記事だけがコンテンツじゃない!Instagramを上手く活用した企業のコンテンツマーケティング事例分析
2016/01/15
コンテンツマーケティングという言葉はよくSEOの文脈で語られています。そのため、“コンテンツ=記事” と想像する方も多いのではないでしょうか。しかしながら、記事だけでなく画像や動画等もコンテンツマーケティングの中のコンテンツに含まれています。 今回のご紹介する事例では、画像コンテンツを軸にInstagramと絡めながら上手くコンテンツマーケティングを実施している企業をご紹介します。
木工yamagen
参照(http://www.mokkouyamagen.com/)
木工yamagenさんは横浜市瀬谷区に拠点があり、木のぬくもりが感じられるような家具や生活の道具を作っていらっしゃいます。
製作された作品集
(参照:http://www.mokkouyamagen.com/#!works/c7h2)
Webサイトではテキストでの説明はほとんどなく、写真を用いて作品のぬくもりや世界観を伝えています。
機能ではなく背景・世界観を伝える
一般的なwebサイトでは商品の機能やメリットをテキストで全面的に伝えています。しかし、木工yamagenさんの場合は、それが全くありません。その代わり、作品の製作プロセスや背景、世界観が伝わるような写真が多くあります。 一つ例を挙げると、”木工yamagenについて”のページにて製作現場が分かるページへ誘導しています。
製作現場が分かるページへ誘導するためのリンク
(参照:http://www.mokkouyamagen.com/#!about/c1a4p)
実際の製作現場を伝える写真
(参照:http://mokkouyamagen.blogspot.jp/search/label/%E5%B7%A5%E5%A0%B4%E4%BD%9C%E3%82%8A)
作品の良さだけではなく、作品がどんなところで作られているのかという背景も含めて、顧客に対して魅力づけがされています。
世界観を伝えるInstagramの活用
またwebサイトだけではなく、Instagramを用いて世界観を上手く伝えています。 Instagramのフォロワー数はなんと28,000人を超え、1投稿あたりのいいね数もコンスタントに1,000以上を超えています。
(参照:https://www.instagram.com/mokkouyamagen/)
投稿内容は完成品よりも、製作途中の作品の写真や、製作風景の動画が多く、webサイトのコンテンツとすみ分けがされています。Instagramの効果としては ・木工yamagenへの興味・関心を引く ・興味を持った方を購入へ動機づける ・ファンを育成する 等があると考えられます。いずれにしても、Instagramの特徴である“世界観を伝える”ということを上手く活用している例だと言えます。
競合と同じ土俵で戦わないこと
冒頭でSEOの文脈でコンテンツマーケティングが語られることが多いと述べましたが、木工yamagenさんのwebサイトを拝見するとSEOをほとんど意識した作りになっておりません。 むしろ検索エンジン上で競合と戦うのではなく、自社の強みが一番発揮できる“メディア”・“コンテンツ”・“伝え方”を選定した上でコンテンツマーケティングを展開しています。 特に中小企業の場合であれば予算も限られているので、”どのメディア”で”どのようなコンテンツ”を展開し、”どのように伝える”のかということは、コンテンツマーケティングを実施する上で、非常に大事な観点になるかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は上手くInstagramを活用し、コンテンツマーケティングを展開している企業をご紹介しました。 コンテンツマーケティングを実施される際には、“メディア”・“コンテンツ”・“伝え方”の観点を参考にしてみてください。
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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部