X(Twitter)、アプリ用の動画広告「ビデオアプリカード」を提供開始

2015/10/20

X(Twitter)は9月25日、モバイルアプリのX(Twitter)広告で動画を扱える「ビデオアプリカード」の提供を開始しました。

■ビデオアプリカードとは

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「ビデオアプリカード」とは、X(Twitter)上で動画を自動再生する広告のことです。広告内容はモバイルアプリを対象としており、アプリインストールを促進する効果があります。動画は全画面表示も可能で、動画から直接アプリをインストールすることもできます。

簡単に「ビデオアプリカード」の概要をまとめると以下になります。

・動画クリエイティブでインストールを促進

動画はタイムライン上でコンテンツに直接アクセスすることで自動再生されるため、アプリの紹介を動画で実施することでユーザーの興味を強く喚起することができ、インストールされる可能性を高めます。

事前のテストではコンバージョンを3倍に伸ばすという実績もでています。(X(Twitter)社内データ)

・動画はX(Twitter)ユーザーと親和性の高いクリエイティブ

最新の調査結果では、X(Twitter)ユーザーの82%は動画をX(Twitter)で視聴しているという結果が出ています。また、そのうち90%もの動画視聴はモバイルでおこなわれています。

・X(Twitter)ならではのターゲティングを活用

X(Twitter)が提供する「興味/関心、キーワード、デバイス、地域、テイラードオーディエンス」などのターゲティング項目を活用することで、アプリに興味を持つ最適なユーザーに最適なタイミングでリーチすることができます。

そのほかにも、「ビデオアプリカード」を使うことで、X(Twitter)のモバイルアプリプロモーション広告と比べて10%以上のROI向上に効果があった例や、新規顧客獲得のコストが20%減少し、同時に利用者一人あたりの収益が20%改善した例などが報告されています。

■最後に

さまざまなSNSにて動画広告が展開されてきましたが、ついにX(Twitter)にも本格的に動画広告が入ってきました。

上記でも述べていますが、単純にテキストやバナーで訴求される広告よりも、動画広告のほうが視覚的なインパクトは強く、ユーザーに与える影響は大きいと思います。

特にゲームなどのアプリは、内容を動画で見せることで一層ユーザーのモチベーションが高まると考えられるので、親和性は非常に高いと考えられます。

それに加えて、X(Twitter)が提供するターゲティング項目を活用できるとなると、その効果は非常に期待できますし、上記実例の実績内容にも納得できます。動画広告が増えている今、ここの攻略は広告主にとって避けられないものになりそうですね。

この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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