Facebook広告で新たに銀行振込が可能に! SNS広告の支払い方法まとめ
2017/10/11
集客やプロモーション、ブランディングなど、いまやビジネスにとって重要な役割を担っているSNS広告。ニーズが高まる一方、支払方法や消費税処理など、企業の一般的な決済フローでは課題が残る一面もあります。今回はFacebook広告の決済方法について調べてみました。
※更新履歴
2017年10月13日:最新情報をもとに加筆修正しました。Facebook広告の銀行振込について追記しました。
2017年9月27日:最新情報をもとに、銀行振込による支払いについて加筆修正しました。
2017年1月11日:最新情報をもとに加筆修正しました。X(Twitter)広告とInstagram広告の支払い方法について追記しました。
- ■目次
- Facebook広告の支払い
- X(Twitter)広告の支払い
- Facebook広告やX(Twitter)広告の消費税について
- 広告運用をプロにまかせた方がいい3つのワケ
- まとめ
1. Facebook広告の支払い
Facebook広告 6つの決済方法
広告費の支払方法は国によって異なります。現在、日本で利用できる支払方法は下記6種類です。
- ① クレジットカード
- ② クレジット機能つきデビットカード
- ③ PayPal
- ④ 手動決済
- ⑤ 広告クーポン
- ⑥ 銀行振込
①クレジットカード、②クレジット機能つきデビットカードは、指定されたブランドであれば利用が可能です。
③PayPalは、PayPalアカウントを広告アカウントにリンクして利用することができます。
④手動決済は、日本円での支払いの場合、オンライン銀行振り込みを使って支払う必要があります。さらに支払い方法を手動決済に決めたあとは、変更不可となります。しかし手動決済設定をしている広告アカウントに対し、クレジットカードやデビットカードを使用しての残高の追加は可能です。
なお、②デビットカード、③PayPal、④手動決済においては、利用できる法人が限られているので注意が必要です。
⑤広告クーポンとはFacebookとパートナーシップを築いているサイトや企業に付与されるものです。入手する機会がない場合は①~④または⑥銀行振込の方法となります。
⑥銀行振込は口座引き落としが利用できる国に居住していることと、銀行口座の認証が必要です。
※詳細はこちらのURLをご覧ください。
https://www.facebook.com/business/help/199370786834049
したがって、簡便な手段として実質的にはクレジットカードが主な支払方法といえるでしょう。
法人用のクレジットカードを持っていない場合や保有していても処理が煩雑なためできれば使用したくない、また個人のクレジットカードで立て替えなければならないなど、カード利用は便利な一方、企業で利用するとなると気をつけなければいけません。
なお、利用できるクレジットカードのブランドは下記のとおり指定されています。
支払いに利用できるクレジットカードは?
以下が利用可能なクレジットカードです。
- Visa
- MasterCard
- American Express
- JCB
請求書は発行してもらえる?
請求書の発行については、担当者自身で「広告マネージャ」よりダウンロードが可能です。
2つのダウンロード方法がありますので、簡単な手順を以下に記載します。
①取引別の請求書をダウンロードする場合
手順1:広告マネージャを開きます。
https://www.facebook.com/ads/manager/accounts/
手順2:左上の「Facebook広告」をクリックし、開いたメニューから「支払い管理」をクリックします。
手順3:「支払い方法」リンクをクリックします。
手順4:「取引ID」リンクをクリックします(これで請求の概要]にアクセスします)。
手順5:「請求の概要」の右上にあるダウンロードマークをクリックします。
②特定期間すべての料金が記載された請求書をダウンロードする場合
手順1:広告マネージャを開きます。
https://www.facebook.com/ads/manager/accounts/
手順2:左上の「Facebook広告」をクリックし、開いたメニューから「支払い管理」をクリックします。
手順3:「支払い方法」リンクをクリックします。
手順4:取引一覧の上の日付ドロップダウンメニューをクリックし、請求書の期間を指定します。
手順5:「すべての支払い明細書をダウンロード」をクリックします。
手順6:選択した期間の請求書のサマリーと、同じ期間の取引別の請求書のいずれかを選択します。
なお、請求書を発行(ダウンロード)することはできるものの、請求書払いができるわけではありません。広告費の利用金額は毎日クレジットカード会社に請求される仕組みになっています。
Instagram広告の支払いや請求は?
まずそもそもの前提として、Instagram広告を利用するにはFacebookページ、およびFacebook広告アカウントが必要となります。その上で、Instagram広告の支払いや請求の方法/体系は、Facebook広告に順ずると認識してほぼ問題ありません。
2. X(Twitter)広告の支払い
X(Twitter)広告の決済方法
X(Twitter)広告の決済方法は、基本的にはクレジットカード(一部デビットカードも対応)となります。Yahoo!プロモーション広告のアカウントを用いて決済を行う場合には、銀行振り込みも利用可能です。しかしながら、銀行振り込みの場合、入金を実施してからアカウントに反映されるまで3営業日程度要するため、即日広告掲載を開始したい場合はクレジットカード決済利用がおすすめです。
クレジットカードの設定方法については、X(Twitter)広告ページよりカード設定ページからカード情報を入力して利用可能となります。詳細はこちらをご覧ください。
支払いに利用できるクレジットカードは?
以下が利用可能なクレジットカードです。
- Visa
- MasterCard
- American Express
- JCB
請求書は発行してもらえる?
残念ながら、現状請求書の発行やダウンロードを行うことはできません。ただ、アカウントの請求履歴で請求日・請求額の確認やPDFダウンロードは可能です。
3. Facebook広告やX(Twitter)広告の消費税について
決済通貨が円の場合、消費税にも注意しなくてはなりません。今まではFacebook広告をはじめ、Googleアドワーズ、Instagram広告など、海外事業者が提供する広告媒体を使用する場合、消費税は課税されませんでした。
しかし2015年4月に消費税法の一部が改正され、2015年10月1日以降、Facebookなどの広告媒体利用に関する消費税は「リバースチャージ方式」の対象となりました。
リバースチャージ方式とは、海外事業者からサービスを受けた国内事業者に消費税を課す方式のこと。
Facebook広告は海外事業者であるFacebookから受けているサービスですので、日本国内の企業は消費税の申告・納税の義務が発生することになります。
リバースチャージ方式での申告方法についての詳細は、国税局のホームページに公開されています。(https://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/pdf/cross-kokunai.pdf)
4. 広告運用をプロにまかせた方がいい3つのワケ
もっとも広告効果が高いユーザーに的確にアプローチできるFacebookは、マーケティングにおいて非常に有効な広告媒体です。
一方で、支払方法や消費税の取り扱いなど、運用面での作業が煩雑になる可能性があることも事実。Facebook広告を効果的にかつスムーズに運用するためには、プロに頼むことも1つの方法です。ここでは広告運用をプロに任せた方がいい3つの理由をお伝えします。
① 請求書での支払いが可能
明細の確認やクレジットカードの締め日との金額調整など煩雑な作業はなく、運用代行会社からの請求書発行となりますので、他の請求書と同じように処理することができます。
② 広告出稿の最適化
支払に関する代行だけでなく、どのように広告を出すのが効果的なのかを最適化することができます。
③ 月次レポートの発行
広告費の明細に関して正確で分かりやすいレポートを毎月発行します。レポーティングをおこなうことにより、広告の効果を測定・解析することができるため、より効果的な広告を出すことができるようになります。
手数料を支払ってでもプロに任せ、自社はマーケティングに専念することで、自社で全ての運用をおこなうよりはるかに効率的でいい結果につながるのではないかと思います。
まとめ
各SNSの広告支払方法やルールについて解説しました。以前に比べ支払いパターンに柔軟性がでてきた傾向があり便利になっている一方、まだまだ各SNSでのルールの違いや利便性には差異がある状況です。前述したとおり、広告運用は専門業者に委託してかかる手間や時間を削減し、実際の事業会社/運用担当者は自社事業・マーケティング戦略の構築に注力するのも合理的な選択と言えるでしょう。
ガイアックスではFacebookページの運営者様に向けたFacebook広告の運用代行サービスをおこなっていますので、お気軽にご相談ください。