Facebook投稿はタイミングが重要になる!?ニュースフィードのアルゴリズム新情報|動画再生数が一日10億回を突破【9月のfbまとめ】
2014/10/02
投稿直後のエンゲージメントの多さが重要になるようです。
先月の9月19日に、またまたFacebookはニュースフィードのアルゴリズムのアップデートを発表しました。
『タイムリーなコンテンツを表示するためのアップデート』と関係者が語る今回のアップデートは2つ。1つは、トレンドになっているキーワードを含む投稿が上位に表示されること。そしてもう1点は、投稿に反応があったタイミングによって表示順位を変えるというものです。
今回の記事ではこちらのアップデートを中心に、Facebook動画に関するニュースをいくつかあわせて、9月の気になるFacebookに関する新情報をまとめました。
■目次
9月のFacebookニュースまとめ。
1.2つの新たなニュースフィードの変更点。
1.投稿がより「タイムリー」なものになる
2.トレンドを押さえた投稿は高評価
2.動画の再生数が表示されるようになる
-動画の再生回数は一日平均10億回を突破!
1.2つの新たなニュースフィードの変更点
今回発表されたニュースフィードに関する2つの変更は、どちらも投稿の「タイミング」に関するものになっています。
1.投稿がより「タイムリー」なものになるように
まず1つ目は、投稿に反応があったタイミングによってニュースフィード上での表示順位を変えるというもの。言い方を変えると、いいね!やコメントが沢山ついたタイミングで、ニュースフィードの優先度を押し上げる、ということになるようです。
例えば、投稿直後に反応が多かった投稿は、そのタイミングで順位を上げ他の人にも表示されやすくなる、とFacebookは説明しています。
投稿のスタートダッシュが非常に重要になる!?
まだ情報は少ないですが、今回の変更から推測できるのは、投稿直後の反応が重要ということになるのではないでしょうか。
最初に一定数の反応をもらって、投稿をニュースフィードの上の方に表示させることができれば、多くの人の目に触れ、またいいね!やコメントが付いてエッジランクが高くなる…といった好循環を期待できるかもしれません。
高評価の投稿が押し上げられるStory Bumpingはどうなる?
Facebookニュースフィード上の投稿の表示優先度を決めるアルゴリズム、いわゆるエッジランクには様々な指標がありますが、その中の1つにStory Bumpingというものがあります。
Story Bumpingとは?
Story Bumpingは、昨年8月頃に発表された新しいアルゴリズムで、公開後一定時間経過した投稿も、いいね!やコメントを多く獲得している場合は時間が経ってからもニュースフィード上位に表示されるというものです。
今回発表された「反応があったタイミングで優先度を上げる」仕様と、「一定時間経過してもエンゲージメントが高いと優先度を上げる」Story Bumpingの2つは相反しているようにも思えますが、Facebookは今回の発表の際に「Story Bumpingについても考慮している」と発言をしています。
どちらを優先するかは現時点では不明ですが、個人的には、先日からのFacebook動きも含めて、「投稿のリアルタイム性」の方が重要になっていくのではないかと感じています(詳しくは後述します)。
2.トレンドを押さえた投稿は高評価
もう1点は、トレンドになっているキーワードを含む投稿は上位に表示される、というものです。
…というものなのですが、この「トレンド」という機能、日本では導入されていないようです。
米国などの一部の海外の国では、ニュースフィード右側に、今Facebookで話題のトピック・キーワードが表示される「Trending」という枠が存在し、そこに表示されているキーワードを含む投稿は、ニュースフィード上位に表示されやすくなる、というものです。
タイミングが重要になるFacebook投稿
今回のアップデートに関してFacebookは、「ほとんどのページは大きな影響を受けない」とは語っています。
とはいえ、先日ご紹介した消える投稿や、そのさらに前に発表された広告の時間帯別配信など、最近のアップデートから、Facebookはコンテンツを表示するタイミングが重要になるように動いている風に感じます。
元々Facebookのニュースフィードは、エッジランクの影響で投稿が時系列順に並びにくくなっていますが、今後はリアルタイムにコンテンツが並びやすくなっていくのかも知れません。
毎回同じ時間に投稿するのではなく、コンテンツのリアルタイム性を意識して、内容によって発信時刻を変えていくといった工夫が、Facebookでもより効果的になっていくのではないでしょうか。
2.動画の再生数が表示されるようになる
自動再生されるFacebook動画が実装されてしばらく経ちますが、今後は動画の再生数も表示されるようになると発表されました。
視聴者にも再生数が表示される、Youtube形式になりますね。
動画の再生回数は一日平均10億回!
またFacebookは、動画の平均再生数が、1日10億回を超えたことも発表しました。
その内、モバイル端末で再生された割合は約65%とのことです。
Facebook動画は成功と呼べるか?
一時期はアイスバケツチャレンジが大流行したりと、ここ最近で動画が一気に増えてきた印象がありますね。
スクロールをして勝手に動画が再生はされますが、音声が出ないという点は、一ユーザー視点で見るとそこまで煩わしいものではないと思います。
今のところ、一般ユーザーの動画投稿の方が目立ちますが、この再生数から察するにFacebook動画に対するユーザーの印象は悪くなさそうなので、企業にとっての動画のプラットフォームとしても、Facebookは面白い場となっていくのかもしれませんね。
以上、『Facebook投稿はタイミングが重要になる!?ニュースフィードのアルゴリズム新情報|動画再生数が一日10億回を突破【9月のfbまとめ】』でした。
あわせて読みたい関連記事
・【解説付き】Facebookニュースフィードの新アルゴリズム|2つの変更点&エッジランクへの影響をご紹介。
・Facebook広告の時間帯指定配信が可能に|またまたアルゴリズム変更でリンク投稿の表示優先度が変わる?【8月のfbまとめ】
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部