いいね!しているFacebookページ数の平均は23.5個
2012/10/18
~一部の大量いいね!ユーザーが平均を押し上げるも、71%のユーザーがいいね!9個以下~
Facebookの企業向けキャンペーンアプリ・解析ツール「Fantastics(ファンタスティクス)」を手がける株式会社ガイアックス(本社:東京都品川区、代表執行役社長:上田祐司、証券コード:3775)は、Facebookユーザーの利用動向調査の一環として、「Facebookページへのいいね!状況や、いいね!後のメール配信に対する反応状況」を調査しましたので、結果を発表いたします。
この調査の結果、いいね!している(以降、ファンになっている)Facebookページの平均数は23.5個と多いものの、いいね!数が1~9個のユーザーが37.5%と大多数を占め、全体としては大変少なくなりました。
※1本調査は、ソーシャルメディアマーケティングの研究機関「GaiaXソーシャルメディア ラボ」と、インターネットリサーチの「株式会社ネオマーケティング」が共同で行いました。
ファンになっているFacebookページが9個以下のユーザーが71%
Facebookページのウォール投稿がファンのニュースフィードにどれだけ表示されるかは、エッジランク(※2)という仕組みによって決まりますが、そもそも一人ひとりのユーザーの友達数やいいね!しているFacebookページ数が多ければ、ニュースフィードへの表示競争率が高くなり、当然表示される率が低くなってしまいます。
いいね!数が1~9個が37.5%という結果は、今後もFacebookページ運用でエンゲージメント(※3)を獲得していきたい企業によって朗報と言えるでしょう。
※2 エッジランクとは、ユーザー一人ひとりのニュースフィードに最適化された投稿を表示するFacebookが開発した仕組みです。アカウント同士の親密度、投稿へのいいね!数やコメント数、時間が主な指標と言われています。
※3 消費者とサービス提供者の関係を意味する言葉で、消費者が各種メディアを通して触れるコンテンツや広告メッセージを見るだけでなく、実際に浸透を周囲にアクションをとってもらうことを意味する。Facebookページにおいては、ページの投稿(ポスト)に対してユーザーがいいね!やコメントなどのアクションをとること。
表示競争率の低い30代のファン獲得が狙い目
年齢別にファンになっているFacebookページ数を調査しました。その結果、30歳~39歳のユーザーが平均14.7個と他の年代に比べてファンになっているFacebookページ数が少ないことが分かりました。
どの年代のユーザーをファンにするかは、企業やブランドのターゲット次第で決めるべきですが、全ての年代をターゲットとする場合は、30歳~39歳のユーザーを中心にファン獲得をすると、表示獲得競争率が低いためウォール投稿のエンゲージメント率が高まる事が予想されます。性別、都道府県別のファンになっているFacebookページ数の平均も調査しましたが、大きく差は表れませんでした。
ファンになっているFacebookページ数の規模別、ニュースフィード表示ページ率の傾向
ニュースフィード表示ページ率の傾向を、ファンになっているFacebookページ数の規模別に調査しました。これは、各ユーザーにニュースフィード表示ページ率(=「普段、投稿を見かけるFacebookページ数」÷「ファンになっているFacebookページ数」)を聞き、それをファンになっているFacebookページ数の規模別に平均値を取ったものです。
この結果、ファンになっているFacebookページが少なければ少ないほど、ウォール投稿がファンに表示されている確率が高いことが分かりました。ウォール投稿のエンゲージメント率を高めていくには、こういったファンになっているFacebookページ数が少ないユーザーを集めていくことが効果的であることが分かりました。
Facebookアプリはまだ市場拡大の余地あり、メール配信受信経験者も一部
企業によるFacebookマーケティングの取り組みの一環で、懸賞キャンペーンなどのアプリ許可時に取得したメールアドレスにメルマガ配信をする場合があります。(メルマガ配信する企業では、アプリ許可前にメルマガ配信をする旨のパーミッションを取っているため、メール配信自体はNGではありません。)
実際にFacebookページのアプリを許可した後、メルマガが送られて来た経験がある人は26.0%になりました。
メルマガを好意的に受け取っているユーザーは半数以上の62.5%
上記の調査で「アプリ許可後にメルマガが送られて来た」経験を持つユーザーに対して、その時の気持ちを調査しました。その結果、「特に気にならなかった」が47.1%と最も多くなり、「情報が来て嬉しかった」が15.4%となりました。一方、「メルマガが来ると思わなかったので驚いた」が18.3%、「不快に感じた」が19.2%とネガティブな回答が合計37.5%集まりました。
メルマガ配信については、ネガティブに感じないユーザーが半数以上でした。ただし、配信頻度が高かったり、事前の説明がなかったりする場合は、ユーザーからネガティブなイメージが持たれやすくなるため、メールを受信するユーザーにとってストレスにならないよう運用するべく、事前の設計をしっかりと行う必要があるでしょう。
調査概要
調査方法 | ネオマーケティングの「アイリサーチ」を用いたWebアンケート方式 |
---|---|
調査地域 | 全国 |
調査対象 | 20~59歳の男女 |
有効回答数 | 400サンプル |
調査日時 | 2012年8月6日(月)~2012年8月7日(火) |
対象者条件 | Facebookに登録している人 |
調査主体 | GaiaXソーシャルメディア ラボ |
■ 関連URL
GaiaXソーシャルメディア ラボ
https://gaiax-socialmedialab.jp/
株式会社ガイアックス
Facebookマーケティング支援サービス
http://gaiax-socialmediafactory.com/
株式会社ネオマーケティング
アンケートサイト「アイリサーチ」
■ 著作権表記
本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「GaiaXソーシャルメディア ラボとインターネット調査のネオマーケティングが実施した調査結果によると・・・」
(C) 2012 GaiaX Co.Ltd. All rights reserved.
(C) 2012 NEO MARKETING Inc. All rights reserved.
■ 株式会社ガイアックス 概要(2012年3月末現在)
設立:1999年3月5日
資本金:1億円
代表執行役社長CEO:上田祐司
従業員数:163名
本社所在地:東京都品川区西五反田1-21-8 KSS五反田ビル8F
事業内容:ソーシャルメディア構築・運営・投稿監視や、ソーシャルアプリサポートなど、ソーシャルメディア・アプリに関わるすべての法人向けサービスを提供
■ 株式会社ネオマーケティング 概要(2012年9月末現在)
設立:2000年10月
資本金:3,330万円
代表取締役:橋本 光伸、小林 康裕
本社所在地:東京都渋谷区渋谷3-26-18 矢倉ビル6F
事業内容:マーケティングリサーチの企画・設計・実査・集計・分析、マーケティング戦略企画立案コンサルティング、マーケティングリサーチに関する調査研究、ネットリサーチシステムの開発・運用
この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部