Googleのモバイル検索とFacebookアプリとの連携機能を追加

2015/12/08

2015年11月16日、The Wall Street Journal(WSJ)はGoogleFacebookの提携で、Googleのモバイル検索結果にFacebookの一部コンテンツが加わると報じました。

■機能概要とその可能性

Googleの親会社であるアルファベット社の広報担当者によると、現地時間の11月13日にFacebookはGoogle検索でFacebookアプリのコンテンツを検索し、検索結果に掲載できるようにすることを同意しました。

また、スマートフォンでGoogle検索した結果に Facebookのコンテンツへのリンクが提示され、ユーザーは検索結果から直接Facebookアプリケーションの該当部分に移動可能となります。

Google検索にリンクされる情報としては、プロフィール情報、ビジネス情報、Facebookページ、グループ、イベントとなっていますが、Facebookにログインしなければ見られないコンテンツや非公開のセッションに関しては、リンクの対象外となるようです。

今回の連携は、現状Android、iOSでのみ提供される予定です。iOSのSafariのデフォルト検索エンジンは現在Googleですが、アナリストの間ではAppleはこの契約を解除すると言われています。

しかしながら今回のGoogleとFacebookの連携機能がiOSで開始されれば、Googleにとっては大きなアドバンテージとなる可能性があるでしょう。

■Googleにとってのチャレンジ

Facebookとの提携は、Googleがアプリの内部を検索するという大きなチャレンジを意味します。

Google検索エンジンはWeb上では有力ですが、スマートフォンアプリの中まで検索してカテゴライズすることはできませんでした。

スマートフォンユーザーが多くの時間を費やすアプリに焦点をあてこの挑戦に踏み切ったことで、より検索でヒットしやすい情報をアプリ内に追加するなどFacebookアプリの開発者による試行錯誤が行われることになるでしょう。

他検索エンジンとの激しい競争の中、一歩リードしたと言えるGoogleと、好績を更新し続けるFacebookの次の一手に期待が高まります。

参照元:

http://blogs.wsj.com/digits/2015/11/16/google-gets-surprise-ally-in-mobile-app-search-push-facebook/

この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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