拡散効果は絶大?! X(Twitter)インスタントウィンキャンペーンのメリットと事例6選

2017/11/06

X(Twitter)アカウントを運用するからには、より多くのユーザーに拡散してもらえる投稿をしたいというのがPR担当者やSNS運用担当者の願いですよね。

2016年から日本国内で実施されるようになったX(Twitter)インスタントウィンをご存知でしょうか。今回は注目を集めるこのキャンペーン手法をご紹介します。

※更新履歴
2017年11月6日:事例を追加しました。

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    ■目次

  1. X(Twitter)のインスタントウィンキャンペーンとは
  2. X(Twitter)インスタントウィンキャンペーンのメリット
  3. X(Twitter)インスタントウィンキャンペーンの事例6選
  4. X(Twitter)インスタントウィンキャンペーンを実施する方法と注意点
  5. まとめ

1.X(Twitter)のインスタントウィンキャンペーンとは

そもそも「インスタントウィン」とは

インスタントウィンとは、抽選したその場で当落がわかる懸賞のことです。
アイスの棒にあたりはずれが印字してあるものなどが古くからある手法で、もう少し最近のものではシリアルナンバーなどが記載された商品から顧客をキャンペーンサイトに誘導し、サイト上でそのナンバーを入力すると抽選結果がわかるというものなどがあります。

上述したインスタントウィンの仕組みをX(Twitter)内で実現したものが、インスタントウィンキャンペーンです。

ユーザーは企業アカウントのキャンペーン用ツイートをリツイートするだけで参加でき、かつすぐに当選結果が分かるため、気軽に受け入れてもらえます。その結果、多くのユーザーがリツイートするため、拡散効果を期待できます。商品・サービスの認知拡大を目的としたキャンペーンに適していると言えるでしょう。

日本でこの手法のキャンペーンを実施したのはコカ・コーラ社の「ヨーグルスタンド」が初めとされ、その後ネスレやカルピス、ANAなど多くの企業が実施しています。

ユーザーから見たインスタントウィンキャンペーン参加方法

X(Twitter)のインスタントウィンキャンペーンは、基本的に下記の3ステップになっています。

  • ①アカウントをフォロー
  • ②指定のハッシュタグが記載されたそのアカウントのツイートをリツイート
  • ③リプライやDMなどで当選結果が通知される

ヨーグルスタンドのインスタントウィンキャンペーンを例に、参加の流れをご紹介します。

初めに①「フォローする」をクリックします。そのあとでキャンペーンツイートを②「リツイート」。その後自分のアカウントにヨーグルスタンドから③「くじの結果が表示される動画のリプライが届く」仕組みになっています。

②で2016年4月18日にリツイートしたあと(上記画像の右がリツイートの様子)、ヨーグルスタンドのアカウントから即日返信されているのがわかります。

 

 

②「リツイート」のアクションは上記のアカウントのように、引用リツイートでもキャンペーンに参加できます。その際はもちろん指定のハッシュタグなどがもれなく記載されていなくてはいけません。

2. X(Twitter)インスタントウィンキャンペーンのメリット

2016年のヨーグルスタンド以降、多くの企業がX(Twitter)でインスタントウィンキャンペーンを行っています。企業がインスタントウィンキャンペーンを実施するメリットはどこにあるのでしょうか。

①リツイートされるので拡散が狙える

まずリツイートをキャンペーン参加の要件に加えれば、拡散が期待できます。加えてリツイートするだけのシンプルな参加条件なので、拡散されたツイートを見た人がさらにリツイートしてくれる可能性も高いです。アクションのハードルが低いため、大量に拡散されやすいといえます。

②フォロワー増加が狙える(フォローを条件とした場合)

リツイートに加えてアカウントのフォローを要件に加えると、キャンペーン期間内で一気にフォロワーを増やすことができます。新ブランドや新しいサービスのアカウントで知名度をあげたい場合やフォロワー獲得が急務の場合、X(Twitter)でのインスタントウィンは魅力的なキャンペーン手法なのです。

③すぐに結果が分かるので、毎日参加する気になりやすい

簡単な応募方法で当選結果がすぐにわかるので、もし一度外れてしまっても「明日もやろう」というモチベーションに繋がります。複数回参加可能な設定であれば毎日リピートするユーザーも出てくるでしょう。実際上述のヨーグルスタンドのインスタントウィンでは一人当たり5回リツイートしていたそうです。

3. X(Twitter)インスタントウィンキャンペーンの活用事例6選

①マクドナルド

日本マクドナルドは、期間限定販売の商品「チキンタツタ」と「チキンタルタ」をPRするインスタントウィンキャンペーンをX(Twitter)で実施しました。

キャンペーンはアカウントをフォローし、該当のツイートをリツイートした人を対象に、2,000円分のマックカードが5日間で100名に当たるというもの。ユーザーは1日1回リツイートして抽選に参加できます。抽選結果はタ○タのスロット動画が応募者のアカウントに返信されます。

チキンタツタとチキンタルタというややこしい商品名を上手に活かしたルーレットに遊び心を感じられます。

 

 

②ファンタ

日本コカ・コーラはファンタレモンのリニューアル発売に際してX(Twitter)でインスタントウィンキャンペーンを実施しました。

キャンペーン内容は、その場でフォロー&リツイートするとファンタ レモン+C 1ケース(490mlPET 24本)が1,000名に当たるというもの。キャンペーン期間は17日間でした。こちらも毎日応募できるキャンペーンです。

抽選動画はコンビニ店員に扮する俳優の菅田将暉さんからアナログなくじ引きをするという設定で、カードが裏返されるまでドキドキが続きます。

 

③リアルゴールド

同じく日本コカ・コーラより、リニューアル発売したリアルゴールド1ケース(190ml缶×30)が100名に当たるX(Twitter)インスタントウィンキャンペーンです。こちらも3週間のキャンペーン期間は毎日応募できます。

このキャンペーンはインスタントウィンに加えて、カンバゼーショナルカードが利用されているのが特徴です。

アカウントをフォローしたあとにリツイートすると、女優の広瀬アリスさんがチアガールに扮して応募者にエールを送ってくれます。エールの種類は4つあり、好きなものを選んでリツイートすれば応募は完了。このハッシュタグを選んでクリックするとリツイートできる仕様が、カンバゼーショナルカードが利用されている部分です。返信動画の種類を選べるのは、毎日応募できるタイプのキャンペーンでは懸賞+αの楽しみになります。

 

 

関連記事:
【X(Twitter)広告】カンバセーショナルカード&インスタントアンロックカードを徹底解説

④きららファンタジア

「まんがタイムきらら」のキャラクターが登場するスマートフォンRPGの公式アカウントです。

ゲームのほうはリリースの予定を控えて事前登録を受付中ですが、X(Twitter)のアカウントでは事前登録を促進するために、アカウントのフォロー&RT拡散を条件としたキャンペーンを度々実施しています。下の画像のインスタントウィンキャンペーンではヘッドフォンが景品ですが、そのほかの景品にはゲームのボーナスポイントやキャラクターグッツなどがあり、バラエティに富んでいます。ルーレット動画で当選結果を通知しています。

https://twitter.com/kirarafantasia/status/920092005853736960

⑤ローソン

ローソンの新製品やキャンペーンなど最新情報を紹介する公式アカウントです。

X(Twitter)の運用方法で注目されることが多いローソン公式アカウントでも、インスタントウィンを取り入れています。5日連続実施された「Lチキチーズ」がその場で当たるキャンペーンは、インスタントウィンの即時性が最大限に生かされたキャンペーンです。当選すると店舗で引換券を発行できます。当選したユーザーが実際に店頭で該当商品を食べたことを報告するツイートも見られました。

https://twitter.com/akiko_lawson/status/911409855579119616

⑥ニベア

世界的なスキンケアブランド・ニベアが発売した新商品の、キャンペーン用アカウントです。

アカウントをフォローして、「#二ベア・泡妖精のささやきアワー」が入ったキャンペーンツイートをRTすると、新製品の洗顔料が抽選で当たります。返信ツイートで、当選結果がわかる泡妖精のささやき動画が届き、DMで商品発送などの当選情報を案内してくれます。

https://twitter.com/nivea_sengan_jp/status/913901219483021313

4. X(Twitter)インスタントウィンキャンペーンを実施する方法と注意点

ハッシュタグに反応して自動返信する仕組みが必要

拡散・フォロワー獲得効果が高いX(Twitter)インスタントウィンキャンペーンですが、一般的なリツイートキャンペーンよりは準備に手間がかかると言えます。

通常のキャンペーンと同様に懸賞内容や実記期間など一般的な要件の設定などキャンペーン企画をした上で、複数パターンの返信動画(もしくは画像)の制作とハッシュタグを検知して自動で返信する機能の開発などが必要になります。

実際のところ専門的な要素が多いので、インスタントウィンキャンペーンのパッケージプランがある制作会社に依頼するのが現実的な実施方法でしょう。

その他の注意点

キャンペーン投稿では、「シンプルで分かりやすい」を心がけることが大切です。参加要件にフォローがある場合「初めにフォローしてください」とキャンペーンツイートに明記しましょう。まだ知名度が低いキャンペーン方法でもあるため、キャンペーン用の動画でもわかりやすくキャンペーンの仕組みを伝えたほうがいいでしょう。

キャンペーン期間中はユーザーからの@リプライやDM、その他の窓口でも問い合わせが増えるものと想定し、担当者や工数の確保が必要です。

5. まとめ

ユーザーにとっては手軽にゲーム感覚で応募できて、その場で当選結果がわかるインスタントウィン。企業にとってもメリットが大きいことがおわかりいただけたでしょうか。

X(Twitter)のキャンペーンで商品の認知拡大を図りたい企業の担当者の方は、ぜひ実施を検討してみてください。

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