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2017.10.11

ブランドロゴを2次創作のネタに? ユーザーが「楽しめる」ブランドイメージでバズった事例5選

企業の情報発信はいまや当たり前の時代となりました。様々な企業がSNSを運用し、自社PRに活用しています。

企業に限ったことではないですが、SNSをPRの場として活用するには、バズらせることがひとつの有効な手段となります。自社に関するコンテンツをバズらせることができれば、情報は一気に拡散され、認知度が上がったり、フォロワーが増えたりという効果を実感できるでしょう。

バズを起こす方法は様々ですが、企業の場合、ブランドイメージを上手に活用し、バズにつなげることもできます。本記事では、2次創作用の素材を提供したりキャンペーンと絡めたりなど、ブランドイメージを使ってバズらせることに成功した企業の事例をご紹介します。

    ■目次

  1. ブランドイメージで「バズる」ってどういうこと?
  2. ブランドイメージをうまく活用した企業事例5選
  3. まとめ

1. ブランドイメージで「バズる」ってどういうこと?

本記事で言うブランドイメージで「バズる」とは、ブランドロゴやブランドキャラクターをユーザーが自由に利用・加工することでSNS上で話題になり、かつ拡散されることを指します。ブランドイメージがバズれば、ブランドの認知度は飛躍的に高まりますし、ブランドを身近に感じてもらうこともできます。

以下で、ブランドイメージを流行らせるために押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。この3つを守れば必ずバズるということでは決してありませんが、バズるためには必要になる要素だと考えてください。

ポイント1:ユーザーが工夫する余地がある

フレームや素材などのブランドイメージを提供する際に注意すべきは、ユーザーが手を加えられる余地があるかどうかです。SNSが生活の一部となってからは二次創作文化が盛んになりました。バズる用のブランドイメージを作成するときには、ユーザーが手を加えるネタをSNSに提供するイメージを持ってください。

関連記事:2週間でトレンド入り8回、150万シェア!Twitterでバズりまくった”キットカット”のバレンタインキャンペーンのヒット要因を探る

ポイント2:SNSとの相性が考えられている

SNSの特性に合った素材を提供することも重要です。SNSのプラットフォームによってユーザーの性質や利用目的が異なります。

Instagramでバズらせたいなら、写真のおしゃれさやフォトジェニックさがポイントですし、Twitterでバズらせたいなら笑える要素やユーモアが必要となります。ブランドイメージを壊さないようにしつつ、SNSとの相性を考えたブランドイメージの提供が大切です。

ポイント3:拡散経路を確保する

SNS上で認知度を上げるにはリツイートやシェアなどの拡散行為が重要です。拡散なしでバズることはありませんので、拡散してくれるユーザーの確保は重要なポイントとなります。

さらに踏み込むと、どんなユーザーが拡散するかも考慮しておきたい点です。おしゃれブランドならおしゃれなユーザーから拡散された方が企業イメージにも合致しますし、面白いブランドなら面白いネタを普段からツイートしているユーザーから拡散された方が企業にとっては有益です。そういった相性の良さそうな層からバズが始まるように協力を仰ぐのも有効でしょう。

2. ブランドイメージをうまく活用した企業事例5選

次は実際にブランドイメージをバズらせることに成功した事例を5つ紹介します。

事例1:NHK「プロフェショナル 仕事の流儀」

http://www.nhk.or.jp/professional/apps/

NHK「プロフェショナル 仕事の流儀」の番組風動画を撮影できるアプリです。番組のフォーマットに沿って動画撮影ができるので、どのタイミングでどのようなシーンを流せばよいかなどを工夫することができます。そして比較的真面目なこの番組を面白い動画をのせてパロディするというシュールな面白さを生み出しています。

SNSの相性では面白さを欲するユーザーが多いTwitterと相性抜群ですし、Facebookもある意味で自己アピールができるので相性は良いです。


事例2:資生堂「ANESSA」


日焼け止めクリームANESSAを販売している資生堂は、ANESSAのポスター風にできるフレーム素材を無料で提供しました。フレーム素材の提供はよく見かるものではありますが、ANESSAのポスター風フレームがバズったポイントは、資生堂がスポンサーを務めるコスプレサミットの開催時期にフレーム提供のタイミングに合わせた点。拡散経路の起点をコスプレイヤーに定めたことで、イベントとしての認知度もANESSAの認知度も広がりました。ANESSAの企画はフレームを自由に使えますし、はめ込む画像は自由度が高いのでユーザーに使われやすい条件が揃っています。

事例3:ストライプ「earth music&ecology」

http://www.earth1999.jp/emae_app/

earth music&ecologyのポスター風の写真が作れるアプリは、おしゃれに作ることもできますし、面白く作ることもできます。こちらも自由度が高いので、利用されやすいアプリの特徴をつかんでいます。ブランドイメージをバズらせるアプリは面白い系やおしゃれ系に大別されますが、このアプリは利用者によってどちらにも転ばせることができます。

earth music&ecologyは、独特の世界観がCMなどでも知られており、イメージが定着しています。アプリでもその独特の世界観が再現されており、ユーザー間でもある程度イメージを共有できていたことが功を奏した点もあったと考えられます。

事例4:サーモス「サーモス真空断熱タンブラー」

http://www.thermos.jp/t-surprise2017/trickphotocp/

サーモスのタンブラーは保温機能に優れていて、冷たいドリンクは冷たいまま、熱いものは熱いままキープしてくれる魔法のような商品です。そのタンブラーとトリックフォトと呼ばれる不思議な(まるで魔法のような)写真を組み合わせたキャンペーンにより、サーモスはブランドイメージを高めています。

トリックフォトは目を引きやすい写真ですし、このキャンペーンサイトのデザインはとてもおしゃれなので、サーモスとしてはおしゃれなユーザーにこのアプリを使ってもらいたい、Instagramに投稿してもらいたいと考えていると推察されます。

またこのキャンペーンはカフェやトリックアート展示などリアルシーンでの展示場を設けることでSNS、リアル双方からの拡散経路を作り出しています。基本的にトリックフォトであれば、キャンペーンに応募できますし、素材提供もあるので作成のハードルは低いです。

事例5:明治「ザ・チョコレート」

http://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/the-chocolate/

明治が販売している本格派チョコレート「ザ・チョコレート」は特にキャンペーンを企画したわけではないのですが、パッケージがシンプルで余白スペースが多いことからこの商品パッケージに絵をかいて拡散するのが広まりました。このパッケージはペンなどで書き込みやすい素材で作られているため絵が描きやすいことも広まった理由の1つではないかと考えられます。2次創作しやすいパッケージにするためには、素材にも気を使ったほうがいいのかもしれません。


関連記事:大事なのはやっぱり見た目? SNS時代における、商品・パッケージという“メディア”の重要性

まとめ

ブランドのイメージを高めるためには、ユーザーを巻き込んでバズらせることが1つの有効の手段となります。しかしながら、ただフレームや素材を提供するだけではユーザーはついてきません。あまり興味をそそられないブランドイメージであればバズることなく終わってしまいます。

ユーザーに興味を持ってもらう、楽しんでもらうには、ブランドのイメージを保ちつつもユーザーが手を加えやすい素材を提供することが重要です。また、どうやって拡散させるか事前に目星をつけておくこともポイントになります。

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