事例で学ぶ! BtoB企業のX(Twitter)活用法

2024/01/09

企業向けに商品・サービスを提供するBtoB企業にとって、個人ユーザーが多いX(Twitter)の活用は難しく感じるかもしれません。しかし、X(Twitter)で自社の認知度を高めて新規顧客を獲得したり、継続的な情報発信により企業イメージを高めたりなどの効果を期待することもできます。今回は、X(Twitter)を上手に活用しているBtoB企業を事例付きで紹介します。さまざまな分野からピックアップしていますので、投稿内容やスタイルを参考にしてください。


 

本記事は企業のSNSマーケティングを包括的に支援をしているガイアックスが解説しています。運用実績10年以上、大手企業を中心に累計1,000社以上の運用実績があります。

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編集部注: 2021年12月:事例を更新・追加しました。

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    ■目次

  1. Yahoo!マーケティングソリューション
  2. ゼンリン
  3. コベルコ建機
  4. ローランド・ベルガー 東京オフィス
  5. 京都中央卸売市場 魚肴屋だいしめ
  6. アズワン
  7. まとめ

1. Yahoo!マーケティングソリューション

 @yahoo_marketing

Yahoo!マーケティングソリューションは、インターネットに特化した広告やマーケティング情報を提供するアカウントです。フォロワー数は約1.7万人で、2~3日に1回ほどの投稿ペースです。 投稿内容は主に最新のマーケティング情報。例えば昨年のトレンドキーワードから今年検索される可能性が高いキーワードを紹介するなど、特にマーケターに役立つ情報を提供しています。また、関連アカウントである「Yahoo!広告 公式サポート」のツイートや他社アカウントのマーケティング情報ツイートのリツイートも盛んです。

投稿のポイント

 

広告運用に関連するマーケティング用語の、解説動画に誘導する投稿です。リンク先のサムネイルを見ると、単純な解説動画ではなくシュールさや遊び心を取り入れていることが分かります。興味本位で見てみたくなるよう工夫されています。

2. ゼンリン

@ZENRIN_official

ゼンリンは地図情報を調査し、作成・販売する企業です。ゼンリンのX(Twitter)アカウントはフォロワー約3.9万人で、投稿頻度は毎日3~4ツイートほどです。 投稿では、季節や時事ニュースと関連するおもしろい地名や歴史ドラマの舞台となった場所を地図画像付きで紹介。地図画像には漫画のような効果線を付けるなど、ユーザーの興味を引くために表現の工夫をこらしています。

投稿のポイント

この投稿では、話題になったとしまえんの閉園について取り上げています。「いずれとしまえんのない地図を作ることになる」と地図会社ならではの切り口でツイート。時事ネタと地図をかけ合わせ、上手に投稿しています。

3. コベルコ建機

@kobelcokenki

建設機械メーカー、コベルコ建機の公式X(Twitter)アカウントです。フォロワー数は約1万人。ほぼ毎日投稿しており、投稿内容は主に製品紹介やイベント情報などです。 単に製品の機能を列挙するのではなく、実際にコベルコの機械を使用している企業の現場を紹介するなど、さまざまな切り口でツイートしています。さらに、全国の名所とショベルやクレーンのミニチュア版を一緒に収めた旅行画像のような投稿もあり、ユーザーに親しみを感じてもらいやすいように演出しています。

投稿のポイント

 

法人向けのオウンドメディアの記事を個人が読んでもおもしろいポイントにフォーカスし、X(Twitter)に転用。内容はニッチなものの、重機や機械、車関連のファンが多いアカウントのため、投稿に対するエンゲージメントが高まっています。

4. ローランド・ベルガー 東京オフィス

@RolandBergerJP

ローランド・ベルガーはドイツで設立された経営戦略コンサルティング会社です。その東京オフィスのアカウントは1.3万人ほどのフォロワーがおり、投稿頻度は1週間に1度ほどと多くはありません。 投稿内容は主に経営情報を掲載したオウンドメディアの紹介です。そのほか、クライアント企業の商品紹介や「中の人」のつぶやきなど、アカウントが身近に感じられるツイートも投稿しています。本来は個性が出しづらく、堅いイメージのあるコンサルティング・ファームですが、企業の広告色をあまり出し過ぎず「中の人」の温かさが感じられる運用を行っています。

投稿のポイント

 

基本的に自社サイトの記事を紹介する投稿が多いですが、それとは関係のないツッコミを入れたくなる投稿や、ユーザーからの反応をもとに「中の人」がなにかに挑戦するような投稿もしています。そういった投稿はエンゲージメントやリプライが多く、フォロワーも「中の人」とのやりとりを楽しんでいる様子がうかがえます。

5. 京都中央卸売市場 魚肴屋だいしめ

@red2red2red2

卸の魚屋である、京都中央卸売市場 魚肴屋だいしめのX(Twitter)アカウントです。フォロワー数は約42.5万人で、投稿頻度は1週間に1度ほど。 ツイート内容は主に、興味をそそる海産品の投稿写真です。めずらしい海産物をひとひねり加えて撮影した写真は、ユーモアにあふれています。さらに、海産物の写真だけでなく、京都の季節行事の写真を投稿している点もポイント。京都という土地と海産物の魅力が伝わります。

投稿のポイント

 

こちらの投稿では、鰻おにぎりを紹介しています。インパクトのある写真と堅苦しくない文章でフォロワーが広がり、見込み客となるファンを獲得できます。業界や業種にもよりますが、X(Twitter)では、BtoB企業でもかっちりとしすぎないゆるい投稿をする方が、反応をもらいやすいといえるでしょう。

6. アズワン

@AS_ONE_Official

アズワン株式会社は理化学機器・医療用品を販売する会社です。そのX(Twitter)公式アカウントは約2万人のフォロワーを抱えています。投稿頻度はほぼ毎日、1日20以上ツイートする日もあるほど活発。 投稿では自社製品を紹介しつつ、製品とは関係ないトレンドツイートを引用ツイートしたり、フォロワーのリプライをリツイートしたりしています。「中の人」の口調も堅苦しくなく、絵文字も頻繁に使用。フォロワーとの距離を縮める工夫をしています。

投稿のポイント

 

こちらの投稿では、人気アニメとのコラボレーションLINEスタンプ販売を告知しています。アニメのファンからも反応が集まり、いいね数・リツイート数をともに伸ばしています。じつはこちらのコラボレーション、某コンビニとラブライブがコラボレーションしたプロモーション動画に関連してX(Twitter)トレンド入りした「三角フラスコ」に、三角フラスコを商品として扱っているアズワンの「中の人」が反応したことがきっかけだったそうです。「まさか三角フラスコからこんなことにまで発展するなんて」と、ユーザーから驚きのリプライが届いていました。

まとめ

今回紹介した6社はBtoB企業ではあるものの、それぞれ独自の切り口で企業のサービスや製品をおもしろく紹介しています。普段は企業向けにビジネスをしているため、一般にあまり知られる機会のない企業やサービス内容も、X(Twitter)を使えば幅広いユーザーに知ってもらうことができます。さらに、「気になる!おもしろい!」と思ってもらえれば情報が拡散されて、潜在顧客となるユーザーにも届く可能性があります。X(Twitter)を上手に活用することで企業認知度を高め、新たな層へリーチできるでしょう。

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