Instagramコレクション機能とは?使い方や保存との違い、非公開設定から実務活用まで解説

2025/08/31

クライアントへの提案に役立つ事例を集めたい、競合の投稿を整理したい、保存はバレるのか不安…。Instagram担当者が抱えるこうした悩みを解消するのが「コレクション機能」です。

本記事では操作方法からプライバシー設定、実務での応用までを解説し、業務の効率化と成果につなげる具体策を紹介します。

目次

  1. Instagramコレクション機能とは?|保存との違いと使うべき理由
  2. Instagramコレクション機能の使い方|基本操作をわかりやすく解説
  3. Instagramコレクション機能の公開範囲と共有方法|プライバシー設定の基礎
  4. Instagramコレクションの実務活用法|情報整理とチーム共有に役立つ使い方
  5. まとめ|Instagramコレクション機能で「探す手間」を効率化しよう

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Instagramコレクション機能とは?|保存との違いと使うべき理由

Instagramのコレクション機能は「保存」を一歩進めた仕組みで、投稿をテーマごとに分類できる点が大きな特徴です。

単に気になる投稿を集めるだけでなく、企画用の素材や競合事例を体系的に整理できるため、資料作成やレポート業務の効率を大幅に高められます。

ここでは、通常の保存との違いや、コレクションを使うメリットを具体的に整理します。

通常の保存とコレクションの違い

「保存」は気になった投稿をとりあえずストックする機能で、すべてが同じ場所に溜まっていきます。そのため数が増えると検索性が下がり、必要な投稿を探すのに手間がかかります。

一方「コレクション」は、保存済み投稿をフォルダのように分けて管理できます。

例えば「競合事例」「UGC参考」「ストーリー企画」といったテーマごとに仕分けておけば、目的の投稿をすぐに取り出せます。実務担当者にとっては「情報の倉庫」から「使えるデータベース」へ変わる感覚です。

項目 保存 コレクション
目的 気になる投稿を一時的にストック 保存済み投稿をテーマごとに分類・管理
整理性 分類不可 任意のコレクションを作成して分類可能
公開範囲 非公開 非公開(コラボコレクションは招待制共有)
チーム活用 個人利用が中心 命名ルールを整えると資料化・共有に有効

Instagramコレクション機能でできること一覧

コレクションを活用すると、次のような整理・活用が可能になります。

  • 投稿をテーマ別にフォルダ化し、後から素早く参照できる
  • 複数のコレクションを作成して、用途やクライアントごとに使い分けられる
  • 蓄積した投稿を企画会議や提案資料に再利用できる
  • 一部はコラボコレクションを通じてメンバーと共同管理できる

単なる保存だけでは埋もれてしまう投稿も、コレクションを使えば業務知識の資産に変えられます。

メリット:
投稿の分類・管理が可能になる
資料作成やレポート業務の効率が向上
チームでの情報共有にも活用できる

コラボコレクションとの使い分けポイント

通常のコレクションは自分専用の非公開フォルダで、他人からは見られません。一方、コラボコレクションは指定した相手と共同で投稿を保存・閲覧できる仕組みです。

社内のチームメンバーや広告代理店との情報共有にはコラボコレクションが便利ですが、注意点もあります。

誤ってプライベート用の投稿を共有したり、機密性の高い情報を外部と混在させたりしないよう、利用目的を明確に分けることが重要です。

運用ルールをあらかじめ定めておくと、トラブルを防ぎつつ効率的に活用できます。

Instagramコレクション機能の使い方|基本操作をわかりやすく解説

コレクションを業務で効果的に使うには、基本操作を正しく理解しておくことが欠かせません。

ここではアクセス方法から新規作成、投稿の追加、整理・共有までをステップごとに紹介します。単なる操作手順だけでなく、担当者が実務で迷いやすいポイントや効率化の工夫もあわせて解説します。

Step0:コレクション画面はどこから見られる?アクセス方法

まずは保存済み投稿にアクセスする方法を押さえましょう。プロフィール画面右上の「≡」をタップし、メニューから「保存済み」を選ぶと、すべての保存と各コレクションが表示されます。

補足:業務マニュアルではこの導線を図解つきで示しておくと、担当者交代の際に混乱を防げます。

Step1:新規コレクションの作成・編集・削除

保存済み画面で「+」を選択し、コレクション名を入力すると新規作成できます。名前は後から変更できるため、最初は仮名でも問題ありません。

ただし増えすぎると探しにくくなるため、あらかじめ「用途+対象」などの命名ルールを決めておくと効率的です。

Instagram側から作成数の上限は明示されていませんが、実務的には数十~数百単位で管理が可能です。

不要になったコレクションは編集画面から削除でき、内容も同時に消えるため、削除前には本当に不要かを確認するのが安心です。

投稿をコレクションに保存・追加する

投稿の右下にある保存アイコンをタップすると保存されます。その後に表示される画面でコレクションを選べば、目的に応じて振り分けられます。

分類先を迷うときは「仮置き用」のコレクションを作り、週末や週初めに本来のコレクションへ整理すると効率的です。

また、同じ投稿を複数のコレクションに入れることはできないため、使用目的を明確にしておくと混乱を避けられます。

デメリット:
同じ投稿を複数のコレクションに入れることはできない
分類に迷った場合は仮置きと整理のルールが必要

保存済みコレクションの確認・整理

保存済みメニューから任意のコレクションを選ぶと、そこに分類された投稿を一覧できます。

整理する際、直接の「移動」操作は用意されていません。そのため、別のコレクションに入れたい場合は一度削除し、改めて目的のコレクションへ保存し直す必要があります。

並び順は新しい保存が上に表示されるため、重要度を示したいときはコレクション名に「★」「A」などの記号を入れる工夫も効果的です。チーム運用では、定期的に不要な投稿を削除するルールを設けると、情報の鮮度を保てます。

デメリット:
コレクション間の直接移動ができない
定期的な整理が必要
重要投稿の優先表示は命名ルールで工夫

DM・LINEで共有する

コレクション全体を一括で共有することはできません。ただし、コレクション内の個別投稿はリンクとしてDMやLINEで共有できます。

共有を受けた側は、投稿が公開されている場合のみ閲覧可能です。

この仕様を知らないと「共有したのに見られない」という誤解が生じやすいため、チーム内で「コレクションは共有不可、投稿単位のみ可」というルールを明記しておくと安心です。「共有できない仕様」を知らないメンバーが誤解しないよう、ルール化しておくと安心です。

⚠️ 注意:コレクション全体の共有はできません。共有する場合は投稿単位で行い、投稿の公開範囲に注意しましょう。

Instagramコレクション機能の公開範囲と共有方法|プライバシー設定の基礎

「保存すると相手に通知されるのでは?」「自分のコレクションは他人に見られるのでは?」といった不安は、多くの担当者が抱く疑問です。

ここでは通知や非公開の仕組みを明確にし、チーム運用でも誤解を防げるように解説します。

コレクションは相手に通知される?バレる?

結論から言うと、投稿を保存したりコレクションに追加したりしても、投稿者に通知が届くことはありません。

Instagramでは保存を「個人のブックマーク操作」として扱っており、外部へは一切共有されない仕組みだからです。

ただし投稿者本人は、自分の投稿がどのくらい保存されたかを「インサイト」で数値として確認できます。誰が保存したかは表示されないため、個人が特定されることはありません。

つまり「保存したことがバレる」心配は不要です。

ポイント:保存操作は投稿者に通知されず、誰が保存したかも特定されません。安心して活用できます。

自分のコレクションは他人に見られる?

通常のコレクションは完全非公開で、本人以外が閲覧することはできません。共有機能も備わっていないため、誤って外部に公開されるリスクもありません。

ただし「コラボコレクション」を作成すると、招待したメンバーにはそのコレクション内の内容がすべて共有されます。業務用と個人用を混在させないよう、用途ごとにコレクションを分けて管理することが安全です。

コレクションの共有は可能?

通常のコレクションをまるごと共有することはできませんが、コラボコレクションを作成すればメンバー同士で共同管理が可能です。招待制なので不特定多数に公開されることはありません。

一方で、コレクション内の個別投稿はリンクとしてDMやLINEで共有できます。相手がその投稿を閲覧できるかどうかは、元のアカウントの公開範囲に依存します。

共有対象 可否 注意点
通常のコレクション全体 不可 自分専用。外部へ共有されることはない
コレクション内の個別投稿 可能 DM・LINEでリンク共有可。投稿の公開範囲に依存
コラボコレクション 可能(招待制) 参加メンバーのみ閲覧・追加可。業務用と私用は分けるべき

非公開アカウントの投稿や削除済みの投稿はリンクを送っても見られません。

⚠️ 注意:コラボコレクションを使うとメンバーに全投稿が共有されます。機密情報や個人用の投稿が混在しないよう注意しましょう。

Instagramコレクションの実務活用法|情報整理とチーム共有に役立つ使い方

コレクションは単なる保存フォルダではなく、情報資産を整理しチーム全体で活用するための仕組みです。

ここではアイデア収集から競合分析、ナレッジ共有まで、現場で再現性高く実践できる活用法を紹介します。

投稿アイデアの収集・ストックをする

新しい投稿企画を考えるとき、インスピレーションの源泉となるのが過去に保存した事例です。コレクションを「デザイン参考」「キャプション例」「キャンペーン企画」といった目的別に分けると、会議のたびにゼロからアイデアを出す必要がなくなります。

例えば「デザイン参考」コレクションには魅力的な画像構成や配色事例を集め、「キャプション例」には共感を生むコピーを保存しておけば、投稿作成の時間を大幅に短縮できます。

競合アカウント・他社事例のマーケティング分析に活用する

競合アカウントの優れた事例や広告クリエイティブを蓄積するのも効果的です。コレクションを「競合分析_業界名」といった形で作成し、毎週一定数の投稿を追加していくとデータベースが育ちます。

月初にチームでコレクションを振り返り、「保存した理由」「活かせる要素」「注意すべき点」を短くメモすると、定例報告やクライアントへの提案に即座に転用できます。

保存理由や着眼点を共有メモとして残すことで、単なる情報収集にとどまらず、分析の再現性が高まるのが大きな利点です。

スタッフ間のナレッジ共有に使う

複数人でSNS運用を担当する場合は、コラボコレクションを活用すると便利です。各メンバーが「気になった成功事例」や「反応が高かった投稿」を追加していくことで、チーム全体の知見が自然と蓄積されます。

さらに追加時に「参考ポイント」「応用可能な点」を簡単にコメントに残すと、単なるストックからナレッジ共有の場へと進化します。

属人化を防ぎ、新任スタッフでもすぐに学べる環境を整えられます。

コレクションを整理・管理しやすくするルールやコツ

コレクションを増やしすぎると情報が散らばり、逆に効率が落ちることがあります。

そのため「用途_対象_補足」の形式で名前を付けるなど、命名ルールを統一することが有効です。例:「競合事例_美容_UGC」「提案用_飲食_キャンペーン」。

また、月1回の棚卸しを習慣化し、不要な投稿を削除することも重要です。これにより情報の鮮度が保たれ、検索性も維持されます。さらに「移動できない」と感じた場合は、一度削除して目的のコレクションに再保存する運用ルールを周知しておくと混乱を防げます。

  • 命名ルールを決めて整理性アップ
  • 月1回の棚卸しで情報の鮮度維持
  • 再保存を前提にした運用ルールで柔軟に対応

まとめ|Instagramコレクション機能で「探す手間」を効率化しよう

Instagramのコレクション機能は、保存投稿を整理・分類し、必要な情報にすぐアクセスできる実務的なツールです。

非公開で安心して活用できるため、個人のアイデアストックだけでなく、競合分析やチームでのナレッジ共有にも役立ちます。

重要なのは「保存して終わり」にせず、整理ルールや運用フローを設けて資産化することです。

例えば今日からできる一歩として、競合アカウントを5社フォローし、参考になった投稿を「競合事例」コレクションに保存してみてください。1週間後に見直すだけでも、提案や企画に使えるヒントが確実に増えているはずです。

コレクションをうまく活用すれば、「必要な投稿を探す時間」を大幅に削減し、Instagram運用の質そのものを高めることができます。SNS担当者や代理店スタッフの皆さまは、ぜひ日々の業務に取り入れてみてください。

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