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2019.05.16

2時間で3億円稼ぐユーザーも!? ライブコマースの市場規模や認知度、国内の代表サービス6選

今盛り上がりを見せている「ライブコマース」をご存知でしょうか?

タレントやインフルエンサーがライブ動画を配信し、視聴者はリアルタイムに質問やコメントをしながら商品を購入できるという新しいEコマースの形。先行する中国では既に2時間で3億円を売り上げるようなインフルエンサーの実績も出てきており、日本でも関連するアプリが続々とリリースされています。

そこで今回は「ライブコマース」に関する基礎知識をご紹介しつつ、最新の関連情報をまとめてみました。インフルエンサーが力を増していく中で、ライブコマースが大きく成長していくことは間違いありません。取り残されることがないよう、今のうちから基本をしっかりと押さえておきましょう。

※2017年11月に行われたライブコマース事業者3社のトークイベントの記事はこちらです↓↓。
売れる配信者は100人もいない。ライブコマース事業者3社によるイベントレポート【TechCrunch Tokyo 2017】

※更新履歴
2019年5月16日:最新情報をもとに、情報を更新しました。
2018年3月26日:一部サービスが終了となったため、情報を更新しました。

    ■目次

  1. ライブコマースとは?
  2. ライブコマースの認知率や市場動向
  3. ライブコマースの特徴
  4. 現在リリースされている国内のライブコマースサービス6選
  5. まとめ

1. 話題のライブコマースとは?

ECにライブ配信の動画を掛け合わせたもので、ライブ動画を見ながら商品を購入できるような通販の形です。イメージとしてはテレビショッピングのインタラクティブ版で、視聴者はリアルタイムで出品者・販売者に対して質問やコメントをしながらショッピングができます。

従来のテレビショッピングが一方的であったことと比較すると、コミュニケーションを通じて商品を深く理解することができ、生放送の良さである「臨場感」も持ち合わせたハイブリッドなEコマースの形であると言えます。

なぜ今ライブコマースが注目されているのか?

ライブコマースに注目が集まっている理由はさまざまなものがありますが、代表的なものを3つ挙げます。

理由1:そもそもライブ動画が盛り上がっている

そもそもライブ配信が動画のトレンドとして注目されています。InstagramやFacebookでも相次いでライブ配信のための機能が追加されており、動画を配信できる環境自体が次々に整えられてきています。

関連記事:2016年、各SNSのアップデートからみる「動画・ライブ配信」に注力する理由

理由2:ライブ独特の臨場感とコミュニケーションがユーザーに受けている

その瞬間にしか味わえないライブ動画ならではの臨場感が、ユーザーに受け入れられています。さらにコメントをしたらその場で返答がもらえたり、配信者に名前を呼んでもらえたり、リアルタイムのコミュニケーションも楽しめます。通常のECサイトで臨場感を感じることはほぼありません、先に何が起こるかわからないライブコマースは、新しいワクワク感をユーザーに与えています。

理由3:海外ですでに成功している

中国では、すでにライブコマースが広く受け入れられています。この事例がライブコマースの広がりを加速させているといえるでしょう。中国では動画配信によるマネタイズの動きも活発で、すでに億単位の収入をライブコマースから得るようになった人も出てきています。

ソーシャルコマースとしてのライブコマース

今まで、基本的に1人で商品選定から購買までが行われていてネットショッピング。そこに、人とのコミュニケーションを付加してより良い購買体験を実現する「ソーシャルコマース」という新しいショッピングの形が注目を浴びていることも、ライブコマースが流行り始めていることの理由の1つです。

そもそもですが、私たちが商品を購入するまでの行動は「社会的」なものです。友達や家族に評判を聞き、店員に詳細の説明を受けるようなコミュニケーションがあってから買うかどうかを決定します。つまり、ショッピングには人と人とのやり取りが重要なのです。しかし、これまでのECサイトではそうした身近な人の評判を得たり、直接の説明を受けたりすることが難しくなっていました。

一方で、ソーシャルメディアで人と人とが常時繋がるようになってからは情報のやり取りを前提としたショッピングができるようになってきています。友達の「いいね!」やシェアの情報を簡単に手に入れることができ、それを参考に商品を購入できます。

ライブコマースもテレビ通販に人とのやり取りを足し合わせたようなもので、これまでのテレビ通販よりも「社会的」な特徴を強めているソーシャルコマースのひとつです。そういった意味で、eコマース業界全体の流れから言っても、ライブコマースは人とつながりつつショッピングをしたいという新しいニーズに応えていると言えます。

関連記事:ソーシャルコマースとは?海外記事をもとにした解説と7分類2

2. ライブコマースの認知率や市場動向

2017年ごろから日本にも浸透してきたライブコマースですが、サービスの認知率や利用者数の拡大がなかなか進んでいないという意見もあります。ライブコマースに関するデータから、現在の市場がどのような状況にあるのかを探ってみましょう。

ライブコマースの認知率や利用状況

マクロミルによる15歳から49歳の男女2万人を対象にしたライブコマース利用実態調査によると、ライブコマースの認知率は約30%でした。認知率には年代差がみられ、最も認知率が高いのは10代で40.0%、20代が36.7%、30代が29.9%、40代が21.5%となっており、若い年代のほうがより認知率が高い傾向があります。

ライブコマース認知者のうち、実際にライブ配信を視聴したことがある人は41.1%、視聴したうえで商品を購入したことがある人は14.0%となっています。

購入者に今までに買ったことのあるものを聞いてみると、最も多いのが「服」で66.3%、「アクセサリー・時計」36.8%、「家電」29.8%、「書籍・雑誌・コミック」「音楽CD・DVD・ブルーレイ」27.0%と続きます。半年以内にライブコマースで買い物をしたユーザーの1ヶ月あたりの購入金額は、平均6,512円でした。

ライブコマース利用理由には「出品者が紹介する商品を買いたい」「商品の詳細(サイズ感、着心地/色、香り、味など)がリアルタイムで質問できる」「ショップ店員と話すように、買い物ができる」といったものも挙げられており、インターネット上でありながらまるで実店舗で買い物をしているような購買体験を求める層が存在することが分かります。

購入したことがある商品として「服」が多いのは、実際に手に取らないとわかりにくいサイズ感や、着心地などを直接質問できるというのが大きいでしょう。既存のECサイトでは見えにくい情報がその場で得られるのはライブコマースの強みであり、ファッション通販分野でのニーズの高さが窺えます。

また、「今後もライブ配信を視聴し、買い物をすると思う」が85%と利用継続の意向を示す人が多く、ライブコマース市場の広がりが予見できます。

ライブコマース市場に参加する企業

ライブコマース市場に参入する企業も増加しています。

ライブコマースサービスには、楽天やメルカリ、ヤフーショッピングなどのECモールにライブコマース機能が付いた「ECモール型」や、インフルエンサーをアサインして商品を紹介させる「キュレーション型」など様々なものがあります。

最近は、「SaaS型」のサービスを提供する企業も出てきており、自社ECにそういったサービスを導入し、ライブコマースを実施するケースも見られます。また、国境を越えて通信販売を行う「越境EC型」や、クラウドファンディングに特化した「クラウドファンディング型」など、特定の領域で独自色を出すサービスも増加しています。

さらに、コンサルティングなどを含めた「ライブコマース運用支援」サービスも生まれています。ライブコマースサービスや関連サービスを提供する企業が増えているという点では、まだまだこれから業界が盛り上がっていく可能性を感じられます。

ライブコマースを定着させるための課題

特に若年層に一定の認知率があり、参入企業も増加傾向にあるライブコマースですが、実践する企業は「売れる配信者が限られる」という課題を感じています。配信者は、商品を売れる人・売れない人で二分化され、売れない人が大多数を占めているのが現状なのだそう。インフルエンサーをアサインすれば動画の視聴者は増えるものの、購買に至らないケースも多いと言われています。

売れる人・売れない人の二分化が起こる理由として、視聴者とのコミュニケーションの難しさが挙げられます。ライブ配信で商品の説明をしてもスペックの話に終始してしまったり、視聴者が知りたがっている情報を提供できなかったりするパターンが多いのです。ライブコマースでは「配信者のファンだから買う」という購買行動が起きますが、視聴者の交流や商品の紹介が上手くなければファンもつかず、販売につながらない、という悪循環に陥ってしまいます。

こうした課題を改善するためには、配信者と視聴者の間で共感が生まれるようなストーリー作りが重要です。思わずハートやコメントを残したくなるような、ファンが増えるような配信をすることが、購買につながるカギと言えます。

また、ライブコマースのプラットフォームを提供する企業と配信者の連携や、プラットフォームとしての付加価値の向上、売れる人を育てる環境づくりなどが必要になってくるでしょう。

関連記事:
売れる配信者は100人もいない。ライブコマース事業者3社によるイベントレポート【TechCrunch Tokyo 2017】

参考:中国におけるライブコマースの市場規模

ライブコマース最先端であり、すでにスタンダードな販売・購入手法として定着している中国の市場規模についてご紹介します。

デロイトの発表によると、中国は世界最大のライブコマース市場を有しており、2018年には前年比32%増の44億ドルに達し、視聴者数は4億5,600万人と推定されています。毎日4,000以上のライブコマース配信者が、15万時間以上のコンテンツを生み出しています。

中国国内で圧倒的な人気を誇るECサイト淘宝(タオバオ)では、ライブ配信を通して60万以上の商品を購入可能です。

中国ライブコマースでのトップカテゴリーはファッション・美容関連ですが、生鮮食品のライブ配信にも人気が集まっています。食品の生産地・供給元に対する関心が高まっている中国の国内事情をよく反映しています。

このように、日本とはかなり市場の状況が異なりライブコマースが浸透している中国。日本でもこのように盛り上がる日はくるのでしょうか。

2. ライブコマースの特徴

ここまでライブコマースについて大まかに触れてきましたが、どういった特徴があるのか、3つのポイントにまとめていきます。

①配信者とのコミュニケーションによる購買体験の向上

ライブ配信中はコメント欄で、インタラクティブなやり取りが可能です。「買います!」「ありがとうございます!」といったようなライブ感のあるコミュニケーションが購買体験を向上させます。

また、ただ商品を買うのではなく、「この人が紹介しているから買う」といったように、思い入れをもって商品を購入することもできます。

②EC特有の不安の解消

ライブコマースでは、画像だけではわからない点を質問でき、その場で疑問や不安を解消できます。例えば洋服であれば、生地の質感や、着心地、サイズ感など、実際に商品が手元にないと分からないようなことも聞けるのです。

特に中国では、偽物が市場に広く流通しているため、ライブ配信を通じて「商品が本物である」という安心感を得られることが重要なポイントになっています。

③ライブ動画閲覧から購入までのスムーズな導線

実際にアプリを使ってみると分かりますが、ライブ動画で紹介されている商品へのアクセス、購入までがとてもスムーズに設計されています。例えばメルカリであれば、動画のすぐ下に紹介中の商品ページへの導線があり、商品の詳細をテキストでチェックすることができます。また購入の際もカード情報を入力しておけば、数タップで購入が完了してしまう手軽さです。

3. 現在リリースされている国内のライブコマースサービス6選

それでは、現在リリースされている主要なライブコマースサービスを紹介していきます。

メルカリチャンネル

https://www.mercari.com/jp/mercari-channel/

  • 運営会社:株式会社メルカリ
  • 配信開始日:2017年7月31日
  • 配信者:タレント、一部の一般ユーザー

いわずと知れたメルカリのライブコマースです。

販売ジャンルはメルカリと同様、食品から娯楽用品まで、幅広く取り揃えています。配信している人の幅も広く、芸能人がサイン付き商品を販売したりする一方で、一般の主婦やOLが自分では着なくなった服や、使わなくなった子供のおもちゃを販売するような動画も多数配信されています。

SHOPROOM

https://www.showroom-live.com/shoproom

  • 運営会社:SHOWROOM株式会社
  • 配信開始日:2016年9月7日
  • 配信者:タレント、モデル

アイドルやアーティストの動画ストリーミングサービスを提供する「SHOWROOM(ショールーム)」から派生したサービスのため、タレントやモデルなど有名人による配信が中心になっています。過去には北川景子さんがドラマで着用した商品を紹介するなど、今後も話題性のある商品を紹介していくようです。

※画像は「SHOW ROOM」の配信画面です。

Live Shop!

https://liveshop.jp/

  • 運営会社:株式会社 Candee
  • 配信開始日:2017年6月7日
  • 配信者:タレント、インフルエンサー

商品の直接的なPRというよりも、「メイク術」や「ファッションコーディネートのコツ」など、ノウハウ色の強い動画が多く配信されています。 また、動画は自社スタジオで撮影されているものが多く、一本一本のクオリティーが高いのも特徴です。

BASEライブ

https://thebase.in/baselive

  • 運営会社:BASE株式会社(BASE,Inc.)
  • 配信開始日:2017年9月20日
  • 配信者:商品販売者、タレント、インフルエンサー

BASEライブは、BASEで出店しているショップやメーカーが直接出演して商品の魅力をライブ配信できるというのが特徴です。インフルエンサーやモデルなどの限られた人でなくても配信でき、ユーザーはライブ配信を見ながら商品を購入できます。

Yahoo!ショッピング LIVE

https://shopping.yahoo.co.jp/live/13707

  • 運営会社:ヤフー株式会社
  • 配信開始日:2017年11月5日
  • 配信者:法人出店者

Yahoo!ショッピングLIVEは、Yahoo!ショッピングの各出店ストアがライブ配信を実施できるサービスです。ほかのライブコマースサービスと違い法人出店者向けの機能なのが特徴で、テレビショッピングのインターネット版、といったところです。毎日12時から23時30分まで、30分ごとの番組枠で各ストアからライブ配信されています。

ヤフオク!ライブ

https://auctions.yahoo.co.jp/topic/promo/yahuoku-live/

  • 運営会社:ヤフー株式会社
  • 配信開始日:2018年9月10日
  • 配信者:商品出品者

日本最大級の老舗オークションサイトである「ヤフオク!」のライブコマースサービスです。商品出品者なら、誰でも手軽にライブ配信が可能で、毎日8時~25時まで多くのライブ動画が配信されています。終了間近のオークションでも、ライブ配信することで臨場感が倍増、落札の可能性が高まるかもしれません。なお、ライブ配信・視聴はアプリからのみ可能なので、注意が必要です。

4. まとめ

すでにたくさんのプラットフォームが生まれ始めているライブコマースですが、それぞれに特徴があり、売っている商材やアプリのテイストも異なります。そのため自分の商材であればどんなプラットフォームと相性がいいのかを見極めることは重要です。

今後ライブコマースを活用していくのであれば、リリースされるサービスやアプリの情報をキャッチアップし、それぞれの特徴を押さえていくようにしましょう。

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