SNSアカウントのなりすましが増加!対策方法は?
2024/01/09
SNS上で企業やブランドのアカウントを名乗り、アカウント名、プロフィール、投稿文などを似せた「なりすましアカウント」が増えています。ユーザーがなりすましアカウントを間違ってフォローしてしまうと、個人情報漏洩やフィッシング詐欺などにつながり、企業のイメージを損ねる事にもなりかねません。
今回はなりすましアカウントへの対策方法について解説します。
※本記事は「ガイアックス ソーシャルメディアラボ」の公式YouTubeチャンネルで配信した内容を書き起こしてまとめたものです。
本記事は企業のSNSマーケティングを包括的に支援をしているガイアックスが解説しています。運用実績10年以上、大手企業を中心に累計1,000社以上の運用実績があります。
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本日は、企業の公式SNSアカウントやブランドなどのなりすましアカウントが発生した時の対処法についてお話したいと思います。
1. なぜなりすましが発生するのか
企業やブランドを名乗る「なりすましアカウント」が頻出します。
特に多く現れるタイミングは、フォロワー獲得キャンペーンを行う時や、積極的にアカウントを宣伝している時です。
フォロワーが多く集まるタイミングを狙って公式アカウントを装い、フォロワーを増やすことを狙っているのです。
フォロワーを増やした後、アカウント名を変えてしまうため、ユーザーはなりすましアカウントをフォローしたことに気づかないことがほとんどです。
「なりすましアカウント」は、集めたフォロワーを使って個人情報を取得したり、フィッシング詐欺の対象にして利益を得たりなど、非常に悪質なことを目的としています。そのため、企業は適切に対処しなければいけません。
2. なりすましの対応 ①事前にできる対策
具体的な対処方法は、4つに集約されます。
2つは事前にできる対策、もう2つは事後の対処、さらに+αの対策です。
「認証バッジ(公式マーク)」を取得する
InstagramやX(Twitter)は、「一般的に高い関心を寄せられているアカウントの、信頼性を見極めるためのひとつの手段」の一つとして、公式マーク(認証バッジ)を用意しています。
企業公式アカウントの場合、必要書類などと合わせて申請することができ、プラットフォームが承認すればアカウントに認証バッジが表示されるようになります。
なりすましアカウントは認証バッジを持っていないことが多いため、認証バッジの有無である程度信頼できるアカウントかそうでないかを区別することができると考えられます。
以前は認証バッジを持った偽アカウントが出現して問題化したこともありましたが、最近はそういう話をあまり聞かないので、プラットフォーム側が対処をしてきたのではないかと思います。
ユーザーが正しく公式アカウントかどうか判断できるとは限らないため、これが完全な対策とは言えませんが、認証バッジはリスクを下げることに繋がると考えられます。
企業の公式ウェブサイトとリンクさせる
公式ウェブサイトに「公式アカウントはこちらです」とSNSアカウントへのリンクを掲載しておくと、公式マークがなくても、公式アカウントかどうかを見分けることができます。
SNS上でアカウントが公式なのかを判断するのは難しいですが、リテラシーの高いユーザーであれば、違和感を感じた場合は、公式ウェブサイトに訪れて公式アカウントかどうか確認することができるため、配置することをおすすめします。
なお、企業によっては公式ウェブサイト上に公式アカウント情報を載せている場合でも、複数のページをたどらなければSNSアカウント情報にたどり着けないことがあります。マーケティング全体の導線を加味した場合も含め、ここはやはりSNSアカウント情報はサイトトップに配置するのが良いでしょう。
2. なりすましの対応 ②事後の対処
通報する
問題のあるアカウントを通報する機能を用いて、プラットフォームの運営に報告してなりすましアカウントの凍結や削除を依頼しましょう。
X(Twitter)の場合:「ヘルプセンター」>「安全性とセキュリティ」>「スパムと偽アカウント」>「なりすましアカウントを報告するには」から報告できます。
Instagramの場合:「なりすましアカウントのプロフィール」>「右上の三点」>「報告する」>「アカウントの報告」>「なりすましアカウントである」から報告できます。
投稿やプロフィール欄で注意喚起する
特にソーシャルメディア上でキャンペーンを実施している時には、「なりすましのアカウントが出現しているので、フォローしないように注意してください」という投稿をしてトップに固定する、あるいはプロフィールに書いておくのが有効です。
Instagramならストーリーズを投稿してハイライトに固定するという形でも、注意喚起することができます。
なりすましアカウントに直接言及して、そのアカウント名を晒すことができれば、さらに有効です。
LPで注意喚起する
ユーザーが最初に閲覧するLP(ランディングページ)があれば、そこで注意喚起をすることも有効です。
近年、なりすましアカウントが急増しており、問い合わせも増えています。日頃から対策を講じて、なりすましアカウントの発生をおさえるとともに、発生した場合は速やかに対応できるようにしておきましょう!
より詳しくみたい人はYouTubeへ
この記事では、SNSアカウントのなりすまし対策について解説しました。より詳しく知りたい方は、YouTube動画をご覧ください。