【実益に直結!】O2Oを目的としたFacebook投稿事例と投稿のポイント
2016/08/04
多くの企業がFacebookページをプロモーションに導入するなか、O2O(Online to Offline)を狙った投稿に成功している事例も生まれています。それらのページを見ると、Facebookで自社の商品・サービスの紹介をするだけではなく、消費者を動かし、購買活動へとつなげる「プラスアルファ」のコツが隠されているようです。
ここでは、具体的にどんな投稿のコツがあるのか、事例を紹介しながら解説していきます。
- 目次
- O2Oを目的とした投稿事例8選
- au
- Triumph Motorcycles Japan
- ハウステンボス
- クレバリーホーム
- DelReY JAPAN
- Skymark Airlines / スカイマーク
- ミッフィー情報サイト
- はなまるうどん
- Facebook投稿でO2Oを狙う際のポイント
- まとめ
O2Oを目的とした投稿事例8選
au
大手携帯キャリアのauは、Facebookページの発信も活発。ほぼ毎日新規投稿があり、内容は新商品やキャンペーンの紹介、CM動画、暇つぶしになるクイズ、季節感のあるソフトな話題など、バラエティに富んでいます。
特にO2Oを狙った例として目を引くのが、文頭に「auじゃなくてもOK」と書いた上での「期間中、キャンペーンに参加していただくとauショップでスムージー無料交換チケットをプレゼント!」という投稿。この一文が「自分はauを利用していないから、店に行きにくい」と思っている新規顧客にも、店舗まで足を運んでもらうきっかけになるのではないでしょうか。
Triumph Motorcycles Japan
トライアンフ・モーターサイクルズはイギリス発祥のバイクブランドであり、現存する最古のオートバイ製造販売会社のひとつ。もちろん、根強いファンを抱えています。
そんなファンにとって、ブランドロゴの入ったノベルティグッズは大きな魅力。「フェアー期間中に来店、アンケートに答えたユーザー」に対してオリジナルロゴステッカーシートをプレゼントするという内容の告知を投稿して、ユーザーへ来店を促しています。
ハウステンボス
長崎県佐世保市のハウステンボス。集客のために、頻繁に何らかのイベントを打ち出しています。そんなイベントの中に、期間限定のアトラクション「機動戦士ガンダム スペシャルシアター」と連動したキャンペーンが。
機動戦士ガンダムといえば、テレビでの放送が始まって以来、キャラクターグッズなどの総売上は3,000億円以上の経済効果を上げているといいます。ファンには見逃せない限定グッズを販売するほか、オープン記念にハウステンボス場内に隠れている「ネーデルガンダム」のイラストを探してX(Twitter)に投稿すると、イベント限定ガンプラセットなどが当たるキャンペーンを開催。「ユーザーが実際にハウステンボスへ遊びに行く→ユーザーの楽しそうな体験の口コミがX(Twitter)で拡散される」というフローで、O2Oの相乗効果が期待できます。
クレバリーホーム
自由設計の住宅メーカー・クレバリーホームのFacebookページでは、モデルハウスのお知らせ、これから家を建てたい人へ向けたお役立ち知識、建築実例などが投稿されています。
そのほかに内覧会の情報もあり、ただ参加予約を受け付けるだけではなく、「Web予約の上アンケートに答えた新規ユーザーへの特典」と限定して、QUOカード500円分プレゼントを告知しています。こうすることで、ユーザーにイベントに足を運んでもらい、メーカーが知りたいと思うアンケート回答を得るまでの流れをより確かにできるでしょう。
DelReY JAPAN
創業1949年、ベルギーの老舗チョコレート店デルレイ。世界中のショコラ好きに愛されてきたというそのチョコレートは、お洒落でプレミア感があり日本でも人気です。Facebookページにも高級感が漂っていて、ユーザーの目を引きつける新商品情報などがメイン。
そんなデルレイでも「来店の上3,000円以上お買上げいただきましたお客様に、ささやかながらプレゼントをご用意」と、女性ユーザーの購買意欲を誘う投稿が。「おいしそう、素敵」「いつか行ってみたい」とオンラインで見ているだけの段階から、「せっかくだったらキャンペーンの期間に行ってみよう」とユーザーを行動へ誘う効果が狙えます。
Skymark Airlines / スカイマーク
航空会社スカイマークはFacebookでの情報発信も活発で、概ね毎日投稿されています。タイガースジェットの運行情報やキャンペーンの告知、おすすめの機内販売品紹介など、空の旅の楽しさが伝わってくる内容です。
キャンペーンの中には、期間中に搭乗したユーザー対象の抽選があり、豪華なホテル宿泊券やディナー券が当たるというもの。旅行好きのリピーターを増やすのに一役買ってくれそうです。
ミッフィー情報サイト
日本でも長い間愛されているキャラクター「ミッフィー」。ミッフィー情報サイトのFacebookページは、ディック・ブルーナのイラストを商品・広告宣伝に使用しているライセンシー企業及び関連企業から組織された「ぶるーな倶楽部」が運営。
数多くのミッフィーファンがいいね!をするFacebookページでは、新しいミッフィーグッズやイベントの紹介が。中には、ノベルティーキャンペーンで店舗への集客を狙うイベントも見られます。
はなまるうどん
はなまるうどんは、全国に店舗を展開する讃岐うどんチェーン。当然、Facebookページにはおいしそうなうどんメニューの写真が並びます。はなまるうどんの投稿では、gifアニメのルーレットで「画像のルーレットをタップして、あたりが出れば「北海道産海鮮松前漬けのとろ玉ぶっかけ」が50円引きでお召し上がりいただけます」というゲームがありました。何回でもチャレンジ可能で、あたりが出た場合はスクリーンショットを撮って店舗で見せるルールです。このように、ユーザーが気軽に楽しめるゲームで店舗で使えるクーポンを発行すれば、遊び感覚で利用してもらえそうです。
Facebook投稿でO2Oを狙う際のポイント
FacebookをO2Oに活用している企業実例を見ていくと、実際に来店・来場するとノベルティーグッズやプレゼントがもらえる、というパターンがセオリーのようです。その中でも、
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- 新規顧客の拡大
- リピーターを増やす
- ユーザーから口コミを拡散してもらう
- 企業が得たいマーケティング情報を得る
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など、目的別によっていろいろなキャンペーンの方法があることが見えてきます。
まとめ
様々な企業によるFacebookの情報発信は数多く見られるようになってきましたが、ユーザーにオフラインで行動・購買してもらうためには、投稿に工夫が必要なようです。ご紹介した実例を参考に、来店するともらえるノベルティーや特典のキャンペーンを、狙うターゲットごとの方法で発信していくと良いでしょう。
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部