話題のFacebook“360度動画”!顧客が体感できる活用事例まとめ

2016/07/08

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「エンタメの可能性が広がる!」、「現実と動画がリンクする」など、革新的な動画として注目を集めている“360度動画”をご存知でしょうか?この最新の動画技術を活用したコンテンツは海外で多く配信されているのですが、国内の企業で導入し始められており、日本向けのものもすでにいくつかあります。
今回は360度動画コンテンツを活用している国内事例を調べてみました。

そもそも360度動画コンテンツとは

360度動画は、その名前の通り360度全方位で撮影された動画のことであり、画面を操作することで好きな方位、位置の動画を視聴することが可能です。
コンピュータ、モバイル機器それぞれに対応しています。コンピュータではマウスでドラッグ、または動画上に出ている左上の矢印をクリックすると任意の方向に切り替えることができます。モバイルでは画面を指でドラッグしたり、端末機器そのものを傾けたりすることで再生される映像の位置が変わります。


こちらの動画は、NASAのジャンボジェット機の開発風景です。広大な現場で映し出されているのはジェット機だけではなく、はるか遠くまで見渡せる空、関係者の動き、施設内に置かれた数々の機械など、従来の一方面だけの動画では観ることができない景色を目にすることができます。

360度動画コンテンツを活用している国内Facebookページ5選

それでは、360度動画を活用している国内のFacebookページをご紹介します。

横浜DeNAベイスターズ


この動画は投手がリリーフカーに乗って登板するシーンを撮影したものです。スタジアム内選手控え室からマウンドに立つまでの流れを視聴できます。投手目線だけでなく、その投手の表情やスタジアムの四方を囲む来場者の熱気まで体感できる、非日常性を楽しめるコンテンツになっています。

JAPAN AIRLINES (JAL)


ビジネスクラスのサービスを紹介した動画です。座席から周囲を見渡した機内の様子や接客などのサービスを体感できるようになっています。360度動画を使うことで、よりリアリティの高いサービス紹介ができています。ビジネスクラスを使ったことがない人にとっては、かなり有効なアピールになりそうです。

Star Wars


自分がマシンに乗っているかのように、作品の舞台の景色を楽しむことができるコンテンツになっています。映画では映された場面しか見られないものが、この動画では自由にそして臨場感を感じながらまわりの景色を堪能できます。想像ではなく、目の前に実際にあるもののように楽しめることはファンにとってはたまらないコンテンツでしょう。作品のPRの新しい手法としても、注目を浴びそうです。実際に、この動画は200万回以上再生されました。

コカ・コーラ (Coca-Cola)


動画内にあるコカ・コーラの本数を当てるというクイズ形式のコンテンツになっています。同社のキャンペーンである「スタンプボトル」の宣伝が目的の動画なのですが、本数を数えるためにそれぞれのボトルのデザインを確認することになることがキャンペーンの認知度アップにつながっています。また、背景が青空と新緑に囲まれており、清涼飲料水のイメージにピッタリな爽やかな景色を楽しめるのもイメージアップ効果につながるでしょう。

東京ディズニーリゾート


施設内の景色やアトラクションの紹介動画として使われています。地上からの撮影でなく、宙に浮いたところからの撮影なので視聴者が空を飛んでいるような気分になる遊び心が盛り込まれているのもポイントです。スマートフォンだと機器を動かすと視点を変えられるため、より臨場感が増します。

360度動画コンテンツの効果は?

アイデアや切り口次第で、さまざまな企業が活用できそうな360度動画。上記で紹介した活用例では疑似体験ができる宣伝方法であったり、参加型のゲームであったりと、高い体感効果が期待できます。従来の動画では提供側の意図が強く反映された箇所を視聴するものだったのが、この360度動画では視聴者の好きな部分を自由に見ることができるため、より能動的にコンテンツに触れることができるといえるでしょう。

360度動画を作成するには?

動画撮影は360度動画撮影に対応しているカメラを使う必要があります。Facebookのヘルプページで紹介されているのは以下のカメラです。

  1. RICOH THETA
  2. IC Real Tech ALLie
  3. Giroptic 360cam
  4. 360fly

360°動画撮影カメラ

こちらのカメラは1台で撮影可能ですが、なかには複数の同じカメラをマウントで接続して360度撮影するという方法もあり、プロの技術として紹介されています。動画の作成方法はこちらの記事から詳細をご覧いただけます。

Facebookに360度動画をアップするには?

撮影した動画に360度メタデータを追加する必要があります。先ほどご紹介したカメラは自動でメタデータをつけることができるのですが、その機能がついていないカメラで撮影した場合は手動で行います。詳しい方法はFacebookのヘルプページより参照できます。

Facebookヘルプページ:自分のタイムラインに360度動画をアップロードするにはどうすればよいですか。

まとめ

見る人を引き込む魅力的なコンテンツとして360動画は画期的な宣伝方法であり、導入企業が今後増えるでしょう。どのような切り口のコンテンツが生まれるのか、非常に楽しみなところです。

 


●フィーチャー画像引用元:Facebook 360 Video
https://facebook360.fb.com/

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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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