ハッシュタグフォローのテスト開始など! 11月のSNSニュース

2017/12/07

Facebook Messengerでは4K写真が送れるようになったり、Instagramではハッシュタグフォローのテストが始まったり、今月も主要SNSでは大きな動きが見受けられました。今月もさっそく見ていきましょう!

    ■目次

  1. Facebook
  2. Instagram
  3. Snapchat
  4. X(Twitter)
  5. LINE

1. Facebook

Messengerに関するアップデート

米国時間11月21日、Facebook社はメッセージングアプリ「Messenger」に4K写真が投稿できるようになったと発表しました。その他にも新機能のテストを続けています。同月、やり取りが続いている人の日数を表示する機能や、企業アカウントが通常のメッセージと同様にチャット上で広告が配信できる機能の導入を進めています。

今年に入り、FacebookはMessengerに様々な機能を追加しています。これには広告収益を増やす目的だけでなく、サービスを向上させてユーザーを集め、メッセージングアプリ市場のシェアを広げていく狙いがうかがえます。

同社はクローズドの空間で生まれるビジネス領域に早いうちから先行投資しているといえます。現在、日本の消費者にはメッセンジャーを利用して企業とやり取りする習慣はまだあまりないですが、欧米や他のアジア諸国では既に一般的になっています。

参考:
http://getnews.jp/archives/1979306/gate, https://japan.cnet.com/article/35110900/, http://thebridge.jp/2017/11/facebook-messenger-will-soon-let-all-businesses-send-sponsored-messages

広告メニューを拡充して中小企業をサポート

米国時間11月14日、Facebook社はあらゆる国と地域のビジネスがグローバル展開する上で役立つ、機能とツールのアップデートを発表しました。

ひとつの広告内で複数言語を選択し利用者に合わせて配信する「ダイナミック言語最適化」や、複数国にまたいで類似のターゲティングできる機能などが追加されます。

Facebookの強みのひとつに実名制登録による精度の高いターゲティングが挙げられます。これまでも、国内にいながら比較的手軽に海外へ広告出稿できることで企業規模問わず利用されてきました。

今回追加された「ダイナミック言語最適化」や「複数国類似オーディエンス」を活用することで、企業のマーケターは配信内容を国別に特化させることができるようになり、より効率的に出稿可能になったといえます。

参考:
https://ja.newsroom.fb.com/news/2017/11/cross_border_update/

動画投稿専門サイトやアプリを公開

米国時間11月16日、Facebook社は動画投稿者向けアプリ「Facebook Creator」を公開しました。ユーザーは専用アプリを使えば、動画にイントロの挿入したりステッカーを付したり、楽しく簡単に投稿できるようになります。

今年9月、Facebookは米国でオリジナル動画閲覧タブ「Watch」を開設するなど、動画コンテンツに力を入れています。今回、動画投稿専用のアプリとサイトが提供されることになりましたが、これもYoutubeに対抗する動画プラットフォームになるためのステップだと考えられます。

パートナー企業とのオリジナル番組やユーザーによるライブ配信、Facebook Storiesなど、同アプリ内で文章が減っていく流れが加速しています。企業のマーケターの方は今後も、主流となるコンテンツの移り変わりには注目していきたいですね。

参考:
https://www.facebook.com/creators/#, https://forbesjapan.com/articles/detail/18531,
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/17/news059.html

2. Instagram

ハッシュタグがフォローできる機能をテスト中

Instagramでハッシュタグ検索時に、そのハッシュタグをフォローできるボタンが表示されるようになります。現在はまだテスト中で、少数のユーザーで表示されている状態です。

これまでユーザーは友人や企業アカウントをフォローする、もしくはアカウント名で検索することで自分以外の投稿に触れていました。しかしハッシュタグをフォローできるようになれば、より興味関心にった情報がユーザーに届くようになります。

この機能が導入されれば、企業は今まで以上にどのハッシュタグを選ぶのか、またどうやって投稿の反応率を高められるのか(おそらく反応率が高いほどユーザーのフィードに流れやすい)という視点がますます重要になってくるでしょう。

参考:
https://thenextweb.com/apps/2017/11/10/instagram-tests-letting-follow-hashtags-instead-people/,
http://thebridge.jp/2017/11/instagram-tests-letting-you-follow-hashtags-instead-of-people-pickupnews,
http://jp.techcrunch.com/2017/11/13/2017-11-10-instagram-could-let-you-follow-hashtags-soon/

消える動画「Stories」が24時間以前も投稿可能に

11月、Instagramではそれまで24時間以内に撮影された動画や画像しか投稿できなかった「Stories(ストーリーズ)」の仕様を変更し、それ以前のものも投稿可能になりました。24時間以前の写真・動画を投稿しようとするといつ撮影されたものか分かるタイムスタンプが自動で入ります。しかし取りのぞくことができるため、通常と変わらず投稿できます。

10月初旬に行われたInstagram公式イベント「Instagram Day」では、それまでInstagramで主流だった、きれいで「フォトジェニック」な投稿が減ってきており、個人の興味関心が刺激されて面白みのあるコンテンツに注目が集まっていることをFun & Playという言葉で紹介していました。まさにStoriesはユーザーにとっても企業にとっても、良い意味で力の抜けた、雑多な情報を気軽に配信できる空間といえます。

24時間以前の投稿も可能になったため、企業はコンテンツの作り置きが可能となりました。これからはビジネスの現場やイベントの中継以外の投稿も増えていくと思います。

参考:
http://jp.techcrunch.com/2017/11/03/20171101instagram-whatsapp-vs-snapchat/https://instagram-press.com/blog/2017/11/07/expanding-uploads-from-your-camera-roll/

ブランドやインフルエンサー向け機能拡充

11月8日、Instagramは公式ブログにて、ビジネスとクリエイターの協業関係の透明性を向上させるツールを導入しました。それにより、投稿のヘッダーに投稿のサブヘッダーに「XXX(ブランド名)とのタイアップ投稿」と表示できるようになりました。

Instagramはインフルエンサーや広告主に協業関係を明示させ、いわゆる「ステルスマーケティング」のような消費者を騙す投稿にならないための施策を講じたといえます。

また、投稿に関するインサイトを共有できるようになりました。そのため、インフルエンサーと広告主はお互いにリーチやエンゲージメントなどKPIの進捗を追いやすくなりました。インフルエンサーマーケティングを実施しやすいプラットフォームへ、大きく前進したといえます。

参考:
https://markezine.jp/article/detail/27421, https://ja.newsroom.fb.com/news/2017/11/instagram_brandedcontents_expansion/

3. Snapchat

CEOUIの大幅な改善を発表

米国時間11月7日、海外の若者に人気なアプリSnapchatを運営するSnap社は第3四半期決算を発表しました。前期よりSnapchatのDAUの伸びが鈍化するだけでなく、赤字幅も拡大していました。CEOのシュピーゲン氏は投資家向け資料で、改善点としてUIの大幅な変更を挙げていました。

InstagramとWhatsappにフィルター機能を真似されて以降、Snapchatはユーザー数が抜かされてピンチに立たされています。もともとUIUXのユニークさが若者の間で評価されていたこともあり、今後の改善がユーザー増減にどのように影響するのか関心が高まります。

同社はAR技術による顔フィルターの開発など新しい戦略に出ていますが、ライバルであるFacebook社も自社ARツールを一部の開発者に提供してテストを始めるなど精力的に活動していることが海外メディアにも報じられており、両者の今後の展開に注目です。

参考:
https://investor.snap.com/~/media/Files/S/Snap-IR/reports-and-presentations/snap-inc-q3-2017-prepared-remarks.pdf, http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/08/news051.html

4. X(Twitter)

ブックマーク機能をテスト中

TechCrunchの報道によれば、X(Twitter)社ではツイートを「後で読むためにセーブしておく」ことができる機能のテストを始めたそうです。同社デザイナーの情報によると、将来的に保存されたブックマークはユーザーのプロフィール・ページからアクセスでき、モーメントやリストも併せて表示される可能性があります。

X(Twitter)ユーザーの中には趣味に特化したアカウントを開設して情報収集する人も多く、もしこの機能が導入されれば、ユーザーにとって関心の高いリンク投稿や通常ツイートが保存されていくと考えられます。

なかでも、すぐには使わないけど後で読み返したい保存用や詳細解説系のコンテンツは同機能ととても相性が良いといえます。

参考:
http://jp.techcrunch.com/2017/11/24/2017-11-23-twitter-is-testing-bookmarks-a-feature-to-privately-flag-tweets-for-later/

ツイート連投機能や言及数表示機能をテスト中

11月はX(Twitter)社がユーザーの情報発信と情報収集、両面に関わる機能追加を検討していると分かる報道が見受けられました。実際に導入されれば、複数ツイートを一回でまとめて流せるようになったり、ツイート下部に言及数が表示されるようになったりします。

先月、X(Twitter)は1つの投稿で入力可能な字数(日本語は含まれない)を調節したばかりですが、今月は連投機能が加わることとなりました。一般ユーザーと企業いずれにも当てはまりますが、ひとりが連投を繰り返せば画面が広く占有されてしまうため、必要のない場面での乱発は控えた方が良さそうです。

言及数の表示機能について、Webにおけ拡散数が可視化されるようです。たとえばニュースメディア系アカウントなど、情報拡散の量が肝となる分野で特に重宝されるのではないでしょうか。

参考:
http://jp.techcrunch.com/2017/11/25/2017-11-24-twitter-testing-a-feature-that-shows-how-many-are-talking-about-tweets/http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/20/news058.html

5. LINE

新しい広告フォーマットを発表

11月15日、LINE株式会社は運用型広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform」において、新たに「バーティカルフォーマット」の提供の開始を発表しました。ユーザーは同フォーマットをタップすると全画面で広告が表示されるようになります。

今年3月にInstagram Stories広告が出稿可能になりましたが、今回はLINEでも縦型の広告枠が導入されることとなりました。ユーザーへの浸透度合やプラットフォームの注力を考えると、縦型フォーマットでのクリエイティブ作成ができない企業は貴重な広告の出稿機会を失っているといえそうです。

まだ始めたことがない場合、自社が既に持っている動画や画像を縦型にして短尺に整えるところから始めることをおすすめします。

参考:
https://markezine.jp/article/detail/27473,
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1941