGQBSyTZW2z4HiYeMmGTbEch4irCCwWGBVmuL23aWNbFFbzb6CnAupinsMtJ3bV3l/?app=fbl

サウンドファンのカルーセル広告では、特定の商品についてのさまざまな魅力を紹介しています。商品の特徴を最適な画像と文字ではっきりと提示し、商品の優れた訴求ポイントを紹介することで、優位性をアピールしています。

事例3:オートモーティブワールド

https://www.facebook.com/100070891654991/posts/pfbid02re53s2pEuYWc9P2ZU5jTb3Gebz2Pmbn7jHF24eCU7zSDeNvDDwq4PcAKhYjPNNYtl/?app=fbl

オートモーティブワールドでは、イベントの情報を周知するカルーセル広告で、イベントのコンテンツを数枚の写真でアピールしています。エキシビジョンの規模や内容、コンテンツを紹介することで、イベントの価値を高める効果が期待できます。

タイプ③: 商品の活用事例を紹介する

自社の商品が購入者にどのように使われているかを、複数の写真を用いて紹介する方法です。企業は、たった一つの商品にこれだけの使い道があるということをユーザーにアピールできます。 基本的には有形商材を用いたほうがやりやすいかもしれませんが、無形商材であってもサービス体験者のインタビューなどをカルーセル投稿に反映させることはできそうです。

事例1:KDDIまとめてオフィス株式会社

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid0k77S8XWFDPfB1NrUdeoA1tpKzpeGLH2YbaXqF5tn6QRQ4n4LmDS3b9eYJZJ5i7fxl&id=100076714248636

KDDIまとめてオフィスのカルーセル広告では、法人向けサービスの内容を、複数枚の画像でわかりやすく紹介しています。潜在顧客に対して考えられるニーズを広告で表示し、活用事例の詳細はウェブサイトで詳しく解説する構造です。

事例2:HP Japan

https://www.facebook.com/HPJapan/posts/pfbid02FKWMn9rgi8NJ5sC9APcbMtxMWCN49tuzmYtnDqkHr2KaNydWScZQgrMaewJ2awu5l

HP JAPANのカルーセル広告では、新商品のパソコンの独特の使い道を写真で紹介しています。ファミリー層にターゲットを絞って、家族での楽しみ方を伝える作りになっていて、新製品でもユーザーが使用イメージを想像しやすい広告です。

事例3:Jeep Japan / ジープ ジャパン

https://www.facebook.com/100064758696631/posts/pfbid02ikhUgFz6tnUnawPQB2De4hPuhPmiKBZVDLNyt5FgaPCfXs2PsQDvaiiSLY4C2GoKl/?app=fbl

Jeep Japanではアメリカ旅行が当たる応募キャンペーンをカルーセル広告で制作しました。アメリカらしさにあふれる魅力的な観光地の写真、Jeepでアメリカを旅する想像力を掻き立て、応募を促す工夫がされています。

タイプ④: ブランドのストーリーを語る

キャプチャ3[1]

https://web.facebook.com/business/news/JA-carousel-examples

画像を順番に見ていくことでブランドや社員、顧客にまつわるストーリーになるように構成されています。カルーセル形式では画像に連続性が生じるので、ユーザーにもストーリーを伝えやすいです。これにより、ユーザーの自社に対する理解を深め、親近感を持ってもらうことができます。 なお、クリック数によって画像の表示順が変わってしまわないように、画像を最適化するオプションを無効にしておく必要があります。

事例1:タカミ

https://www.facebook.com/takamicosme/posts/pfbid02Tjdowu6sW7cFByRXao2K1K3a8SpSDK3PPMByuCy3MufKdSsfnquszDu47MmEDsK4l

タカミのカルーセル広告では、自社の商品の特徴や効果を、愛用者であるタレントの紗栄子さんの感想を中心に紹介しています。紗栄子さんが語っているような流れになっているので、広告感が少なく、ブランドを身近に感じられます。

事例2:SK- II

https://www.facebook.com/210782685643962/posts/1200457213343166

SK- IIのカルーセル広告ではコンテンツに動画を用いたことで画像でのカルーセル投稿よりもボリューム感のある内容になっています。動画を効果的に使えば、このように的確にブランドイメージを伝えられるのです。

事例3:Sakanadia サカナディア

https://www.facebook.com/JFsakanadia/posts/pfbid0pmJBkh5aASQxPuew9J7QhEderzMAXL1BNBCgDcTVjmT84BoHVqGcDSq19gB1RePEl

JF全漁連ではWEBメディアの紹介をカルーセル広告で行いました。かわいらしいイラストや身近に感じられる言葉遣いを意識した画像が使用されていて、ユーザーに親近感を与え、フォローを促しています。複数の画像を使うことで、伝えたいイメージがより明確になっています。

タイプ⑤: 4コママンガのようにコンテンツを見せる

画像内に言葉やセリフを入れたコンテンツを用いた広告です。 カルーセル形式の場合、隣の画像が少し見えるため、画像内の吹き出しなどが気になりつい横にスクロールしたくなる効果があります。また宣伝感があまりなく、ユーザーに受け入れられやすい方法だといえます。

事例:東電タウンプランニング株式会社

https://www.facebook.com/100063542949704/posts/pfbid0zRsfRvh8qiFtvMxUMfKYpqnQ4hzzT8TecHph6BPiK7rZpcbzW3U1CTUExzsXe1sal/?app=fbl

東電タウンプランニングのカルーセル広告は、マンガコンテンツを用いた投稿です。次の画像のコンテンツが部分的に見えているため、その先が気になったユーザーを自社サイトに誘導しやすくすることができます。

タイプ⑥: 商品の使い方・手順を説明する

画像を順番に見ていくことで作業の手順などの流れがわかるように構成されています。 画像を指定した順番で見せられるというカルーセル投稿の特徴と、相性の良い方法だといえます。なお、表示順が入れ替わらないように画像を最適化するオプションを無効にしておく必要があります。

事例:Tyme Hair

キャプチャ4[1]

https://web.facebook.com/business/news/JA-carousel-examples

こちらは、カールとストレートを1台で作れるヘアアイロンを販売するTyme Hairの広告です。自社製品の使い方を説明するために、実際に綺麗な巻き髪を作る様子をカルーセル形式で紹介しています。 このように画像を用いて紹介することもできますが、動画を用いれば、より詳細でわかりやすい使い方・手順を紹介することができそうです。

タイプ⑦: ひとつながりの画像で目を引く

普通の広告出稿時の画像サイズには収まりきらない様な1つの横長な画像をカルーセルの各フレームに分割して表示する方法です。 これにより、広告にダイナミックさが増し、ユーザーの目を引く強い連続性を持った投稿ができます。こちらの広告においても、画像の順番が変わらないように画像を最適化するオプションを無効にするようしましょう。

事例:Savage Race

キャプチャ5[1]

https://web.facebook.com/runSavage/

臨場感あふれる画像を用いてイベントへの申し込み数を増やすことに成功しています。イベントの内容にあった画像を用いているため、ユーザーの目を引くと同時に、この画像からイベントのイメージをつかむことができます。

4. まとめ

カルーセル広告の作成方法や活用法などを詳しくご紹介しました。 本記事でも様々な事例を紹介しましたが、カルーセル広告の最大のメリットは、ユーザーのニーズに合わせた様々な表現を打ち出すことができる点です。自社の目的に応じた効果的なカルーセル広告を試してみてください。

Facebookの運用なら、ガイアックスにお任せください!

■SNS運用代行サービス
■SNSコンサルティングサービス

メルマガでSNSの最新情報をキャッチしたい方はこちら