X(Twitter)社がアプリインストールごとに課金するプロモ広告の販売スタート
2015/07/28
X(Twitter)社は、新たな「アプリインストール広告」の販売を始めると発表しました。今後は、数カ月以内に全世界で利用できるようになる予定です。
では、X(Twitter)社のアプリインストール広告とはどういったものなのか、紹介していきます。
■アプリインストール広告におけるX(Twitter)社の狙い
その広告においてさまざまな形態があるなかで、「アプリインストール広告」はX(Twitter)社の収益において存在感を持ち始めると考えられています。
2015年の米国のアプリインストール広告の市場規模は、調査会社の予測によると30億ドル〜50億ドルとなっており拡大を続けております。
また、アプリインストール広告はモバイル広告費の構成比のなかでも10~30%ほどを占めているといわれており、そこに着目したX(Twitter)社は広告販売を始めるに至りました。
アプリインストール広告は、アプリが実際にインストールされて初めて広告費を課金するという形態となっています。
これまでは広告ツイート(投稿)をクリックし、アップルやグーグルのアプリ配信サービスへアクセスするだけで料金が発生していましたが、インストールベースでの課金に変更となりました。
従来のクリック課金方式でも、インストール数に応じて、広告の自動仲買いシステムへの入札金額を変更できる仕組みも導入する予定です。
■最後に
従来のクリック課金から、インストール課金にて広告費をかけられるようになり、効果が最適化されたことは、広告主にとって喜ばしい動きだと思います。
インストール課金によって広告効果が改善されることで、広告主は、アプリインストール広告への投資を増やしていけるとともに、アプリインストール広告のモバイル広告費におけるシェアはさらに拡大し、X(Twitter)にとっても大きな収益源になっていくのではないでしょうか。
今後どの広告分野の市場が拡大しつつあるのかといった、広告効果、潜在的なポテンシャルにも早めに注目しておきたいですね。
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部