数字で見るFacebookリターゲティング。米AdRoll社がリターゲティングの動向を調査
2015/10/22
米国広告プラットフォームのAdRollは、2万社以上の広告主顧客がFacebookで展開したリターゲティング広告キャンペーンデータを分析し、年次レポート「数字で見るFacebookリターゲティング」として発表しました。
このレポートでは、全世界で370億のインプレッションを達成した55,000以上の広告キャンペーンに関して、その成果や基準の動向を調査しています。
■Facebook上でのリターゲティングは、世界的に拡大中
レポートによると、Facebookにおけるリターゲティングは広告主当たりの平均広告費(ASPA: Average Spend per Advertiser)が前年比で平均31%増加していることが分かります。
複数のデザイスを用いたリターゲティングの採用が進んでいるおかげで、キャンペーンの成果も全体的に向上しています。
■成果を上げるリターゲティング……デバイスや広告タイプにも注目
まず、AdRollが手掛けるFacebook広告キャンペーンに、モバイルでのリターゲティングを追加した場合は、インプレッションリーチが60%増え、CTRは64%増、クリック単価(CPC)が36%減となりました。
また、広告主顧客が既存のディスプレイ広告キャンペーンにFacebookを追加した場合は、インプレッションリーチが92%増、表示1000回当たりのコスト(CPM)が9%減、CPCが27%減となりました。
そして、個人に最適化されたダイナミッククリエイティブ(動的広告)による広告キャンペーンは、静的(スタティック)広告のクリエイティブと比べ、CTRが24%高く、CPCは6%低く、CPAも41%低くなっており、それぞれ成果が上がっていることが分かります。
■まとめ
Facebookで広告する際は、単純にリーチやエンゲージメントを増やす目的だけでなく、こうして一度呼び込んだファンを育てることも大切です。
なぜなら、長い目でみると、彼らが広告塔として自分の友達へ拡散してもらうことが期待できるからです。リターゲティングを取りいれて、戦略的なプロモーション施策を組んでいきたいですね。
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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部