1月の主要SNSニュースまとめ! 音声チャット「Clubhouse」流行や、X(Twitter)が「Spaces」テストで対抗ほか

2021/02/08

皆さんはいかがお過ごしですか? 緊急事態宣言の再発令など、先月は年始から激動の月でした。

Facebookページの刷新やX(Twitter)「Spaces」の国内テストなど、SNSの関連ニュースも盛りだくさんでした。それではご覧ください。

    ■目次

  1. 全般
  2. Facebook
  3. Facebook・Instagram
  4. Instagram
  5. Instagram・TikTok
  6. X(Twitter)
  7. YouTube

1. 全般

20年12月のデスクトップPCにおけるSNS利用、日本ではX(Twitter)が最大

2021年1月、Webトラフィック分析ツールを提供するStatCounterから、デスクトップPCにおける2020年12月のソーシャルメディアの利用時間の割合が発表されました。全世界の利用状況は1位Facebook、2位Pinterest、3位X(Twitter)で、シェアもデバイスの種類では極端に異なりません。日本は傾向が異なり、1位X(Twitter)のシェアが60%以上、2位YouTube、3位Facebook、4位Pinterestが続いています。

日本は世界に比べてX(Twitter)がよく使われると言われますが、この調査によって、デバイスにも特徴があると判明しました。

国内の月間アクティブユーザー数を振り返るとInstagramが3,600万人、X(Twitter)が4,500万アカウントですが、国内のデスクトップ利用の割合となるとInstagram(1.16%)よりX(Twitter)(62.50%)の方が圧倒的に使われると分かります。

もともとInstagramがカメラアプリとして始まり、スマートフォン向けに展開していた歴史を踏まえれば当然ですが、X(Twitter)がデスクトップ向けにUIを最適化させる、アップデートを重ねてきたことが奏功してるともいえます。

参考:https://news.mynavi.jp/article/20210103-1621406/,https://gs.statcounter.com/social-media-stats/desktop/japan

音声チャットルームサービス「Clubhouse」が日本でも流行り始める

https://apps.apple.com/us/app/clubhouse-drop-in-audio-chat/id1503133294

2020年3月、米国にてベータ版がローンチされて以来、世界で人気を博していた音声チャットルームサービス「Clubhouse」が、日本でもIT・スタートアップに関わる人々を中心に注目を集めています(現状iOS版のみ)。

招待されないと開始できない点や記録が残らず録音も禁止されている点が、従来のSNSにない、その場限りの情報の価値を生み出し、利用者を惹きつけています。

基本的にユーザー個人同士が会話を楽しんだり、そのやり取りを聞くためのSNSなので、InstagramやX(Twitter)のような「企業アカウント」の概念はありません。しかし企業がビジネスに全く活用できないわけではありません。企業の経営者や「従業員インフルエンサー」の人が他社のユーザーと交流するなかで、仕事に発展することは考えられます。

一方、注意点として、他のSNSと比べてコンテンツの拡散性が高くはありません。現状はClubhouse以外の媒体で人気を確立させた著名人やタレントなどが、もともとの知名度を武器に、自分のフォロワーをClubhouseに引き込んで盛り上がっている様子が散見されます。

参考:https://apps.apple.com/us/app/clubhouse-drop-in-audio-chat/id1503133294,
https://startuptimez.com/70e591bf9ab84bb6b9af4868a969329f,
https://note.com/masayamori/n/nbe4db1199e25

2. Facebook

「Facebookページ」がデザイン刷新し、「いいね」数が非表示に(国内ではこれから反映か)

https://www.facebook.com/business/help/NewPageExperience/

米国時間1月6日、Facebookは、すっきりとしたデザインになったFacebookページの提供を発表しました。

新たなデザインでは、個人用のFacebookプロフィールと公開ページの間の切り替えがこれまでより簡単にできるようになります。

また、ページに付いた「いいね!」の総数(=ページファン数)の表示がなくなり、フォローされた人数のみ表示されます。

今までFacebookページでは、ページに付いた「いいね!」数(=ページファン数)とフォロー数が別々に計測されており、ページファンになると、プロフィールから「『いいね!』したページ」の一覧に記載され、他ユーザーからファンだと分かる状態でした。そのため、最新情報だけフィードで見られれば良いユーザーはフォローだけを押し、ページファンにはならずにいました。この変更により、今後はそういった区別がなくなります。

一般的にページのいいね!とフォロー数が大きく乖離することはなく、活発に使われていなかったことが理由として考えられます。執筆時2月1日現在、国内のFacebookページではまだ反映はされてませんが、ページ運用者は今後レポートを作成時に要注意です。

参考:https://www.facebook.com/business/help/NewPageExperience/,
https://japan.cnet.com/article/35164722/ 

3. Facebook・Instagram

AI生成画像キャプションがアップデート。より詳細な情報を提供されるように

1月、TechCrunchの報道によると、FacebookとInstagramの画像分析AIのユーザー補助機能が強化されました。

投稿された写真は、画像分析AIによって分析されキャプションが作成されます。その際、新システムでは、視覚にハンデのあるユーザーが画像を理解できるように助けると同時に、将来は一般ユーザーが写真をすばやく見つけるのにも役立ちます。

AIがアップロードされた画像の情報を読み解き、言語化し、より詳細なキャプションを生成できるようになりました。報道によると、その認識精度は開発当初の10倍に相当するといいます。

これらのキャプションは投稿された画像に付与・保存されるため、投稿者の趣味趣向を分析・特定するのに役立ちます。個人情報の取り扱いに対する懸念もありますが、将来的に広告ターゲティングに生かされる可能性があります。

参考:https://jp.techcrunch.com/2021/01/22/2021-01-19-facebook-and-instagrams-ai-generated-image-captions-now-offer-far-more-details/

4. Instagram

子持ち女性の7割がインスタを見て衝動買い。一般人を情報収集源とすることが多い:トレンダーズ調査

https://www.trenders.co.jp/news/1935/

1月19日、トレンダーズは、Instagramを利用している20から30代の女性のうち、未就学児を育てる300名を対象に実施した「今どきママのInstagram買い物実態調査」の結果を発表しました(調査期間2020年12月17日~18日)。

Instagramの投稿を見ているうちに、「衝動買いをした経験はあるか」と聞いた調査では、74.0%が「経験あり」と回答しました。

Instagramで購買を促されるのは若年層だけではありません。今回の調査では子持ち女性でもストーリーズやフィードが買い物の情報収集に使われる実態が明かされました。

特に参考になる点として、買い物の参考にされやすいアカウントは「知人や友人(36.0%)」「自分の趣味や好みに合う一般人(35.3%)」が上位に入り、「自分の趣味や好みに合う芸能人(20.7%)」を上回る結果となりました。芸能人よりも、自分とより近しい人から得る情報の方が、共感しやすく受け入れやすい心理が働いているのかもしれません。

参考:https://www.trenders.co.jp/news/1935/, https://markezine.jp/article/detail/35323

クリエイターとビジネス向けツールをまとめたダッシュボードをアプリに追加

https://business.instagram.com/blog/announcing-instagram-professional-dashboard?locale=ja_JP

米国時間1月25日、Instagramは「プロアカウント」を持つクリエイターとビジネスのためのツールをまとめたダッシュボード「Professional Dashboard」の提供を開始したと発表しました。

ショップやバッジ機能など既存のツールをまとめ、アカウントのパフォーマンスを追跡するツールなど、新機能も追加されています。

近年Instagramでは、ショップ機能やブランドコンテンツ広告など、企業向けの新機能の発表が相次いでいます。今回のアップデートはそうした企業やクリエイターがInstagramを使用・管理しやすくするツールが用意されたといえます。

同機能を使うために企業の担当者は「設定」から「アカウント」へ進み、最下部の「新しいプロアカウントを追加」を押して、事前に切り替えを済ませておく必要があります。

参考:https://business.instagram.com/blog/announcing-instagram-professional-dashboard?locale=ja_JP, https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2101/26/news082.html

5. Instagram・TikTok

将来Googleのモバイル検索結果にInstagramやTikTokの動画が出てくる可能性

1月、TechCrunchやGizmodoはGoogleが新しいモバイル検索機能をテストしていると報じました。InstagramやTikTokの動画を専用のカルーセルに表示することが目的です。

今回のテストは、2020年始めにGoogle Discoverタブ内に「Short Videos」のカルーセルを埋め込んだ機能の拡張です。実装されれば、検索者は上記SNSの短尺動画を含め、Googleの検索結果からコンテンツを探せます。

同テストはモバイルに限定されており、デスクトップでは現状表示されません。

今や国内主要SNSプラットフォームで動画コンテンツは当たり前のように流通しており、料理やメイク、筋トレ、ライフハックなど、文章では伝わりづらい情報が解説されたコンテンツにたどり着けます。もしこの機能が実装された場合、SNSを普段積極的に使わないユーザーにも、企業や個人が制作しSNSで発信した動画が、Google検索結果経由で閲覧される可能性が高まります。

参考:https://www.gizmodo.jp/2021/01/google-testing-short-videos.html,
https://techcrunch.com/2020/12/29/google-pilots-a-search-feature-that-aggregates-short-form-videos-from-tiktok-and-instagram/

6. X(Twitter)

話題の音声チャット「Clubhouse」に対抗? 「Spaces」のテストが国内でも開始


2020年12月に、X(Twitter)は音声チャットルーム「Spaces」の小規模テストを開始したと発表していましたが、この度、日本の一部のユーザーを対象に試験が開始されました。

ユーザーが自分の「部屋(Space)」を作り友人やフォロワーを招待し、音声でチャットしたりツイートを共有できます。現在日本でも話題になっている、音声チャットサービス「Clubhouse」に似ています。

最大10人まで参加者を募集して音声チャットを楽しめる機能「Spaces」は、昨年12月に一部ユーザーの間でテストが開始されていました。その対象が日本国内ユーザーにも広げられています。今回のテストは、別のページでもご紹介した「Clubhouse」が2020年3月のベータ版開始から世界中で勢いを増し続け、ちょうど日本でも流行り始めるなかで開始されました。

動画コンテンツの時間制限の緩和、24時間で消える「フリート」の導入など、ツイート(文字)以外の表現を広げているX(Twitter)が、国内の音声チャット市場で存在感を示せるか注目です。

参考:https://twitter.com/TwitterSpaces/status/1339639767089238019?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1339639767089238019%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F2012%2F18%2Fnews115.html, https://news.yahoo.co.jp/articles/f55766c51bf89e5101524e884cb8ece858dd387b,
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2012/18/news115.html,

7. YouTube

YouTube上にショッピングカートが表示。「ショッパブル広告」を試験導入

1月末、GoogleはYouTubeにショッピング機能を試験導入すると正式に発表しました。今回対象となるのは一部のクリエイターやブランドです。

新機能では、人目を引くデザインのショッピングカートが特徴です。モバイルやウェブ上で、ユーザーがカートをクリックすると視聴中の動画に関連した商品リストに誘導され、その場で商品が購入できるようになります。

YouTubeは視聴者の興味関心を捉えた関連動画のサジェスチョンに優れており、別のクリエイターの動画を探せるので情報収集に長けています。そうした特性から玩具やゲーム、コスメなど、さまざまなジャンルのクリエイターがファンを抱え、視聴者の購買に影響を及ぼしています。本機能が導入された場合は、動画で紹介された商品をその場で買ってくれる視聴者も出てくるでしょう。

最近ではFacebookやInstagramでショッピング機能のアップデートが続き、認知から購買まで一貫して行えるようになりました。YouTubeを運営するGoogle社としても、競合となる他プラットフォーマーに追随する狙いがうかがえます。

参考:https://digiday.jp/platforms/with-youtubes-new-shoppable-tools-the-video-platform-wars-are-heating-up/, https://www.engadget.com/youtube-shopping-videos-creators-google-175446281.html

動画から、5~60秒抜き出してSNSで共有できる「クリップ」のテスト版が登場

https://support.google.com/youtube/answer/10332730

米国時間1月28日、YouTubeは公式ブログにて、動画の一部を短いクリップとして切り取り共有する新機能「クリップ」をα版として公開しました(WebおよびAndroidのみ利用可)。

クリップではURLが発行され、SNSやメールで共有できるようになります。α版の対象となったクリエイターの動画やライブ配信には、ハサミアイコンが表示されるようになります。

今までもYouTubeコンテンツのリンクを生成して別のSNS上でシェアすることは可能でしたが、今回の機能が実装されれば、最長60秒まで動画の好きな部分を切り出せるようになり、自社コンテンツの拡散も、視聴者による引用もやりやすくなります。

YouTubeのコンテンツを制作する企業のなかには、他のSNSプラットフォームで配信するためのダイジェスト版の動画をあらかじめ企画しているところもあります。今回の「クリップ」がそれらを置き換えるとは一概に言えませんが、特に見てもらいたいパートを小出しに引用してSNSで紹介するなど、表現の幅を広げる手段として活用できそうです。

参考:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2101/29/news092.html,
https://support.google.com/youtube/thread/95526465, https://support.google.com/youtube/answer/10332730

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