ファン数に大きな変化あり!Facebookページのトラッキング方法変更による影響を分析してみた。
2015/03/16
■Facebookページのトラッキング方法変更がついに開始!
先日3月12日、Facebookにおける「トラッキング方法」の変更についての記事を公開いたしました。
参考記事:Facebook、3月12日以降のいいね!数が減少!? いったいなぜ?
この記事を読んでいない方のために要約すると、Facebookページの「いいね!」をカウントする条件を変えるということでした。
より具体的な内容としては、
・利用解除された非アクティブなアカウント
・亡くなった方のアカウント」
の二つを既存のカウント数から削除するというものです。では、トラッキング方法が変更されたことで、実際にどれくらいのいいね!数が変動したのか、ガイアックスが開発した分析ツール『Fantastics(ファンタスティクス)』を使用して主要なFacebookページを調べてみました。
■いいね!数の変動を分析してみた
大きく変動したFacebookページもありましたので、速報としてお届けいたします。
(データ集計期間:2015年3月10日~3月16日)
▼ロゼッタストーン・ジャパン (Rosetta Stone)
世界中で利用されている語学学習ソフト「ロゼッタストーン」。240万を超えるいいね!を獲得していることから、その人気ぶりが伺えます。
ではトラッキング方法が変更したことで「ロゼッタストーン」のいいね!数はどれくらいになったのか見ていきましょう。
日付 | いいね!数 | 前日比 |
---|---|---|
3/10 | 2711125 | – |
3/11 | 2670617 | -40508 |
3/12 | 2669984 | -633 |
3/13 | 2641849 | -28135 |
3/14 | 2607410 | -34439 |
3/15 | 2469285 | -138125 |
3/16 | 2444168 | -25117 |
10日~16日の変動費率 | -9.8% |
---|
かなり大きく変動しており、10日~16日の間に約10%ものファンを減らしています。1日に数万、多い日は10万単位で減っていくというのは、非アクティブアカウントだけが削除されたにしては多すぎるようにも思います。
▼ローソン(LAWSON)
続いては、Facebook・X(Twitter)などのソーシャルメディアを黎明期から活用してPRしているローソン。
50万以上のファンを抱え、業界トップのセブン-イレブン(ファン数は64万程)を追いかけています。
そんなローソンのファン数は以下となりました。
日付 | いいね!数 | 前日比 |
---|---|---|
3/10 | 570033 | – |
3/11 | 570038 | 5 |
3/12 | 570017 | -21 |
3/13 | 569996 | -21 |
3/14 | 569975 | -21 |
3/15 | 551860 | -18115 |
3/16 | 548294 | -3566 |
10日~16日の変動費率 | -3.81% |
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14日まではほとんど動いていなかったファン数が、15日になった途端、突然18000ほど減っています。翌16日も3500ほど減らしていますね。
▼楽天トラベル(Rakuten, Inc.)
オンライン通販大手の楽天が運営する「楽天トラベル」。Facebookページではキレイな写真と旅先案内を行なっています。
ファン数変動は以下となりました。
日付 | いいね!数 | 前日比 |
---|---|---|
3/10 | 258499 | – |
3/11 | 258495 | -4 |
3/12 | 258484 | -11 |
3/13 | 258485 | 1 |
3/14 | 258493 | 8 |
3/15 | 248808 | -9685 |
3/16 | 248816 | 8 |
10日~16日の変動費率 | -3.75% |
---|
大体一桁の微々たる変動が続いているところ、15日にガクンと1万弱のファンを減らしています。
その翌日はまた微々たる数に戻っているところをみると、楽天トラベルのアカウント削除は15日で終了したということでしょうか。
■まとめ
想定していたよりも大きな数字が動いている印象をもった方もいるのではないでしょうか。今回のカウント変更は非アクティブなアカウントを削除する目的ですので、今回大きく数字を減らしたFacebookページは優良なファンが減ったというわけではありません。
むしろ、正確なファン数を知ることができたと考えればよいのではないでしょうか? なお、このデータを深く読み解いた記事は、姉妹メディア『ガイアックス ソーシャルメディアラボのブログ』にて公開予定ですのでお楽しみに。
(ライター/渕上)
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部