Facebookが新機能「See First」を実験し、ユーザービリティのさらなる向上を目指す

2015/07/13

TechCrunchの取材によるとFacebookでは現在、See Firstと呼ばれるニュースフィードの新しい表示方法を実験しているとのことです。

では、その新機能See Firstとはどのような機能なのかについて今回はご紹介していきます。

■See Firstとは

これまで、ユーザーがニュースフィードの表示内容を操作する場合は、「友達」と「フォロー」をオン/オフする他、「友達」をカテゴライズし、「親しい友達」に設定することで、そのユーザー投稿が自身のニュースフィードに表示させる可能性が高めるくらいでした。

しかし、現在実験中のSee Firstでは、友達のページやプロフィール画面でSee Firstの機能をオンにすると、その相手からの投稿が常に自身のニュースフィードのトップに優先的に表示されるようになります。

これによりユーザーは、自身にとって優先度の高い友達やフォロワーの投稿を見やすくなるため、ユーザービリティや利用頻度を大幅に高めることへと繋がります。

2015年4月にFacebookが発表した決算では、モバイルでの広告売上高が広告売上高全体の約73%を占めていました。

Facebookでは、増加し続けているモバイルユーザーでの広告売上の拡大を念頭に、広告主とユーザーへの最適なマッチングを促すため、See Firstのような新機能を実験している他、スパムや捏造動画などを非表示にするように進めています。

こうした動きから、同社は今後、ユーザーに対してより良質なコンテンツ(広告も含めて)を提供するため、ユーザービリティを意識した改善のスピードを上げていくのではないでしょうか。

この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

企業のWeb担当者様が積極的にSNSをビジネス活用していけるよう、ソーシャルメディア関連の「最新ニュース」「運用ノウハウ」「事例・データ」の情報を素早くキャッチしてお届けします。