X(Twitter)モーメントは廃止!廃止の理由やモーメントに代わるサービスは?
2024/03/04
X(Twitter)の「モーメント」機能が使えなくなった、というユーザーの声を聞いた方も多いのではないでしょうか。いわゆる「まとめ」をツイートで作れる機能でしたが、2022年12月にX(Twitter)から機能の廃止が発表されました。今回はX(Twitter)モーメントの廃止の理由、さらにそれに代わるサービスについて解説します。
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※編集部注
2023年6月21日:最新情報をもとに加筆修正しました。
2017年6月8日:最新の事例を追加しました。
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1.X(Twitter)モーメントとは?
X(Twitter)モーメントとは、複数回に分けて投稿している同じテーマのツイートやそれらのツイートに対する反応をまとめる、いわゆる「まとめ記事」のような機能です。 それらのまとめを他のユーザーと共有できることも大きな特徴でした。
X(Twitter)は気軽に投稿ができ、リアルタイムでの情報発信や収集に適したSNSです。反面、投稿数が膨大なので過去のツイートをさかのぼるのが難しく、探しにくいというデメリットもあります。
しかし、X(Twitter)モーメントを使うと、気になる話題を後から見返すことができたり、シリーズ化させて分かりやすくすることができたのです。 例えば、
- 企業の商品やサービス情報などをまとめておく
- 自分が興味のある商品や行きたいお店などの情報をまとめておく
- 作家やアーティストが自身の作品をまとめてポートフォリオとして活用する
など、さまざまな活用方法がありました。
2.X(Twitter)モーメントは廃止
Not all moments last. As of today we’re removing the option to create Moments for most users as we focus on improving other experiences.
Don’t worry, you can still see past Moments and follow Live events on Twitter. — Twitter Support (@TwitterSupport) December 7, 2022
2015年にアメリカ、2016年に日本で提供が始まったX(Twitter)モーメントですが、2022年12月に廃止が発表されました。 その理由とは何だったのでしょうか?
3.X(Twitter)モーメント廃止の理由
先のツイートによると、廃止の理由は「ほかの機能の改善に注力するため」ということです。
ただし、X(Twitter)モーメントはWeb版でしか作成することができなかったため、スマホアプリでしかX(Twitter)を利用しないユーザーにとってはそれほど影響はないともいえます。
4.X(Twitter)モーメントに代わるサービス
X(Twitter)モーメントのような機能を使いたい時の選択肢として、もっとも有名なのがトゥギャッター株式会社が運営する以下二つのサービスです。
Togetter(トゥギャッター)
Togetterは2009年に開始、X(Twitter)のタイムラインからユーザーが投稿をピックアップし編集・公開することができるツイートまとめサイトです。
国内のX(Twitter)関連サービスのなかでも大きな規模を誇り、非常に拡散性が高いのが特徴です。
min.t(ミント)
同様のツイートまとめサービスですが、機能をよりシンプルに、プライベート性を重視したサービスです。コメント受付の可否を選べるほか、ランキングやトレンドの表示機能がなく、公開範囲を限定することができます。この機能は個人やプライベートなコミュニティで使用したい人にぴったりです。
X(Twitter)モーメント作成機能の廃止発表後、Togetterやmin.tに引越をするユーザーが増え、特にmin.tでは発表後の4日間だけで、作成されたまとめの数が前週の同期間と比較して27倍以上にも伸びたそうです。
X(Twitter)モーメントと違う点としては、X(Twitter)内で操作が完結しないこと、まとめたツイートにリアクション(リツイート、いいね、リプライ)できないことや、いいねやリツイート数が閲覧できないことが挙げられます。
しかし、その点が気にならないようであればほぼX(Twitter)モーメントと同じように使うことができるでしょう。
まとめの作り方は以下の通りです。
手順1:トップページで「min.t(ミント)でまとめる」をクリックします。
手順2:「X(Twitter)を経由してmin.tにログイン」をクリックします。
手順3:「連携アプリを認証」をクリックします。
手順4:左下の検索ウィンドウで、まとめたいツイートを検索します。
手順5:左のカラムで検索したツイートを、必要であれば中央のカラムで並び替えやデコレーションを行い、左のカラムでタイトルや公開設定、コメント制限を行います。 最後に「まとめを投稿する」をクリックすれば完了です。
ほかに、個人的に気に入ったツイートをまとめておきたい場合は「ブックマーク」で代用する手もあります。
ブックマークしたツイートはタイムラインに保存され、いつでも簡単かつ素早くアクセスすることができます。ブックマークした相手には通知が行くことがなく、ブックマークした一覧を他人に見られることもありません。個人的にちょっと後で見返したいという程度であれば、ブックマークで十分かもしれません。
5.まとめ
投稿すればするほど情報が流れ見つけにくくなってしまうのがX(Twitter)の仕様ですが、まとめ機能を活用することにより、過去に投稿した内容もより伝えやすくなります。
企業としては、商品やサービス説明をまとめて紹介したり、イベントやプロモーションの情報を分かりやすく伝えたり、といった活用方法が考えられます。ぜひ活用して、よりフォロワーに愛されるアカウントを作っていきましょう。
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