【Facebook】3分でわかる!2015年1月1日のポリシー改定で何が変わるの!?※追記あり
2014/12/08
11月の半ばごろでしょうか、Facebookにログインするといきなり、『1月1日以降Facebookのサービスを使用することで〜〜同意したものとみなします』というお知らせが届きました。
ページに飛んでみると、どうやら来年の1月1日よりFacebookのポリシーが改定されるとのことで、なにやら重要そうなことが沢山書いてあります。
…が、「正直読んでもよくわからない」「っていうか長い」と思って、隅々まで読まずにいた方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、3分でわかるポリシー改定に関して知っておきたいことと題して、重要な変更点や要点をまとめていきたいと思います。
※1月8日追記:ポリシー改定が有効になるのが、1月1日から1月30日に延期されました。
■目次
ポリシー改定のポイントまとめ!
1.プライバシーベーシックの明確化
2.広告に関する詳しい情報をユーザー向けに開示
3.Facebook上の決済機能の強化
4.位置情報を使ったサービスの強化
5.3つの規約の改定
そもそもの改定の要点
1月1日に実施されるポリシー改定の内容は、ざっくり言うとこれまでにもあったFacebookのルールや使い方をより明確に示したものです。(※1月8日追記:ポリシー改定の実施日は1月1日から1月30日に変わりました)
規約の一番初めに『1月1日以降もFacebookを利用するということは、新らしいポリシーに同意したものとみなす』とはっきり書かれているので、以降は、これらのルールを知っておくことはユーザーの自己責任となる感が強くなっています。
とはいえかなり長い上にリンクも沢山貼られているので、おおまかに要点をまとめてました。
1.プライバシーベーシックの明確化
最初に出てくるプライバシーベーシックは、Facebook上の個人情報の公開範囲に関するガイドです。
プライバシーベーシックにはこちらからアクセスできます。情報の共有範囲などの設定の仕方が細かく解説されています。
プライバシーベーシックで解説されている内容
自分の情報の共有範囲
・投稿の共有範囲設定(投稿が誰に見られるか)
・プロフィールが誰にどのように表示されるか、など
他の人とのやり取り
・タグ付けの制限・削除
・友達の削除・ブロックのしかた、など
広告や友達の投稿の管理
・広告表示の管理(特定のページからの広告表示を制限する、など)
・親しい友達・ニュースフィードに投稿を表示しない方法、など
ポイント:公開設定の確認は自己責任になっていく
今回の公開によりFacebookは、『1月1日以降は各ユーザーがプライバシー情報に関して自身で把握し扱う必要がある』というスタンスを示しています。
わかりやすいページが追加された反面、自己責任な側面も強くなったので、一度チェックをしておく必要がありそうですね。
2.広告に関する詳しい情報をユーザー向けに開示
広告に関して、ユーザー情報がどこまで広告主に共有されるのか、などを解説するユーザー向けのFacebook広告のページも紹介されています。
解説されているのは以下のような内容です。
Facebook広告の仕組み
・表示される広告の管理方法
・モバイル版の広告の表示設定が、PC版にも反映される点、など
『個人情報と広告』
・個人のどういった情報が広告主に提供されるか
『表示される広告の管理』
・外部サイトでのアクティビティを基に表示される広告をオプトアウトする方法、など
ポイント:広告の表示・非表示も自身で管理できるようになる
前述のプライバシー設定と同じく、表示される広告を管理する方法などのやり方が解説されています。つまり広告の表示/非表示などのやり方もまた、自身で把握する必要がありそうですね。
3.Facebook上の決済機能の強化
今年の7月に、Facebookは『購入ボタン』のテストを一部端末で実施していましたが、今も現在もテストを続けて来年のリリースに向けた準備を進めているようです。
ポイント:Facebook・ひいてはSNS上での決済がさらに普及する
今年はFacebookだけでなくX(Twitter)やTumblrによる購入ボタンのテストや、LINE PAY、更にはSnapchatが発表した送金システムなどもあり、2015年はSNS上の決済がより普及することが予想されます。
4.位置情報を使ったサービスの強化
『近くに居る友達(Nearby Friend)』という機能がありますが、将来的には企業ページによる位置情報機能の活用、例えば近くのレストランのおすすめメニューも表示される、といったことができるようになるようです。
また、以前ご紹介した近くに居る人に表示される広告「Local Awareness Ad」も登場すると思われます。
ポイント:位置情報の流出に要注意
既に位置情報を使ったチェックインなどの機能がありますが、今後はこの分野もFacebookは一層強化していくようです。位置情報は重要な個人情報の1つなので、この点でもまた望まぬ情報の流出に各ユーザー気をつけないといけなくなりますね。
5.3つの規約の改定
プライバシーベーシックの公開とあわせて、来年1月1日以降、3つの規約が改定されることも発表されました。
1.Facebook利用規約
旧規約とほとんど同じですが、以下の文言が新規約から消えています。
3.安全に利用するために
9. Facebookでコンテストや懸賞など(「プロモーション」)を実施したり、宣伝する場合、弊社のプロモーションガイドラインおよび当該法規に従うものとします。
こちらは今年の11月5日より、アプリを使った懸賞キャンペーンなどので新規いいね獲得を禁ずることと関連していると予想されます。
プロモーションガイドライン(Facebookページ規約)自体はまだ存在していますし、キャンペーンそのものがNGになるワケではないとは思いますが、今一度キャンペーンに関する規約改定をしっかりとチェックしておいた方がよさそうですね。
・1月1日より有効になる新利用規約はこちら
(※1月8日追記:利用規約改定の実施日は1月1日から1月30日に変わりました)
・現利用規約はこちら
2.プライバシーポリシー
プライバシーポリシーは、Facebookがユーザーからどのような情報を収集し、それをどのように・なんのために使用・共有するかといった内容を解説しているページです。新しいページは現在のものとはデザインが大きく変わっています。
・1月1日より有効になる新プライバシーポリシーはこちら
(※1月8日追記:プライバシーポリシー改定の実施日は1月1日から1月30日に変わりました)
・現プライバシーポリシーはこちら
3.Cookieポリシー
広告の表示やサービスの改善に使われるCookieについて解説されるページもアップデートされます。なお、こちらのCookieポリシーが有効になるのは来年の1月15日からのようです。
・1月15日より有効になる新プライバシーポリシーはこちら
・現プライバシーポリシーはこちら
最後に
プライバシー設定や広告についてなど、おそらくこれまでもユーザーからの問い合わせが多かった項目について重点的に解説されており、各ユーザーが快適にFacebookを利用できるよう丁寧な解説がされる分、自身で色々と把握しておく必要が出てきます。
各項目には更に細かいリンクが貼られていますが、おおまかなポイントは今回まとめた5点になります。少しでも参考になったのなら幸いです。
以上、『【Facebook】3分でわかる!2015年1月1日のポリシー改定で何が変わるの!?』でした。
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部