X(Twitter)社、世界初の他国開発拠点を日本で新設
2015/09/18
9月3日、米X(Twitter)社が日本に開発チームを新設することを発表しました。X(Twitter)が開発拠点を1から立ち上げるのは全世界を含めてこれがはじめてです。
X(Twitter)はアクティブ率の高いユーザーが多く、テスト市場としての適性がある日本を重要な市場と捉えており、国内に開発拠点を開設し、ユーザーの動向を参照した新機能をリリースしていきます。
■テスト市場としての日本
X(Twitter)は今後の成長戦略で「情報収集ツール」としてのサービスの拡大を上げました。
日本では、電車の運行トラブルや地震などの災害発生時にツイッター経由で情報を集めるユーザーが多く、その中にはアカウントを持っていない人も含まれます。
情報収集ツールとしての使用が日常的に行われている日本は、その新機能のテスト市場として有効だと捉えられています。
また、日本が重要視されるのはそれだけではありません。
日本でのX(Twitter)使用率は2014年の一年間だけで4割増加しました。内訳は発表されていませんが日本の使用率は世界上位5か国に入ります。また日本を含むアジア太平洋州エリアの利用者は地域別で最も多く、伸び率も高いことからこの地域を重点に市場開拓を進める意向を示しています。
■最後に
世界的にはFacebookやInstagramに対し苦戦を強いられているX(Twitter)ですが、日本市場では依然好調な模様です。今回のX(Twitter)社の決定は、日本市場での競争力をより高める可能性があるでしょう。
国内SNSマーケティングにおいてX(Twitter)は、今後も重要な地位を占め続けることが予測されます。
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部