おもしろ商品宣伝から、リツイート戦略まで! ECサイトのX(Twitter)活用

2016/12/09

今ではアマゾンや楽天など、ECが私たちの生活にとって当たり前になってきましたね。本記事ではプロモーションやカスタマーのロイヤリティ向上、獲得にX(Twitter)をうまく活用しているEC企業様をピックアップし、どのように運用しているのかを調査・考察していきます。

    ■目次

  1. 楽天市場
  2. ヴィレッジヴァンガード
  3. ニッセン
  4. PEACH JOHN

1. 楽天市場

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https://twitter.com/RakutenJP

インターネット通販が楽しめる総合ショッピングモール「楽天市場」

フォロワー数は2016年11月現在約120万人です。投稿内容はレシピ動画の紹介や役に立つ情報が多いです。また、X(Twitter)限定のキャンペーンやセールのお知らせなども配信されており、広報としても十分活用されています。

ポイント

紹介する商品を写真映えするものやツッコミどころがあるものをきちんと選んでいます。

「#楽天探して」「#楽天パンダフルダンス」などの独自のハッシュタグを利用して話題作りをしているのもポイントです。

 

2. ヴィレッジヴァンガード

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https://twitter.com/vgvd

遊べる本屋をキーワードに、様々なものを販売する「ヴィレッジヴァンガード」のオンラインストアのX(Twitter)アカウントはフォロワー数が2016年11月時点で18万人超え。1日のツイート数は約20件、RT数も含めると40件超えと比較的多いです。

ヴィレッジヴァンガードの自社商品を紹介以外に、商品をアップしてくれているユーザーをRTしています。

ポイント

他では見られないような、ユーザーの目を惹きつける遊び心のある商品をユーモアを織り交ぜながら紹介しているのが、同アカウントのポイント。実店舗のワクワク感をX(Twitter)アカウント上でも表現しているようで、ブランドの世界観がしっかり統一されている印象を受けます。

また、プロフィールの部分にFacebook、LINE@アカウントのリンクを貼り付けるといった工夫もしています。

 

3. ニッセン

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https://twitter.com/nissen

カタログ通販の「ニッセン」は、フォロワー数が2016年11月現在9万人を超えています。内容はセールの告知、まとめ買い企画やキャンペーンなど、幅広く行っています。

ポイント

同社オリジナルの設定で、運用担当者「スミス(37歳男性)」がX(Twitter)を管理しており、人の温かさを感じられます。

個人的でそこまでニッセンと関係のない内容を幅広くつぶやいており、中にはくすっと笑ってしまうものも。商品の宣伝はもちろんですが、ファンとの交流も重視していると思われます。

 

4. PEACH JOHN

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https://twitter.com/peach_john

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https://twitter.com/pjconcierge

女性向けブランドの「PEACH JOHN」は2つのアカウントを運営しています。

公式アカウントのフォロワー数は2016年11月現在36,500人です。投稿内容は商品やお役立ちコンテンツです。「PEACH JOHN コンシェルジュ」のフォロワー数は1900人です。投稿内容は問い合わせ内容への対応や「PEACH JOHN」の商品の紹介がメインです。

ポイント

問い合わせ対応・アクティブサポート用のアカウントを上手く分けて運営しています。

また、このように公式と問い合わせ用でアカウントを分けて運営することは、お客様の声を大事にしているというブランディングにつながります。加えて、お客様の声をマーケティングに活かすソーシャルリスニングの効果も期待されます。

 

 

まとめ

上記事例から参考になりそうなポイントが2つ見つかりました。

  • お客様との交流を図る
  • 企業らしさを反映させる

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前者について、上記事例ではユーザーを対象とした参加型のキャンペーンやお客様のお悩み相談などを行い、潜在顧客と積極的に交流を図っています。また、ニッセンのように運用担当者をキャラクター化することでユーザーが親近感のわくような仕掛けをしています。

後者に関して、「ヴィレッジヴァンガード」のようにユニークな商品あつかう企業だからこそできる情報発信が大切です。ブランドによってイメージや商品は異なりますが、実店舗と近い世界観をアカウントでも再現しようとしているという点は参考になります。また実店舗がないとしても、見てもらいたい商品やユーザーの感想をSNSアカウントで独自に訴求できるといいでしょう。

企業によってターゲットや商品は変わるものの、上記2つのポイントは基本的な手法として理解しておいて損はないでしょう。

 

 

この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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