世界最大級メッセージングアプリ・WhatsAppのMAUが9億人を突破
2015/09/16
2014年10月にFacebookに買収された世界最大のメッセージングアプリWhatsAppが、月間アクティブユーザー(MAU)数9億人突破を2015年9月4日(現地時間)に発表しました。
WhatsApp共同創業者兼CEOのJan Koum氏が、自身のFacebookへ投稿したことにより明らかとなりました。
■WhatsAppとは
WhatsAppは2009年5月より提供が開始され、無料でテキストメッセージ・写真・動画を送信したり、位置情報の共有、ボイスメッセージ機能などを備えているメッセージングアプリになります。
また、WhatsAppの提供しているサービス内容を見ると、アメリカ版LINEとイメージする人が多いと思いますが、スタンプや音声通話、ゲームとの連動もなく、広告を載せない、そして2年目から有料という点においてLINEとは大きく異なっています。。
■ユーザー数急増の理由
Facebookによる買収が発表された2014年2月時点でMAUは4億5000万人、8月には6億人、今年1月に7億人、4月には8億人を達成と、順調にユーザー数を増やしているWhatsApp。ここまで急速に普及した理由は何だったのでしょうか。
スマホが登場する前、日本ではショートメール(SMS)よりもEメールの普及が早く、Eメールでのやり取りが一般的でした。
それに対してアメリカでは、他キャリアとのSMS利用が早くから実現しており、逆にEメールへの対応が遅れていました。電話料金のかかるSMSを当たり前のように使っている中、突如現れた無料メッセージングアプリWhatsAppに利用者が集中したと言われています。
当時は有料アプリとして出されていましたが、SMS利用者にとっては1ドルばかりの金額でメールし放題というのは魅力的でした。
現在は2年目から無料となりましたが、ユーザー数の増加は留まるところを知りません。
■まとめ
SMS時代の普及背景とは違う現代では、競合他社の台頭や機能の進化が著しく変化しています。
ユーザーがユーザーを呼ぶ仕組みを確立したWhatsAppは、Facebookの後ろ盾を得て、今後どのような成長を見せてくれるのでしょうか。Facebookの動きと一緒に注目すべき話題と言えます。
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部