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2013.03.11

Facebook担当者は押さえておきたいO2O企画『リアルいいね!』|概要・効果を3つの具体事例を元に詳細解説

「アパレル」「飲食」「イベント」関連の方は必見のFacebookO2O施策

Facebookリアルいいねサービス

皆さんは「リアルいいね!」の企画をご存知でしょうか?

これは、凸版印刷さんが提供している、『リアルの場にいながら、Facebook上の「いいね!」が出来る』サービスです。

リアルの場で「いいね!」して貰って、その商品情報を友達に拡散して貰う事が可能になります。

※ラボ編集部注:2016年7月現在、一部URLが閲覧できなくなっているため、修正しました。

    ■目次

    【1】「リアルいいね!」で何が出来るのか?NFCの仕組みとは?

      1-1.「リアルいいね!」で出来ること

      1-2.NFC(Near Field Communication)とは?

      1-3.「リアルいいね!」の仕組み

      1-4.「リアルいいね!」事前準備、当日の流れ

      1-5.「いいね!」だけじゃない「リアルいいね!」で出来る事

      1-6.『写真撮影&個人ウォールへのアップロード機能』とは?

    【2】「リアルいいね!」3つの事例とその効果

      2-1.REVLONさんのリアルいいね!事例

      2-2.GAPさんのリアルいいね!事例

      2-3.ap bank fes’2012さんのリアルいいね!事例

    【3】最近では「いいね!カウンター」なんていうサービスも。

      3-1.関連サービス「いいね!カウンター」

【1】「リアルいいね!」で何が出来るのか?NFCの仕組みとは?

まず初めに「リアルいいね!」でどんなことが出来るのか?NFCとはどのようなモノなのか?についてご説明します。

1-1.「リアルいいね!」で出来ること

「リアルいいね!」とは、オフラインでありながらも、対象物についてFacebookに連携された「いいね!」をできる仕組みです。

利用者は、自分のFacebookアカウント情報を紐付けたリストバンドを腕にして、読み取り用の端末にタッチすれば、いいね!完了です。コメント付きのシェアなども出来ます。

▼オフラインのイベント会場でいいね!する様子

AmebaGGのリアルいいね事例

腕に付けたNFC搭載のリストバンドでタッチすると、いいね!できる。

例えば、アパレルショップで服ごとに読み取り端末を用意しておけば、店内でお気に入りの服を見つける度に「いいね!」して行けます。

自分のFacebookアカウント情報を紐付けるためには、リストバンドにNFC対応のICタグが搭載されています。それではNFCとはどういった仕組みなのでしょうか?

次に、NFCの仕組みについてご紹介していきます。

1-2.NFC(Near Field Communication)とは?

NFC(Near Field Communication)とは、近距離無線通信技術の事です。

NFCを搭載したデバイス同士を近距離でかざす事によって、双方のデータ通信が可能になるシステムです。

このNFCに対応したICタグをリストバンドなりに入れておく事によって、Facebookアカウントと連携した「リアルいいね!」が可能となります。

1-3.「リアルいいね!」の仕組み

「リアルいいね!」は、「(リストバンドに付けた)ICタグ」「FacebookユーザーID」「NFC搭載デバイス」の3つの情報がサーバー上で紐づいて機能します。

IDタグ入りのリストバンドを装着したイベント参加者が、実際の会場の展示物などの前に設置されたNFC搭載のいいね!読み取り用の端末にリストバンドをかざすことで、Facebook上での「いいね!」が出来ます。

リストバンドから「いいね!」した情報は、Facebook上で友達のニュースフィードに流れます。オフラインからオンラインへの情報の拡散がされるため、プロモーションにもつながります。

1-4.「リアルいいね!」事前準備、当日の流れ

それでは実際にイベントなどで「リアルいいね!」を使う場合、どのような事前準備が必要なのでしょうか。

細かい流れは以下の全体フロー図をご覧頂ければと思いますが、「ユーザーに事前にICタグにFacebookアカウントを紐付けて貰うために、専用アプリで登録して貰う」ことが必要になります。

ここで登録して貰った情報を元に、企業側は「ICタグを埋め込んだリストバンドを作り、当日参加者に渡します」

▼「リアルいいね!」の事前準備、当日の流れの全体フロー図

(※画像をクリックすると拡大します。)

上記の準備が滞りなく終われば、参加者は当日渡されたリストバンドで、会場に設置されている「いいね!」読み取り用の端末にタッチするだけで、「いいね!」が出来るようになります。

1-5.「いいね!」だけじゃない「リアルいいね!」で出来る事

「リアルいいね!」と言うと、「いいね!」しか出来ないように思ってしまいます。ですが凸版印刷さんが提供するサービスでは、タッチするだけで「いいね!」以外にも以下のような事ができます。

▼リアルいいね!サービスで出来る事
1.Facebookページの記事への「いいね!」

企業側で既にFacebookページを開設している場合、特定のウォール投稿に対して「いいね!」して貰う事が可能です。

その場合、事前にウォール投稿をアップロードしておいて、会場の「いいね!」読み取りの端末にタッチすると、その記事に対して「いいね!」されるように設定しておけばOKです。

2.個人ウォールへのシェア

タッチして貰うだけで、特定の「URL」「近況アップデート(=テキストだけ)」「動画」なりを、そのユーザーにシェアして貰えます。

例えば、「アパレルショップであれば、洋服ごとのWebページ・画像を用意」しておけば、タッチされるだけで洋服情報がシェアされます。

3.チェックイン

タッチして貰うだけで、特定のスポットへのチェックインをして貰う事も可能です。

「リアルいいね!」でチェックインを行う場合、事前にスポットを登録しておいて、スポットの緯度経度をシステム側にセットアップしておけばOKです。

上記の3つここまでが標準サービスです。オプションメニューや拡張機能で以下の施策も可能です。

オプションメニュー、拡張機能で行えること。

4.Twitter等他のソーシャルメディアへの拡散機能

  Facebookに飛ばすだけではなく、Twitterへの投稿なども可能になる。

5.投票、スタンプラリー、クーポン表示等のキャンペーン機能

  会場でタッチすると、投票やスタンプラリーに参加できたり、クーポンを貰える。

6.写真撮影&個人ウォールへのアップロード機能

  会場でタッチすると、写真撮影と自動アップロードが行われる。

7.プレゼント抽選機能

  会場でタッチすると、当たり・はずれが表示される。

※これ以外の機能は、本記事の見出し【3】をご覧下さい。

『写真撮影&個人ウォールへのアップロード機能』が個人的に面白いと思うので、以下にてピックアップして詳細説明します。

1-6.『写真撮影&個人ウォールへのアップロード機能』とは?

この機能では、上述のように会場でタッチすると、写真撮影と自動アップロードが行われます。

詳細は以下の図にまとめていますが、会場の「いいね!」読み取り用の端末をカメラ搭載のものにしておきます。そうすると、タッチした時に写真を取って貰え、自動的に個人のウォールにも投稿して貰えます。

▼会場での写真撮影&個人ウォールへの投稿の流れ

リアルいいねでFacebookでシェアする仕組み

この機能を利用すると、『オフラインでファンに写真を撮って貰ってFacebookに投稿する。』という企画が実現しやすくなります。

『オフラインでファンに写真を撮って貰ってFacebookに投稿する。』企画例
■Harajuku Renewal Opening企画 @トップショップ (Topshop_JP)

5月26日青山の「Le Baron de Paris」にて開催されたDRESS UP TOPSHOP NIGHT OUT EVENTのスナップを公開!あなたの写真を見つけたらタグ付けしちゃおう!

 ※写真投稿ページ

■ハイランダーと 卒業写真を撮ろう!企画 @富士急ハイランド

卒業式セットで写真を撮って、富士急ハイランドで思い出を残そう!撮った写真はFacebook上で公開されます。

 ※写真投稿ページ

【2】「リアルいいね!」3つの事例とその効果

「リアルいいね!」施策を行うと、どういった効果があるのでしょうか?実際に行われた事例を紹介しながら、そこで出た効果をご紹介します。

2-1.REVLONさんのリアルいいね!事例

REVLONさんでは、創業80周年を記念した期間限定のカフェ『REVLON Beauty & Love Museum』で、「リアルいいね!」を実施しました。

カフェでは、新商品をお試しできるスペースなどの展示を用意し、展示物の脇に設置されたいいね読み取り用の端末にリストバンドをタッチすると、いいねが出来る仕組みになっていました。

▼参加の流れ

REVLON、Facebookリアルいいね参加の流れ

実施期間 2012年2月10日~3月9日
場所 東京・青山「REVLON Beauty&Love Museum」カフェ
イベント概要 REVLONの期間限定のプロモーションスペースのカフェにて、リストバンドを配布した参加者が気に入った展示物の前に設置されているNFC搭載スマホにタッチすることで「いいね!」してもらう。

リアルいいね!の効果

今回の「リアルいいね!」のイベントを通じて、約1ヶ月の実施期間で、タッチ数(=投稿へのいいね!数)が685回、そのタッチによるクチコミ拡散でリーチ数22万7,923人もの人にリーチ出来ました。

[参考] こちらの記事で、このイベントの体験レポートが書かれています。合わせてご覧下さい。

2-2.GAPさんのリアルいいね!事例

GAPのFacebookリアルいいね事例

GAPさんでは、2012年夏のキャンペーンで、「ハイタッチ!でいいね!銀座 vs 原宿 SUMMER T コーデ イベント」というFacebook連動の投票キャンペーンを開催しました。

好きなコーディネイトの店員さんに声をかけて、リストバンドで店員さんが持っている「いいね!」読み取り用の端末にタッチすると、投票できます。

▼参加の流れ

GAPのFacebookリアルいいねへの参加の流れ

実施期間 2012年5月31日~6月4日
場所 GAP原宿店、銀座店2店舗
イベント概要 原宿店、銀座店2店舗のショップスタッフが、夏のコーディネートを参加者の「いいね!」数で競う。

リストバンドを持った参加者に、気に入ったコーディネートのスタッフ(NFC搭載スマホを持っている)とハイタッチすることで、投票してもらう。

店内にはデジタルサイネージがあり、人気コーデのランキングがリアルタイム表示されました。

▼ハイタッチ、店内ランキングのイメージ

GAPでは、店員にハイタッチすることでリアルいいね!が出来た。

「リアルいいね!」の効果

この「リアルいいね!」イベントでは、タッチ(=投稿へのいいね!)が892回され、その結果GAPさんのFacebookページの話題にしている人は、イベント前と比べて4倍以上に増加しました。

この「リアルいいね!」により投稿に「いいね!」された場合も、話題にしている人の数にもカウントされるのです。

[参考] GAPさんの取り組み内容は、以下の記事にもまとまっています。

2-3.ap bank fes’2012さんのリアルいいね!事例

ap bank fesのFacebookリアルいいね!事例

ap bank fesは音楽プロデューサー小林武史さんや、Mr.Childrenの櫻井さん等が中心になって開催されている音楽フェスですが、そこで凸版印刷さんと「リアルいいね!」で協業しているサイバーエージェントさんの企画した「リアルいいね!」の仕組みが採用されました。

事前に「リアルいいね!」参加者を募り、当日の会場では、環境支援、震災復興支援などのメッセージ性の強いブースに関するFacebook上のコンテンツ(ウォール投稿など)に対して、「いいね!」をその場で出来るようになっていました。

▼参加の流れ

ap bank fesのFacebookリアルいいね!事例

実施期間/場所 2012年7月14日~7月16日/つま恋、8月4日~5日/淡路島、8月18日~19日/みちのく 3会場
イベント概要 それぞれの会場内にある20~30か所の「いいね!」ポイントで、リストバンドを配布した参加者に「いいね!」やチェックインなどをしてもらう。

「リアルいいね!」の効果

「リアルいいね!」施策の参加者は3会場で4500人に上りました。

その結果、タッチ数(=投稿への「いいね!」数)は12,000回になり、Facebook内でのその「いいね!」による拡散数は、125万インプレッションになりました。

【3】最近では「いいね!カウンター」なんていうサービスも。

「リアルいいね!」には、O2Oに活用できる新たに追加された機能や、注目したい「いいね!カウンター」などの新サービスも生まれています。

3-1.関連サービス「いいね!カウンター」

Facebookリアルいいね!のいいねカウンター

「いいね!」カウンターは、Facebook上のいいね!数を店頭で表示させるための小型カウントシステムです。

Facebookページ上に掲載した商品についた「いいね!」が増えるたびに、実際の店舗商品の前に設置した「いいね!カウンター」の「いいね!」数の表示も変わります。

▼実際に無印良品で導入された「いいね!カウンター」利用のイメージ

これにより、顧客はオンライン上の商品評価をオフラインでも確認でき、商品への興味と購買意欲の喚起につながる、という効果も期待できます。


以上、『Facebook担当者は押さえておきたいO2O企画『リアルいいね!』。概要・効果を3つの具体事例を元に詳細解説』でした。

金額的に100万円以上かかるケースが多いので、費用対効果は企業ごとの見合い次第ですが、リアル店舗やイベント、テーマパークなどを運営されている会社さんでは検討の余地ありな施策かと思います。

今回の記事はお役に立てましたでしょうか?

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