【調査記事】国内有名人ソーシャル「発信力」ランキングTOP10! 総合的な情報発信力とは?

2017/08/17

FacebookやX(Twitter)、Amebaブログ(以下、アメブロ)などソーシャルメディアは有名人・著名人にも幅広く浸透しています。各ソーシャルメディアで利用目的や利用者層が異なるため、コンテンツの届け方や受け取られ方もそれに応じて変化します。

そのためたとえユーザーの重複が含まれていたとしても、フォロワー数や登録者数の大きさが有名人のソーシャルメディア上の総合的な発信力といえるのではないでしょうか。本記事ではラボ編集部が定義する「総合的な発信力(詳しくは後述)」を持つとする有名人に焦点をあてて調べてみました。

※本記事で紹介する数値は、8月4日時点で編集部が調査した時のものになります。

  1. 各ソーシャルメディア別のランキング
  2. ソーシャルメディア利用のタイプ分け
  3. ソーシャルメディアを総合した影響力
  4. まとめ

1. 各ソーシャルメディア別のランキング

本記事における調査の位置付け

これから紹介するのは、各ソーシャルメディア上でのフォロワー数・登録者数のランキングです。

一人が複数メディアのアカウントやページを持つことも考えられますので、本記事では個々メディアのファン数ではなく、全体をあわせた総合的な発信力を「総合力」と定義します。今回は動画SNSのYouTubeも加えて、総合的なファン数・フォロワー数などの足し合わせで見ていきます。アカウントを開設していない、もしくは閉鎖したものに関しては「0」とカウントします。

※敬称は省略させていただいております。

    ■目次

  • Facebook(ファン数)
  • X(Twitter)(フォロワー数)
  • Instagram(フォロワー数)
  • アメブロ(読者数)
  • YouTube(チャンネル登録者数)

Facebook

順位 名前 ファン数(人)
1 Shinji Kagawa(香川真司) 2,966,768
2 仮面女子(Kamen Joshi) 2,734,884
3 安室奈美恵 2,243,402
4 神谷 えりな 2,010,484
5 Yoshiki 1,868,289

参考:http://www.talentfb.com/

X(Twitter)

順位 名前 フォロワー数(人)
1 有吉弘行 6,781,828
2 松本人志 4,911,840
3 吉高由里子 2,892,102
4 三村正和 2,870,612
5 堀江貴文(Takafumi Horie) 2,789,149

参考:http://meyou.jp/ranking/follower_talent

Instagram

順位 名前 フォロワー数(人)
1 渡辺直美 7,098,111
2 ROLA 4,661,620
3 水原希子 4,612,261
4 木下優樹菜 4,047,876
5 佐々木希 2,431,733

参考:http://instagram.userlocal.jp/

アメブロ

順位 名前 読者数(人)
1 小林麻央 2,788,890
2 市川海老蔵 1,971,175
3 小林麻耶 1,788,777
4 北斗晶 1,280,417
5 辻希美 722,382

※編集部が独自で調査しました。

2. ソーシャルメディア利用のタイプ分け

多くの有名人アカウントを調べてみると、下記のような運用パターンに分類できると分かりました。

①ソーシャル網羅型

発信力の中心となるソーシャルメディアを何か一つ持って、他にもブログサービスからSNSまで手広く網羅しています。

つまり一部のソーシャルアカウントに偏ることなく、幅広いチャネルでファンとの接点を持っている人を指します。

堀江貴文(Takafumi Horie)、きゃりーぱみゅぱみゅなど

 

 

▲同氏は自著に関するエゴサーチを行い、リプライしている

堀江貴文さんの場合、X(Twitter)では引用という形で、自著の紹介を行なっていたり、ニュースに対する私見を述べたりしています。Instagramではほとんどの投稿が料理の写真となっており、プロフィールでは自身がプロデュースするグルメ情報配信サイトのURLを載せていることから、それぞれのSNS使い分けが見て取れます。

きゃりーぱみゅぱみゅさんの場合、X(Twitter)とInstagramに同じ写真を投稿していますが、よく見てみるとそれぞれで文章を変えて投稿しているようです。投稿内容も宣伝からオフショットまで幅広く、X(Twitter)とInstagramの両方をフォローしていても飽きない印象があります。

②文章・画像SNS特化型

X(Twitter)、Instagramなど比較的気軽に投稿しやすいものに絞って投稿しています。投稿頻度も週3日以上と比較的高いです。

渡辺直美、有吉弘行など

 

今夜は ドラマ カンナさーん!の第3話放送日です いよいよ、浮気相手の真理との直接対決 どんな展開になるのか…お楽しみに #カンナさーん #3話の海ロケ #海は楽しかったが風が半端なくて #ただの砂嵐 #全員目が開けれないくらいの砂地獄 #食べる物にも砂飲み物にも砂全てに砂 #是非見てくださいw #今回も切なく腹立つ回になってます #そして主題歌のキラキラもダウンロード出来る様になったよ

渡辺直美さん(@watanabenaomi703)がシェアした投稿 –

渡辺直美さんの場合、最近のX(Twitter)では出演しているドラマのPR行なっていたり、ユーザーによるドラマの感想を、引用リツイートを通してコミュニケーションをとったりしています。Instagramでは、毎度お馴染み、ハッシュタグを文章化させる投稿が特徴的です。

有吉弘行さんの場合、X(Twitter)やInstagramでは、一緒にお仕事をした、もしくはその日に会った方の写真を多く投稿されています。文章は短いながらも、どこかユーモアを感じさせるところがあります。X(Twitter)上で、他の有名人方との関わり合いも多く見ることができます。

③YouTuber型

動画制作ノウハウやスキルに長けたクリエイター、通称「YouTuber(ユーチューバー)」を指します。

YouTubeで上げたコンテンツを他ソーシャルメディアで拡散することもしばしばあるようです。

Hikakin(ヒカキン)、ONE OK ROCK_officialなど

有名人のなかでも、クリエイターやアーティストとして日々動画コンテンツを扱っているため、YouTubeで強い発信力を持っています。

他にもソーシャルメディアを抱えていますが、ファンがこのようなタイプの人々に期待しているのはやはり、文章よりも動画を通じたメッセージであることが多いようです。彼らの本業が最も発揮される動画SNSでのインパクトは、他のソーシャルメディアと比較して群を抜いています。

3. ソーシャルメディアを総合した影響力

先述した定義の「総合力」で、ランキングを算出してみました。

総合力TOP10(※ラボ編集部調べ、8月4日)

順位 名前 総ファン数(人) 最もファンが多いソーシャルメディア
1 ROLA 9,255,994 Instagram
2 渡辺直美 8,851,374 Instagram
3 BoA 8,459,747 X(Twitter)
4 有吉弘行 7,545,711 X(Twitter)
5 HIKAKIN 7,407,229 YouTube
6 きゃりーぱみゅぱみゅ 6,964,803 X(Twitter)
7 SHIJI KAGAWA(香川真司) 5,534,835 Facebook
8 水原希子 5,418,319 Instagram
9 TWICE 5,367,945 Instagram
10 ONE OK ROCK_official 5,227,361 YouTube

TOPランカーの投稿例

ROLA (ローラ)

 

Awww @galore

ROLAさん(@rolaofficial)がシェアした投稿 –

Instagramで投稿したものをそのまま他のSNSアカウントに連携させるのではなく、たとえばX(Twitter)ではキャプションを差し替えて投稿を行なっています。
※またInstagramでしか投稿しないものもあります。

 

またX(Twitter)では、フォロワーのリプライに写真を交えるなど、積極的なやりとりが見られます。

Shinji Kagawa (香川真司)

基本的にはInstagramをメインに利用して、その写真をFacebookやアメブロへ流用しています。

アメブロの更新情報も、リンク投稿が可能なFacebookを通じてフォロワーに知らせています。

またスポンサー情報の投稿など、Facebook限定の配信も行っているようです。

3. 「総合力」が高いことによるメリット

①影響を与えられる人数がそれだけ多くなる

複数のソーシャルメディアを活用し情報発信することで、ファンとの接点を多く持つことができます。

たとえばきゃりーぱみゅぱみゅさんは、Instagramのみでおよそ100万人のファンを抱えています。それだけでも十分多いですが、この他にFacebook、X(Twitter)、アメブロ、YouTubeのアカウントやページを持っており、そのファン数を合計すると全体で約700万人に上ります。

保有するソーシャルメディアアカウントが多い分、それだけ多くの人にアプローチできる手段を持っていることになります。

②コンテンツ化する選択肢の豊富さ

 

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Takafumi Horie (堀江貴文、 #ホリエモン)さん(@takapon_jp)がシェアした投稿 –

 

自分の体験や経験をコンテンツに落とし込む手段が多く、発信力にも長けています。各SNSが帯びる性質も異なるため、言葉で伝えたいのか、映像で伝えたいのかなどの違いによって、発信する手段が変わってきます。

堀江貴文さんを例にあげてみると、X(Twitter)と比べて、Instagramでは投稿の色が少し異なるのがまた印象的です。

4. まとめ

各々が情報発信しやすいソーシャルメディアで、ファンやフォロワーとコミュニケーションをとっているように見受けられました。

同じ写真や動画を他のソーシャルメディアに投稿する際も、キャプションを変える一手間を加えていたり、X(Twitter)のリプライの流れに乗って新たな投稿を行なったりするなどのユーザーとの関係を築く上での工夫が見られました。

ランキングで上位に入っている有名人・著名人の方々は全体的に見て、単にどれか一つのソーシャルメディアで突き抜けるのではなく、それぞれを目的や用途ごとに上手く使い分けて総合的な発信力をモノにしているといえるのではないでしょうか。