X(Twitter)、ダイレクトメッセージ機能の「140文字」の文字数制限を撤廃

2015/08/20

X(Twitter)は、ダイレクトメッセージ機能の「140文字」の文字数制限を撤廃することを発表しました。

ダイレクトメッセージ機能は、通常のツイート機能が不特定多数に向けて言葉を発信する公的なツールであるのとは対照的に、特定の人とメッセージのやりとりを行う私的なツールとなっています。

今回、X(Twitter)はX(Twitter)上で行われる何百万もの投稿をきっかけに、より会話を盛り上げて欲しいという考えからダイレクトメッセージの文字制限が撤廃となったそうです(実際には 10,000 文字に引き上げられたのですが、事実上、制限は撤廃されたことになります)。

X(Twitter)の仕様変更をきっかけに、今後、プライベートなツールとしての側面をより強めてくことが考えられます。なお、ツイートの140文字制限はこれまでと変わらず継続中です。

X(Twitter)公式アカウントからも今回の仕様変更について言及されていおり、多くの人がこの仕様変更について「すばらしい」とコメントをしていますが、一方で「アプリで試してみたけど140文字制限がついたまま」とコメントしている人もいます。

この仕様変更はブラウザ、iOSアプリ、Androidアプリ、TweetDeck、X(Twitter)for Macで順次反映されていくとのことです。

X(Twitter)は2015年に入り、1月にグループメッセージ機能を実装し、4月にはフォロー外ユーザーとのメッセージ送受信を可能にしており、今回で今年3つ目のDM機能の改善となります。

■最後に

X(Twitter)のコアユーザーが他のSNSに比べて飛躍的に増加していない要因の一つが、文字制限だったのではないでしょうか。

ツイートに関して、ある程度タイムリーな情報を簡易的かつ端的に投稿する人が多く、文字制限に対して苦に感じるユーザーは少なかったのではないかと考えられます。

したがって、親しいフォロワー等と深い内容のやりとりをすることが想定されるダイレクトメッセージでは、文字制限を煩わしく感じているユーザーが多かったと思います。

そうしたことから、個人間でのプライベートなやりとりは、LINEもしくはFacebookメッセンジャーを利用する人が多くなっているのではないでしょうか。

一度に全てを伝えられないがために、メッセージを分割しなければならない。そういった悩みが今後なくなることにより、上述の通り、より多くのユーザーの会話が活性化され、ユーザービリティが高まることは間違いないでしょう。

この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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