インスタグラム(Instagram)の人気企業アカウント成功事例25選!投稿内容など成功例を紹介
2024/09/05
インスタグラムのアカウントを運用する企業や行政機関が増えてきています。 その中でも、フォロワーが多く、たびたび話題となる人気のアカウントも出てきました。
企業アカウントの運用は集客やマーケティング、必要な情報を多くの人に届けるのに効果的ですが、自社の商品やサービスの特性を活かして運用することがポイントとなります。
本記事では、人気企業のアカウントの投稿内容の成功事例を業界別に紹介しながら、Instagram運用の成功のカギとなったポイントを解説します。
本記事は企業のSNSマーケティングを包括的に支援をしているガイアックスが解説しています。当社ガイアックスは、運用実績10年以上、大手企業を中心に累計1,000社以上の運用実績があります。
インスタグラム運用、キャンペーン施策に興味のあるご担当者様は、お気軽にガイアックスにご相談ください。
目次
- インスグラムの企業アカウントとは?
- インスタグラムで成功する方法は?
- 【製造業】インスタグラム成功事例5選
- 【小売】インスタグラム成功事例5選
- 【行政】インスタグラムの成功事例5選
- 【交通】インスタグラム成功事例5選
- 【飲食】インスタグラム成功事例5選
- 【まとめ】成功事例を活かしてインスタグラムを運用しよう!
インスタグラムの参考になる投稿事例集をご覧になりたい方はこちら!
1. インスグラムの企業アカウントとは?
企業や行政機関がマーケティングや広報の目的で運用しているインスタグラム(Instagram)のアカウントを指します。 自社の商品やサービスを宣伝したり、ユーザーとのコミュニケーションを図り、関係を構築したりすることで、マーケティングや情報提供ができます。
昨今では、インスタグラムで商品やサービスを検索し、購入する傾向が強くなってきているので、フォロワー以外の潜在的なファンや顧客を発掘することにも効果を発揮します。 そのため、企業や行政機関は工夫をこらし、動画や画像を中心としたオリジナルのコンテンツの配信に力を注いでいます。
2. インスタグラムで成功する方法は?
企業や行政機関のインスタグラム運用では、多くのフォロワーを獲得していたり、ファンが増えて集客や売上が増加したりするなど、反響を呼んでいる人気アカウントも出てきました。 まずはそのようなアカウントの運用のよいところを自社の商品やサービスにも取り入れて戦略を立案することが、成功の近道と言えます。
業種などによって、集客から購買につなげていくパターンはさまざまなので、自社の商品やサービスの特性を見極め、プロモーションやマーケティングに取り入れ、活用することが重要です。
3. 【製造業】インスタグラム成功事例5選
① iRobot Japan 《ルンバ・ブラーバ》(@irobot.jp)
お掃除ロボットのルンバやブラーバでおなじみのアイロボットの日本公式アカウントは、自社製品の使い方の動画を投稿しています。
ペットや小さいお子さんがいるご家庭を意識した投稿が多く、主なターゲット層が明確になっています。購入から使い始めるまでのセットの仕方やお手入れ方法など、ユーザーが気になるポイントの解説や、便利な機能の紹介も多く、購入を迷っているユーザーの購入意思決定を促す効果が期待できます。
イメージカラーのグリーンと白を基調にしたコンテンツ作りを意識していて、アカウントの世界観が統一されて、ブランドイメージを印象付けているところも真似したいポイントです。
② 山崎実業 キッチン_インテリア_ランドリー_収納のメーカー(@yamazaki.home.channel)
インテリア雑貨の山崎実業の公式アカウントは自社製品の紹介を主に投稿しています。
モノトーンを基調にした清潔感のあるクリエイティブですが、商材が生活に密着しているアイディア商品なので、ほどよい生活感を演出しています。そのため、ユーザーが実際に手に取って使うイメージがしやすく、親近感を抱かせます。
ブランドイメージを維持しながら、ユーザー目線のコンテンツを投稿しているところをお手本にしたいアカウントです。
こちらのアカウントはインスタグラムショッピング機能を活用しています。 画像の商品をタップすると商品名が表示され、それをさらにタップするとオンラインショッピングサイトに移ります。
ユーザーは新しくブラウザを開き直す手間がなく、シームレスにショッピングまで完結できるので、投稿を見て気になったユーザーの購買行動を逃しません。
③ 「いい家つくる。」善匠(ぜんしょう)(@iiietsukuru_zenshoo)
名古屋の工務店、善匠(ぜんしょう)の公式アカウントでは、自社で施工した住宅の紹介を画像と動画で投稿しています。
フィードには、その住宅のポイントとなる画像や、価格のキャプションが表示されているので、好みの雰囲気の家や、気になるキャプションの投稿を次々にタップして見たくなる工夫がこらされています。
定期的に更新され、新しい情報が次々に追加されるため、住宅に興味があるユーザーやファンは何度もアカウントを訪れたくなります。
こちらの動画投稿では、コメントをすればさらに詳しい資料がもらえる仕組みになっています。 「ちょっと気になるな、でも問い合わせをするまででは…」というユーザーに対して、問い合わせのハードルを下げ、気軽に次のステップに進むことを促しています。
「いいね」やコメントはエンゲージメント率を上げ、フォロワー以外のユーザーへの露出機会を増やす効果も期待できます。
インスタグラムという気軽な媒体で宣伝をしていますが、「じっくり見たい方は」や「長押しでストップ」など、住宅は人生において大きな買い物だということを意識した、ユーザーに寄り添ったキャプションも好印象です。
④ ロート製薬(@rohto_official)
大手製薬会社のロート製薬の公式アカウントです。 医薬品、化粧品など、多くのブランドを展開する企業ですが、インスタグラムのアカウントでは化粧品や、目薬など日常で使いやすい商品を中心に投稿しています。
主に女性をターゲットとしていて、新商品の紹介、モニター募集、季節に合わせた商品の効果的な使い方、質問への回答などの投稿が多く見られます。話題性にあふれる、いわゆるバズりにつながるというよりも、ユーザーのニーズに合った商品を手に取ってほしい、商品を効果的に使ってほしいということを意識しています。
おもしろみやインパクトのある投稿も集客には効果的ですが、ユーザーのニーズがどこにあるのかを分析し、それに沿った投稿を続けていくことも、愛されるアカウントになる要因と言えるでしょう。
⑤ Panasonic Japan(パナソニック公式)(@panasonicjp)
日本を代表する家電メーカーのパナソニックの公式アカウントです。
自社製品の紹介、お手入れ方法、効果的な使い方の他、一人暮らし、時短など、シチュエーションやニーズ別にさまざまなジャンルの家電を紹介するなど、多様な角度から家電や周辺機器を紹介する投稿が多く見られます。
若い女性が多く利用しているというイメージのインスタグラムですが、昨今はユーザーの年齢層も幅が広がりつつあり、多くの人が日常的に利用する家電のような商材については、さまざまな訴求切り口でコンテンツを作成するのも運用成功のポイントと言えるでしょう。
4. 【小売】インスタグラム成功事例5選
① アイリスオーヤマ(@irisohyama)
生活に役立つアイディア商品を多数展開するアイリスオーヤマの公式アカウントです。 主な投稿内容は自社商品や、生活に役立つ裏ワザの紹介です。
画像のサムネイルのキャプションが「こんなにスリムなのに」や「軽いだけじゃない」というような気になる見出しで始まり、投稿画像をスワイプしていくと漫画のコマのように次の展開が見られて、商品の全貌が明らかになります。 便利なアイディア商品を展開する企業なので、「今度はどんな商品だろう?どんな便利な機能があるのだろう?」とユーザーは期待しながら投稿を楽しめます。
一つ一つの画像の情報量が適切で、さまざまな年齢層のユーザーにわかりやすいところも魅力のひとつです。 加えて、複数の画像でひとつの投稿が構成されることにより、ユーザーのアカウントでの滞在時間が長くなり、エンゲージメント率の向上が見込めます。
② coca official store(@coca_official_store)
大人のためのファッションブランドのcocaの公式アカウントでは新商品の紹介や、再入荷のお知らせなどを投稿しています。
インスタライブを定期的に行っていて、スタッフが商品を着用してイメージを伝えています。モデルの画像では伝わりにくいリアルなサイズ感がユーザーに伝わりやすく、購入してから「サイズが合わなかった、イメージが違った」というミスマッチを防ぐのに効果的です。
インスタライブで着用した商品は別の投稿でも紹介していて、「インスタライブで紹介されていた商品がほしい」という店舗での問い合わせにも使えるよう、工夫がされています。 インスタグラムショッピング機能と、実際の店舗で買いたいユーザーのどちらにもわかりやすく、ユーザーがより安心して買い物ができる環境を整え、成功している事例です。
③ ニトリ(@nitori_official)
家具やインテリア雑貨、生活雑貨を展開するニトリの公式アカウントです。
自社商品の紹介や期間限定のセール情報などが主な投稿内容です。 インフルエンサーとのタイアップ投稿が行われています。 いろいろなライフスタイルのフォロワーがいることと、商品の種類が多岐に渡っているため、さまざまなジャンルのインフルエンサーを起用しています。
プロフィール画面のハイライトを上手に活用しているのも特徴です。「お知らせ」「コーデBOOK」「お客様の投稿」などジャンル別にストーリーズの投稿がまとめられているので、ユーザーは見たい情報を素早く探すことができます。
「お客様の投稿」では、ユーザーの投稿に公式アカウントが感想を添えて投稿を紹介しているので、実際のユーザーの使い方や感想をシェアできるうえに、ユーザーとコミュニケーションが取れて、関係の構築もできます。
④ パタゴニア(@patagoniajp)
登山やサーフィンなどのアウトドア商品を展開するパタゴニアの公式アカウントです。
商品を直接的に訴求する投稿はほとんどなく、「Patagonia Stories」というシリーズ投稿や、企業活動についての投稿、自然の風景写真に短いキャプションがついた投稿、イベント情報などが多く見られ、プロフィール欄の「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む。」という理念に基づいたブランディングが中心になっています。
自然やアウトドアでのアクティビティが好きで、環境保護などの企業理念に共感したファンが集まり、結果として賛同したファンが、自社商品を買ってくれたり環境問題に目向けたりする効果が見込めます。 インスタグラムのアカウントで伝えたい、ブランドメッセージを明確にして投稿することで、より深く長くブランドを愛してくれるファンを醸成している事例です。
⑤ カルディ(@kaldicoffeefarm)
コーヒー豆や輸入食品を展開するカルディコーヒーファームの公式アカウントです。 新商品情報、季節のおすすめ商品、セール情報、レシピなどを投稿しています。
商品紹介ページには、インスタグラムショッピング機能が取り入れられているので、タップするだけでショッピングサイトに移り、人気商品やセール商品を気になったらすぐに買うことができます。
フィードはカラフルで、統一感はあまりありません。 カルディの店舗の売り場にはさまざまな国からの輸入食品が所狭しと並べられ、カラフルでポップな印象があります。 その様子がワクワク感をユーザーに与えて、ショッピングを楽しいと感じるポイントになっています。
そのような店舗の雰囲気をインスタグラムのフィードでも表現していて、好奇心をくすぐられたフォロワーは「どんな商品があるのかな」「新商品は出ていないかな」とアカウントを頻繁に訪れたくなる気持ちになります。
ブランドイメージによってフィードの見せ方を研究し、上手に活用している事例と言えるでしょう。
5. 【行政】インスタグラムの成功事例5選
① 内閣府(@gov_online)
内閣府政府広報室の公式アカウントでは、暮らしに役立つ情報を提供しています。 季節ごとに起こりやすいトラブルとそれに対する注意喚起や、新しい取り組みに対しての周知が主な投稿内容です。
暑くなる季節の前に、食中毒や水の事故に関する注意喚起や、近年問題になっているSNSでの誹謗中傷や美容医療のトラブルについての対応方法や相談窓口も記載されています。 正しい情報を広く届けることが最優先のアカウントなので、落ち着いた色調の読みやすいクリエイティブになっています。流行によって変化する情報ではないため、投稿の最後では保存することを推奨しています。
アカウントの運用目的を明確にし、商品やサービス、情報の種類を見極めた運用をすることが重要です。
② ハワイ観光局(@gohawaii_jp)
ハワイ州観光局の公式アカウントでは、ハワイの魅力を伝えるために観光スポット、イベント、グルメなどを紹介しています。
ハワイに行ってみたい人や、ハワイを何度も訪れているハワイのファンに向けて、美しい自然の風景だけではなく、ハワイについての理解を深めて、よりハワイを好きになってもらうために文化や歴史的な情報も発信しています。
「〇〇の日」というモーメントに絡めた投稿も多く見られます。 日本の国民の祝日以外にも、企業や団体が企画した「〇〇の日」や、ハワイ独自の記念日に関連する話題も投稿しています。 「〇〇の日」のハッシュタグをつけて、モーメント投稿をすることで、検索から訪れてくれるユーザーが増える可能性が高まります。
モーメント投稿で注目されて話題になるのはクオリティの高いクリエイティブの投稿なので、美しいハワイの自然の風景との相性がよい投稿スタイルです。
③ 伊勢神宮 / ISE-JINGU(@isejingu.official)
三重県にある日本を代表する神社のひとつ、伊勢神宮の公式アカウントです。 神社の内部の写真や、神事の様子、自然の季節の移ろいの美しい写真を投稿しています。
キャプションはハッシュタグだけで、日本語の他に英語のハッシュタグもついていて、外国人観光客や、日本の伝統に興味がある外国人の閲覧も意識して投稿されています。 ひとつひとつのコンテンツの質が高く、厳かな雰囲気を感じるため、まるで本当に参拝をしているかのような没入感が得られ、バーチャル参拝をしたユーザーから多くのコメントが寄せられています。
神社という神聖なイメージを崩さないブランディングによって、成功しているアカウントです。
④ チーバくん(@chibakun0111)
千葉県のマスコットキャラクター、「チーバくん」の公式アカウントは千葉県の魅力を紹介しています。
チーバくんが千葉県の観光名所を巡ったり、他のご当地キャラクターなどと写真を撮ったりするなど、かわいらしいチーバくんの様子が人気です。
インスタライブも配信されていて、チーバくんの活動情報などが公開されています。 ライブ中もコメントが読み上げられるなど、ファンとの交流も大切にしています。ファンはチーバくんが出演するイベントの見学に行けるので、ネット上だけではなくリアルな世界でも人気を博し、千葉県を盛り上げています。
マスコットキャラクターの人気を通じて、ブランディングやファンとの親密度を深めている事例です。
⑤ 葉山町(神奈川県三浦郡葉山町)(@hayama_official)
神奈川県葉山町は葉山町の魅力を伝えるために公式アカウントを運用しています。
「#葉山歩き」というハッシュタグが毎回つけられているように、葉山町を散歩しているときに見つけた風景を撮影した雰囲気が全体的に演出されています。
すべてのコンテンツのクオリティが高く、プロ写真家の写真集を見ているかのような満足感が得られます。 その一方で、くすっと笑ってしまったり共感できたりするようなキャプションは、撮影者の人間味がほんのりと現れていて、親近感がわいてきます。
コンテンツのクオリティの高さと、おもしろみのバランスのよさがアカウントをより魅力的にしています。
6. 【交通】インスタグラム成功事例5選
① JR東日本 / JR East 【公式】(@jreast_official)
JR東日本の公式アカウントはおでかけに便利な情報を発信しています。
観光スポットやグルメ情報、観光のモデルコースの紹介など、電車で楽しめる旅の情報を投稿しています。 キャプションの情報が濃く、読み応えがあることが大きな特徴としてあげられます。
ひとつの投稿で、まるでガイドブックを読んでいるかのような情報量が得られ、気になった観光地やお店の投稿はそのまま保存して、旅行の計画に役立てられます。 旅行先の観光スポットやお店をインスタグラムで検索して訪れる人も多いので、そのようなユーザーから見つけてもらいやすくなります。
投稿によって検索にヒットしやすいハッシュタグを設定しているところもお手本にしたいアカウントです。
② 秩父鉄道【公式】|埼玉県長瀞・秩父を走るローカル鉄道(@chichibu_railway)
埼玉県秩父を走る、秩父鉄道の公式アカウントは都心から1番近い蒸気機関車SLを中心として、周辺観光地やグルメの紹介を投稿しています。
社員目線での投稿を打ち出していて、社員だから撮れるアングルの写真やどこか懐かしさを感じる駅舎の投稿が人気です。 グルメやイベント情報の投稿はキャプションの内容が濃いため、「おいしそう、楽しそう」の先にある具体的に行く計画を立てるという行動を促す効果があります。
ストーリーズでは季節の花が美しい写真映えするスポットの、花の開花状況をほぼリアルタイムで投稿するなど、秩父を訪れてもらうための有益な情報を届ける工夫が見られます。 投稿の頻度がほぼ毎日ですが、高い投稿の質を保っているところも特徴の一つです。
インスタグラムのユーザーは質の高い投稿を好む傾向が強いと言われているので、自社のリソースによって投稿頻度と高いクオリティを維持するバランスを考えることも運用成功のカギとなるでしょう。
③ 【公式】JR九州 博多駅(@jrkyushu_hakata_station)
JR九州、博多駅の公式アカウントです。 博多周辺のイベント情報や、駅員おすすめの観光スポットやお店を紹介しています。
駅員おすすめのシリーズは、駅長をはじめスタッフが楽しそうに紹介しているので、親しみがわき、ガイドブックにのっていない地元の人がおすすめするスポットを教えてもらっているような気持ちになります。 博多を旅行先として考えているユーザーだけではなく、博多周辺に住んでいるユーザーにとっても有益な情報が多いので、幅広いファンを獲得しています。
SLのラストランイベントの告知をしているシリーズ投稿で、情報解禁からイベント当日までの様子を細かく投稿しています。 イベント観覧における注意事項などの重要な情報の共有、イベント出演者への質問の募集やアンケートなどの、ファンのワクワク感を煽るようなカウントダウンの投稿を、ストーリーズで投稿しているので、毎日インスタを開くのが楽しみになります。
このようなストーリーズの活用は、イベントのリマインダーとしても効果的です。
④ 高速バスのWILLER(ウィラー)|全国の旅を快適に(@willer_travel)
高速バスを運営するWILLER(ウィラー)の公式アカウントです。
高速バスは疲れるという概念を覆す快適なバス旅を提供し、主に推し活のライブで全国を遠征する若い女性をターゲットにしています。 快適なシートを訴求する投稿や、深夜や早朝に女性でも気軽に安心して利用できるカフェの紹介などが、かわいらしいパステルカラーを基調としたクリエイティブで作成されています。
バスを利用して終わりではなく、ユーザーのニーズに沿った、旅行全体をサポートしてくれる投稿が好印象です。 カフェなどの紹介投稿の情報は営業時間やバスターミナルから徒歩〇分という情報など、ユーザーが知りたい情報が詰まっています。
ユーザーのニーズを分析し、新規顧客にもリピーターにも響くコンテンツを投稿しているところは真似したいポイントです。
⑤ ANA|Japanese Airline(@ana.japan)
日本の航空大手のANAの公式アカウントです。
実際のスタッフが出演しているリール投稿のおもしろさが話題の、人気アカウントです。 就航情報、スタッフへのインタビュー、日本各地や世界の観光地の紹介が主な投稿内容です。
どの投稿も親しみが持てる雰囲気で、クリエイティブにもおもしろいアイディアが採用されているので、楽しみにしているファンからのコメントも多く寄せられています。 格納庫の様子や、飛行機の間近で撮影した動画など、航空会社のアカウントでしか投稿できないコンテンツも魅力的です。
さまざまな仕事のスタッフがいきいきと仕事をしている様子がうかがえ、企業のブランドイメージの向上が見込めます。
7. 【飲食】インスタグラム成功事例5選
① サントリー公式 | 晩酌おつまみレシピ(@suntory_jp)
飲料大手のサントリーは、アルコール飲料を中心としたアカウントを運用しています。プロフィール欄にもあるように注目のインフルエンサーたちによる晩酌のレシピの投稿が主な投稿で、その他はキャンペーン情報や商品の紹介も見られます。
投稿の多くがインフルエンサーによるクリエイティブなので、それぞれの個性が出ていて、投稿にマンネリ感を出さずに、さまざまなタイプのレシピとそれに合う自社商品が紹介されています。 インフルエンサーのアカウントからの集客も見込め、潜在的なファンの獲得にも効果的です。
自社の商品と親和性の高いインフルエンサーとコラボすることで、商品の認知度や魅力をさらに高めることに成功しています。
② スターバックス公式(@starbucks_j)
人気のコーヒーチェーン、スターバックスジャパンの公式アカウントです。 新作ドリンクや、コーヒーの楽しみ方を紹介しています。 季節の新作ドリンクについての情報公開を楽しみにしているファンも多く、人気のアカウントです。
おしゃれで質の高いクリエイティブで、洗練された印象が強いですが、インスタライブでは親しみのある雰囲気で、ライブ内でクイズを出題するなど、視聴しているファンとの交流も盛んに行われています。
フォロワーとのコミュニケーションを大切にしているので、ストーリーズを利用して、クイズやアンケート、「お題に参加」というカテゴリーでフォロワーにシェアを促す投稿などが見られます。 アンケートの結果でインスタライブの内容を決めているなど、フォロワーの意見も取り入れて、アカウントを運用している様子がうかがえます。
フォロワーが楽しく参加できるようなコンテンツを発信して、ファンとの親密度を深め、ブランドメッセージを届けやすくしています。
③ サーティワンアイスクリーム【公式】(@31icecream_japan)
アイスクリームチェーン店のサーティーワンアイスクリームの公式アカウントです。 新商品の期間限定のバラエティボックスやセットなどの紹介を投稿しています。
アイスクリームを中心にしたシンプルなクリエイティブで、フレーバーの説明をわかりやすく記載しているので、「おいしそう、食べてみようかな」「この味、自分の好みかも」という気持ちになるユーザーも多いのではないでしょうか。
ユーザーとのコミュニケーションにコメント欄を上手に利用していて、「食べたい!と思ったらアイスクリームの絵文字で教えてね!」など、絵文字のコメントを促していているので、ユーザーは気軽に絵文字を打ち込めます。 絵文字であふれたコメント欄はポップでかわいらしく、ブランドイメージにぴったりの雰囲気になっています。
アイスクリームという商材の性質上、店舗で食べたりテイクアウトをしたりすることが想定されるので、「投稿を保存しておくと、注文する時に便利だよ」「この投稿を保存して、お店でもチェックしよう」など、投稿の保存を促すキャプションも入っています。
コメントや投稿の保存はエンゲージメント率を高めて、フォロワー以外のユーザーへの露出を促進します。
④ 銀座千疋屋 公式(@ginzasembikiya1894)
東京・銀座で創業した老舗の果物専門店、銀座千疋屋の公式アカウントです。
季節の果物や、カフェで提供されるスイーツ、ギフト商品などの紹介を投稿しています。 焼き菓子などのギフト商品は、インスタグラムショッピングが利用できるので、公式ショッピングサイトですぐに買い物ができる仕組みになっています。
こちらのアカウントでは、インスタグラムビジネスアカウントで設定できるアクションボタンで「食べ物を注文」追加していて、タップすると店舗での生ケーキや果物の持ち帰りを予約できる画面が立ち上がります。つまり オンラインショッピングも、店舗での買い物も、インスタグラムから気軽にできるように動線が配備されています。
アクションボタンは「予約する」などいくつか種類がありますが、自社の商品やサービスに適している場合は、ユーザーのアクションがスムーズになるため、集客に活用するとよいでしょう。
⑤ Red Bull Japan(@redbulljapan)
エナジードリンクの中でも高いシェア率を誇るレッドブルの公式アカウントです。
スポーツ、音楽などのイベントを開催したり、アスリートを支援したりしていることでも有名な企業ですが、インスタグラムの投稿は、レッドブルが「翼をさずける」アスリートやミュージシャンの活躍やイベント情報が多く、商材のエナジードリンクについての直接的な投稿はほとんどありません。
イベント主催者だからこそ投稿できる、臨場感に溢れたオリジナリティの高いコンテンツが魅力的です。 競技中の選手の真剣な表情のほか、世界の一流選手によるおもしろみのあるチャレンジ映像もあり、ファンはアスリートやミュージシャンを通じて、レッドブルを応援したくなります。
商材以外の強みを活かして、ブランディングや企業認知度向上に成功している事例です。
8. 【まとめ】成功事例を活かしてインスタグラムを運用しよう!
他社の成功事例を知り、その特徴を活かすことにより、効率的にインスタグラムの運用ができます。自社の商品やサービス、ブランドイメージを見極め、成功事例を取り入れてオリジナリティのあるインスタグラムの運用をしていきましょう。
とはいえ、適切な目標設定をした上で、他社の戦略を分析して取り入れなければ、本質を見誤ることもあります。 それには膨大なデータと経験の蓄積がある、プロと一緒に戦略を立てて成功率を上げるのも一つの手段です。
インスタグラムの戦略立案や投稿内容でお悩みならガイアックスへ
たくさんの企業アカウントのインスタグラム成功事例を見てきましたが、その成功の理由を見極めて自社に反映するまでを、経験の浅い担当者レベルが判断するのは難易度が高いと感じた方も多いのではないでしょうか。
その場合は、インスタグラム運用の専門家に依頼し、より効果的な運用をしていくことをおすすめします。
ガイアックスは成功事例をはじめとするデータと、専門知識と実績に基づく十分なノウハウがあります。インスタグラムの運用にお困りの際は、ガイアックスにお問い合わせください。まずは気軽に無料でご相談をどうぞ。
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