2月の主要SNSニュースまとめ! Facebookに「よくないね」ボタン導入? テキストのみのストーリー投稿可能に!
2018/03/13
各SNSの変更やアップデートが盛りだくさんな2月となりました。それではSNSの新情報を一つづつ確認していきましょう!
- ■目次
- 全般
- LINE
- X(Twitter)
- Youtube
1. 全般
Webマーケティングの予算に関する調査
http://www.sold-out.co.jp/news/topic_20180205/
ソウルドアウト株式会社は「Webマーケティングの実施状況および今後強化していきたい取り組み」ついて、企業の広報や販促、マーケティング担当者に調査を行いました。「2018年に予算を増やしたいWeb広告」について、B2C企業、B2B企業ともに「Instagram広告」が回答の上位に入り、企業のInstagram広告への関心がうかがえます。
実際にバナーなどの純広告やディスプレイ広告の利用が最も活発な中で、なぜこれから予算を増やしていきたい広告に、BtoC企業もBtoB企業もInstagramが挙げられるのでしょうか。
BtoC企業としては認知拡大や興味関心の喚起を検索以外のチャネルで起こしたいことが分かります。一方、BtoB企業としては、比較サイトなど業務中に検討する場面に表示される広告だけでなく、プライベートな時間に意識変容を起こさせたい狙いがうかがえます。
BtoB企業による具体的なInstagramの広告施策としては、BtoBtoCの視点を踏まえた訴求やサービスの裏側が分かる訴求で興味をもってもらう手法が考えられます。
参考:
http://www.sold-out.co.jp/news/topic_20180205/
https://webtan.impress.co.jp/n/2018/02/26/28460
2. Facebook
リアクションに新しいボタンを検討中
米国時間2月8日、TechCrunchの報道によると、アメリカの一部の地域で「downvote(反対票)」ボタンの導入がテスト中のようです。
ボタンを押すと、それを押した理由として、「不快」や「誤解を招く」、「不適切」を選択でき、Facebookに報告することができます。
Facebookはユーザーが安心して積極的に情報を発信し合えるように、ニュースフィードのアルゴリズム変更やフェイクニュース対策を今年は一層力強く進めています。
そうしたなかで、今回は性的な投稿や宗教的、人種差別的な投稿に「downvote(反対票)」を示すボタンのテスト導入がアメリカの一部の地域で始まりました。
ニュースフィードがますますユーザーフレンドリーになると、一般的な企業投稿がリーチするハードルは高まります。企業ページの運用者にとって、引き続き、ページファンの獲得広告よりも投稿広告に予算を多く割く方が正攻法だといえそうです。
参考:
https://techcrunch.com/2018/02/08/facebook-downvote-button/
https://www.mdn.co.jp/di/newstopics/57291/
3. LINE
店舗販促に関する新サービスを提供
https://www.intage.co.jp/news_events/news/2018/20180206.html
日本時間2月6日、LINE株式会社が提供する店頭販促特化ソリューション「LINE SP Solutions」に、新しいメニューとして「LINE SP Solutions」が加わりました。株式会社インテージと連携して提供される同サービスによって消費者の購買行動の可視化が可能になり、店頭オペレーションや店頭ポップの最適化等店頭販促における課題の解決に利用できます。
そもそも本サービスはLINE SP Solutionsという、店舗販促における課題解決のサービスの一部に含まれています。LINE社は2/7に行われたビジネス向けイベントでも、2018年の注力領域のひとつに同サービスの拡大を挙げていました。今後もサービスの追加や改善が進むと考えられます。
計測しづらい施策の成果をインテージ社のパネル調査を踏まえることで、予算の配分や改善を効率良く進められます。
参考:
https://www.intage.co.jp/news_events/news/2018/20180206.html
https://markezine.jp/article/detail/27869
インフィード広告に新しいメニューが追加
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2062
日本時間2月22日、LINE株式会社は同社の運用型広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform」に、新メニュー「LINE Ads Platform CPF(Cost Per Friend)」が提供されることを発表しました。同社は、スタンプといったインセンティブを付けず、インフィード広告を通じてユーザーに友達追加を促すことで、よりロイヤリティの高い「友だち」を獲得できるとしています。
これまで企業がLINEで友だちを増やす方法は「友だち追加をしたらスタンプをプレゼント」といったインセンティブを与えるものでしたが、今回インフィード広告にユーザーの友だち追加を促せる広告が導入されました。
これにより、LINE Ads Platformの配信先のタイムラインやLINEニュースなどを閲覧しているユーザーに対して、企業アカウントの友だちにできるようになります。またインセンティブが無いため、ロイヤリティが比較的高いとも言えます。一方で既存の有効友だちにも広告が配信されてしまうため、注意が必要です。
参考:
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2062
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000973.000001594.html
4. Instagram
Stories機能のアップデート
http://blog.instagram.com/post/170384981887/180201-typemode
米国時間2月1日、Facebook傘下のInstagramは同社サービスの一つである24時間で消える動画「Stories(ストーリー)」にて、動画や画像を付けないテキストのみの投稿を可能にしたと発表しました。「Stories」の画面で「タイプ」を選択するとテキストを入力できるようになりました。フォントは4種類から選択できます。
上図のように、背景を選択して好きなフォントで文字を書き込んで投稿できる機能です。
24時間で消えるStoriesの特性を生かし、ホーム画面に必要のないメッセージを残したくないけど、何かつぶやきたいユーザーが自分で用意した黒背景に文字を入力する使われ方があったため、実装されたものと思われます。X(Twitter)のつぶやきのような、ラフな情報発信をInstagramのStoriesが担い始めているともいえます。
企業の活用事例は今のところあまりないですが、ユーザーがStoriesを使う手法の一つとして念頭に入れておくと、クリエイティブを考える時のヒントになるかもしれません。
参考:
http://blog.instagram.com/post/170384981887/180201-typemode
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/02/news077.html
Stories機能で新機能をテスト中
NEW: Instagram is working on a ‘Cinemagraph’ feature for Stories
(Screenshot: @WABetaInfo) pic.twitter.com/Y3r2zNta8N
— Matt Navarra @ #SXSW (@MattNavarra) 2018年2月6日
米国時間2月6日、テクノロジーニュースを取り扱う大手サイト「The Next Web」でディレクターを勤めるMatt Navarra氏は、Instagramが新しい機能「シネマグラフ」を搭載しようとしていることを明かしました。「シネマグラフ」は動画の一部分だけが動く画像を投稿できる機能で、現在は公式アプリでの実装に向けたテスト段階にあるそうです。
こちらもStories機能のアップデートに関わるものです。現在、静止画と動画それぞれ投稿可能ですが、今回の「シネマグラフ」は静止画を背景として一部の被写体だけ動きをつける表現になります。
こちらが本アプリ内に内蔵されるとStoriesにおける表現可能な幅はぐっと広がります。企業アカウントの通常投稿でも商品の製造ラインや店舗の前の景色、店員が動く様子など色々なシーンで活用できると考えられます。今後の導入に期待したいですね。
参考:
https://twitter.com/MattNavarra/status/960983203896012802
https://www.mdn.co.jp/di/newstopics/57234/
Stories広告にアップデート
https://ja.newsroom.fb.com/news/2018/02/stories_carouselads/
米国時間2月1日、Instagramは同社「Stories(ストーリー)」に複数枚のクリエイティブを一度に投稿できる「カルーセル形式」を実装したことを発表しました。また「 Stories 」のビジネス利用が活発になっており、 Storiesで最も閲覧されている投稿のうち、3分の1が企業によるものであることも明らかにしています。
従来のStories広告はクリエイティブが一枚のみしか貼れませんでした。今回のアップデートは通常のStories投稿のように、複数枚を並べてストーリー性を出したり、動画や静止画を挿入して表現の幅を増やせることを意味しています。
国内の企業も順次利用可能になります。Storiesを新しい広告枠として捉えて、通常のフィード広告の使いまわしではなく、Storiesに合った画角や表現のクリエイティブを用意できるかが配信効率を良くするポイントでしょう。
参考:
https://ja.newsroom.fb.com/news/2018/02/stories_carouselads/
5. X(Twitter)
ツイートのブックマーク機能が導入
Found something historic?
Don’t want to forget a joke?
Article that you want to read later?Save the Tweet with Bookmarks, and come back to it whenever you want. Only you can see your Bookmarks. pic.twitter.com/fM2QLcOYNF
— Twitter (@Twitter) 2018年2月28日
日本時間2月28日、X(Twitter)が「ブックマーク」機能を順次導入することを発表しました。「リツイート」や「いいね」とは異なり、「ブックマーク」したツイートはフォロワーのタイムラインに表示されず、「ブックマーク」したユーザーだけがツイートを後で閲覧できます。
X(Twitter)の特徴のひとつにツイートの流れが早く、情報がたまりづらい点が挙げられます。今回のアップデートはユーザーが気になるコンテンツを自分のアカウント内に保存しておける機能です。
そのため、それまで単純に保存目的で押されていたいいねやリツイートが減るのではないかと推測されます。
一方で、これまで時間が無いために読まれていなかったリンク投稿をブックマークで一保存し、余暇時間に閲覧するユーザーも出てくると考えられます。
参考:
https://www.gizmodo.jp/2017/11/twitter-bookmarks-test.html
http://jp.techcrunch.com/2017/11/24/2017-11-23-twitter-is-testing-bookmarks-a-feature-to-privately-flag-tweets-for-later/
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1803/08/news032.html
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1803/01/news037.html
6. Pinterest
ピンの表示順やアーカイブ機能などを追加
米国時間2月14日、Pinterestはユーザーからの要望が多かった、プロジェクトやイベントの計画を簡単にする新機能をいくつか追加したことを発表しました。
追加された新機能は「ボードのアーカイブ」、「サブボードの並べ替え」、「ピンの並べ替え」、「ボードの並べ替え」など、コンテンツの整理を簡単にするものに集中しています。
Pinterestは画像やサイトURLを保存できるツールです。企業の運用担当者は、たとえば商品・サービスの種類、色、季節、雰囲気などそれぞれのボード(各ファイルのこと)に分けてコンテンツを貯めておけます。
ユーザーはそれらのボードを見て、気に入った各ページに遷移します。そのため、写真の並びや全体の見た目が重要になるのですが、今回のアップデートで、運用担当者は各ピン(保存したコンテンツのこと)を簡単に配置を変えられるようになりました。
参考:
https://newsroom.pinterest.com/en/post/new-tools-for-organizing-pins-boards-and-sections-on-pinterest
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1802/15/news057.html
7. YouTube
ライブ配信機能のアップデート
https://youtube-jp.googleblog.com/2018/02/youtube.html
日本時間2月27日、YouTubeはライブストリーミング機能について、複数の新機能を追加した事を発表しました。追加されたのは「ライブチャットのリプレイ機能」、「ライブ配信での英語のオートキャプション」、「ライブ配信中の視聴者へのロケーションタグの共有」の3つです。
ライブ配信動画の配信者にとって問題となるのは配信内容が視聴者に上手く伝わらないことです。言葉が字幕として現れ、途中から来た視聴者がリプレーで内容を振り返られれば、視聴者はコンテンツの理解度が高まり、より楽しめるものとなります。
もともと通常動画には英語キャプション機能があり、今回のアップデートでライブ配信動画にも適応されます。まだ日本語には対応していないですが、今後導入される可能性はあります。
参考:
https://youtube-jp.googleblog.com/2018/02/youtube.html
http://jp.techcrunch.com/2018/02/27/2018-02-26-youtube-live-gains-automatic-captions-chat-replay-and-more/
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部