Instagram、ついに世界へ発信。広告メニューを本格的にスタート
2015/10/01
米Instagramが9月9日現地時間、広告メニューを世界展開することを発表しました。Instagramが日本で試験的に広告を始めたのは2015年5月のことで、まだ記憶に新しいかと思います。
現在までは一部の大手企業を中心に展開を進めていましたが、今後は中小企業や団体など規模に関わらず広告出稿を受け付けるとのことです。
日本の他に30以上の国々に広告の提供が開始されており、9月30日までに全世界へ行き届く計画だと言います。
■Instagramのターゲティング
InstagramがFacebook傘下に入ったのは2012年4月のことですが、今回のInstagram広告ではFacebookのノウハウを用いて以下のようなターゲティングを行うことができます。
・ファッション・フード・スポーツなどユーザーの趣味嗜好別ターゲティング
・企業顧客データを活用するカスタムオーディエンスターゲティング
・既存顧客に似た条件を持つユーザーに絞る類似オーディエンスターゲティング
■広告方式
基本的に配信可能なメニューはリンク広告・動画広告・アプリインストール広告の3つになります。
・セルフサーブ広告
Facebook同様、CTA(Call To Action)ボタンを設け、直接外部サイトやアプリのインストールへ誘導できる仕組みになっています。
・ダイレクトレスポンス型広告
商品やサービスをInstagram上で詳しく知ることができ、Webサイトからの登録や商品の購入、アプリのインストールなどユーザーの直接的な行動を促せる仕組みです。
・カルーセル広告
複数の写真広告をスライドショーで見ることでき、2枚目以降についたリンクボタンから企業サイトへと誘導ができる仕組みです。
■まとめ
全世界MAUが3億人を突破し、勢いが止まらないInstagramは、今回の広告展開によりビジネスでの活用の幅がぐんと広がることでしょう。
Facebookの巨大な後ろ盾を持って始まるこの広告戦略ですが、ユーザーにとって有益となる広告になり、Facebookの良さとInstagramの良さを存分に引き出した強力なビジネスツールとなってくれることを期待します。
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部