フォロワー獲得単価90円台! eギフトサービス「giftee」を活用したX(Twitter)キャンペーン事例
2017/10/16
最近X(Twitter)上でよくみかけるようになった「X(Twitter)インスタントウィン」。特定の応募条件(フォロー、RTなど)を満たしたユーザーに対してリアルタイムに抽選を行い、当選者には即時プレゼントを送ることができる機能です。
C向けのeギフトサービスを展開する株式会社ギフティでは、2017年8月より企業のデジタルマーケティング施策を支援することを目的に、「giftee campaign platform」を提供開始。このプラットフォームでは従来の費用よりもはるかに安くX(Twitter)インスタントウィンを実施でき、フォロワー獲得単価100円を切る事例も出てきています。今回はその株式会社ギフティ代表取締役の太田睦氏にお話を伺いました。
Interview / ソーシャルメディアラボ編集長 大久保亮佑
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- ■目次
- プロフィール
- 手軽に贈れるeギフトサービス「giftee」
- 企業からの問い合わせで知ったビジネス向けのニーズ
- X(Twitter)Japan社からも好評の「X(Twitter)インスタントウィン」とは?
- gifteeが格安でサービスを提供する理由
- ギフトのバリエーションを増やし、キャンペーンの幅を広げる
1. プロフィール
株式会社ギフティ 代表取締役 太田睦 氏
2. 手軽に贈れるeギフトサービス「giftee」
大久保:X(Twitter)インスタントウィンについてお伺いする前に、貴社のサービス「giftee(ギフティ)」について教えてください。
太田氏(以下、敬称略):「giftee」はeギフトを販売するWebサービスです。日頃の「小さなありがとう」という気持ちと一緒に、チェーン店やコンビニなどの実店舗で使えるデジタルチケットをCtoCで手軽に贈ることができます。
贈る側は、わざわざ住所を聞いて郵送しなくても、メールやソーシャルを利用し、数ステップでデジタルチケットが送れます。受け取った人もお店に行けばすぐに使うことができます。
このeギフト、日本ではまだ馴染みがないと思いますが、アメリカや韓国では一般的に利用されているもので、市場規模もかなり大きいです。
3. 企業からの問い合わせで知ったビジネス向けのニーズ
大久保:現在はビジネス向けにもサービスを提供していますが、どのような背景でビジネス向けにも提供し始めたのでしょうか?
太田:とある企業さんから「キャンペーンでgifteeのデジタルチケットを100枚買いたい」というお問い合わせがありました。それまではクオカードや図書券の在庫を仕入れて会社の金庫で管理して、郵送やイベントの手渡しで配るなど、事務コストがかかっていたようです。
gifteeならメールでURLを送ればデジタルギフト券が発行されすぐに使えるため、「gifteeを使いたい」とお話があったんです。その問い合わせから、toBのニーズに気づいて、「giftee for business」のサービスを提供し始めました。
eギフト自体あまり普及してないので、法人が日常的にgifteeを使うようになれば、サービスの認知に繋がり、提携を組んでいるお店の集客にも繋がります。お互いにいい影響が与えられるため、現在はビジネス向けにも力を入れています。
4. X(Twitter)Japan社からも好評の「X(Twitter)インスタントウィン」とは?
大久保:giftee for businessの一つの機能として出たのがX(Twitter)インスタントウィンですが、この機能の構想はいつ頃から始めたのでしょうか?
太田:今年の春ですね。スクウェア・エニックスさんにgifteeのサービス紹介をする機会がありました。その際、新しく出すスマホゲーム「めしクエ」のサービス開始前に事前登録者数を増やしたいというご要望を頂きました。
食に関するゲームのためインセンティブを食にしたいことからeギフトを上手く絡められないか、また、X(Twitter)を使ってフォロワーを増やす形で集客できないかと考え、出てきたアイデアの一つがX(Twitter)インスタントウィンです。
このX(Twitter)インスタントウィンでは、X(Twitter)上でアカウントのフォローやリツイートなど、特定のユーザーアクションに対して即座にデジタルギフトを発行するキャンペーンの実施が可能になります。
大久保:スクウェア・エニックスさんでは具体的にどのようなキャンペーンを実施したのでしょうか?
太田:「めしクエ」の告知キャンペーンとして、250円分のギフトが300名に当たる施策を実施しました。めしクエのX(Twitter)アカウントをフォローし、特定のツイートをリツイートするとリアルタイムで抽選を行えるキャンペーンです。当選者には即時デジタルギフトを発行するという内容で、5日間で約7,600の新規フォローと約9,000のリツイートを達成しました。リツイートを条件に入れていたのと、当選ツイートによって2次拡散があったことで、想定以上に新規フォローが増えました。
また、X(Twitter)Japanからもご評価頂きました。X(Twitter)のプロモツイートとインスタントウィンは同じニーズなので、X(Twitter)Japanにも使用して頂き、一緒に販売していくことに繋がりました。
5. gifteeが格安でサービスを提供する理由
大久保:X(Twitter)インスタントウィンを利用された企業さんからどのような反応を頂きましたか?
太田:スピードとコストが魅力的だと言われました。
従来の商品を仕入れて当選したユーザーへ配送するとなると約20日程度かかるところ、X(Twitter)インスタントウィンを利用すれば、平均5~10日程度で当選したユーザーにeギフトを利用していただくことができます。また、300円の商品でも商品代と配送費、さらには梱包代などを含めると合計で約750円となってしまいますが、eギフトだと商品代だけで済むため、配送費などの無駄なコストがかからずに済みます。
さらに、インスタントウィンと同様のシステム開発をするとなると、準備期間が必要になりますし、費用もかかってしまいます。しかし、我々の方でパッケージ化しているため、企画検討から約1ヵ月で企画実施することができますし、格安でご提供できています。
大久保:なぜ格安でご提供することができるのでしょうか?
太田:もともとgifteeで使っていたシステムを転用しているのと、僕らのビジネスモデル自体、eギフトを浸透させ、eギフトの流通量を増やすことがメインなので、そこに繋がるのであればシステムで費用を多くいただかなくてもいいという考えでご提供しています。
格安で提供できている結果、スクウェア・エニックスの事例では、リツイート単価が93円、フォロワー獲得単価が95円でした。どちらも100円を切ったのは大きいと思います。
6. ギフトのバリエーションを増やし、キャンペーンの幅を広げる
大久保:最後に今後の展開について教えてください。
太田:提携店舗を増やしていきたいですね。X(Twitter)インスタントウィンを実施した時も景品によって単価が違いました。対象になるターゲット層に合ったギフトを贈ることで、効果が高くなります。選べるギフトのバリエーションが増やしていくためにも、提携店舗は多い方がいいと思っています。
あとは、LINE@の友達獲得の施策でgifteeを使えるようにするため、準備をしています。X(Twitter)だと複数のアカウントを保有できてしまうため、一人の人が何回もキャンペーンに参加できてしまいます。LINEの場合は、SMS認証をかけているため、一つの電話番号につき一回キャンペーンの参加という形を担保できるのかなと。
ただ、X(Twitter)の方がバイラルではあるので、両方ご提案できる形にしていきたいです。
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