【2024年6月の主要SNSニュースまとめ】

2024/07/04

今月もラボ編集部より最新ニュースと解説をお届けします!

 


 

本記事は企業のSNSマーケティングを包括的に支援をしているガイアックスが解説しています。運用実績10年以上、大手企業を中心に累計1,000社以上の運用実績があります。

SNS運用、SNSキャンペーンに興味のあるご担当者様は、ガイアックスにご相談ください。

 


 

■目次

  1. 動向データ
  2. X(Twitter)
  3. Instagram
  4. TikTok
  5. LINE
  6. Pinterest
  7. SNS全般
  8. 企業炎上
  9. SNS好事例|Canvaショートドラマ
  10. SNS好事例|大丸東京店
  11. SNS好事例|しまむらAIモデル
  12. SNS好事例|ホテルメトロポリタンエドモント
  13. SNS好事例|サントリーTikTok

1. 動向データ

Z世代の83.7%がTikTokショートドラマきっかけで商品・ブランドを認知したことがあると回答!~Z総研トレンド通信vol.23『TikTokショートドラマ編』~

日本時間6月14日、Z総研がZ世代を対象に実施した、「TikTokショートドラマ」に関する意識調査の結果が明らかになりました。(Z世代:1995年以降生まれの若年層)

Z世代の50.2%が、TikTokを1日1~3時間程度見ており、85%以上がTikTokのショートドラマ広告にポジティブな印象を持っているとのことでした。

また、TikTokショートドラマがきっかけで商品・サービス・ブランドを認知したことがあるZ世代は83.7%で、コンテンツを通し、商品やサービス・ブランドの認知に繋がっていることがわかりました。

かなりの割合のZ世代の若者がショートドラマを熱心にみていることがわかりました。しかもショートドラマきっかけで認知につながった経験を持つ若者も8割を超えるというのは驚異的な数字だと言えます。

年少世代で起こったトレンドは、若者のブームということではなく、その後、上の世代にも波及うしていくのが特徴です。

YouTube、Twitter、Instagramm、絵文字、SNS、縦型動画など、そのすべてが最初は若者のブームとして始まり、その後全世代を席巻しました。ショートドラマは、今後、プロモーションの中心的な手段になっていくでしょう。

 

参考:
https://www.rbbtoday.com/release/prtimes2-today/20240614/963549.html

2. X(Twitter)

全ユーザーの「いいね」を非表示する機能を導入開始、マスク認める

米国時間6月11日、X(旧ツイッター)のオーナーであるイーロン・マスクは、Xの投稿に対するユーザーの「いいね」を自動的に非表示にする機能を開始することを明らかにしました。The Vergeが先に報じたニュースの内容を認める形です。

マスクは、この変更によって、「『いいね』をしたことを理由に他人から攻撃されることがなくなる」と述べています。

昨年8月には、Xの有料ユーザーにインセンティブとして「いいね」の非表示を許可していました。

プライバシー保護が目的という建前もありますが、ビジネス上の狙いとしては、人々がいいねすることに躊躇がなくなり、ユーザーの本当の好み、ニーズ、欲望を明らかにして、より精密な個人最適化を行うことがあるでしょう。よりターゲットのインサイトを探ることが重要になります。

一方で、今後はポルノの解禁なども控えていることを考えると、今まではいいねしにくいことで一定抑えられていたとみられる、過激なコンテンツが強くなる可能性もあります。過激なコンテンツに負けない強度のリッチコンテンツはより重要になるでしょう。

 

参考:
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdf6512b5a3198ba82a4d389de556745fb2ff9f2

3. Instagram

スキップできない広告をテスト中

日本時間6月4日、Instagramが「Ad break」という新しい形式の広告をテストしていることが明らかになりました。Ad breakはスクロール中に表示される広告で、視聴を終えるまで次の投稿は確認できないようです。

テスト中の「Ad break」に遭遇したユーザーによると、Instagramのフィードをスクロールしつつ投稿を確認していたところ、突然スキップできない動画広告が表示されたとのこと。

この広告にはタイマーが表示され、一定時間が経過するまで他のコンテンツを閲覧できなかったそうです。

このニュースを受けた一般的なリアクションとして、この広告の形式は非常に評判が悪いというのが実情です。

スキップできない動画広告は、例えばYouTubeなどでも取り入れられていますが、みおわるまで次のコンテンツが見れないというのは、次々にスワイプ、もしくはスクロールするのがだいご味のSNSでは今まで考えにくいものでした。

テストの結果、実際に提供されない可能性も高いですが、提供されたとしても、この機能を使用したブランドは悪印象を与えてしまうリスクもあるでしょう。

 

参考:
https://article.auone.jp/detail/1/3/7/48_7_r_20240604_1717468202273013

4. TikTok

新たな写真共有アプリWheeを発表

日本時間6月24日、TikTokが、新たな写真共有アプリ「Whee」を発表したことが明らかになりました。

2020年にInstagramがTikTokに酷似した動画機能「リール」をローンチ。一方、TikTokは今年4月に写真共有アプリ「TikTok Notes」を試験提供。

今回の「Whee」は機能やUIなどがInstagramにそっくりとの指摘も出ています。

現状、一部の国のAndroid版で提供されているということで、まだ限定的です。ただ、Instagramを意識していることは明らかでしょう。

Xに対してThreadsが徐々に地歩を固めているように、WheeもInstagramに対してそのような存在になっていく可能性はあります。

ただ、Threadsが、Instagramからの送客、Xと違うおだやかなコミュニケーションのプラットフォームというアイデンティティの確立を行っていることから、Wheeに関しても、TikTokからの送客、Instagramとは違うアイデンティティの確立が求められるので、その行方に要注目です。

 

参考:
https://www.fashionsnap.com/article/2024-06-20/tiktok-whee/

5. LINE

【ディスプレイ広告(運用型)】アスペクト比「9:16」縦型動画広告の提供開始について

日本時間6月26日、LINEは、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)のレスポンシブ(動画)において、新たにアスペクト比「9:16」の縦型フォーマットの動画広告の提供を開始することを、配信にて発表しました。

これにより、スマートフォンデバイスでの表示に適した動画広告の配信が可能となり、さらなる広告効果の向上が期待できます。

実施予定は、入稿開始日が2024年7月3日(水)、配信開始日が2024年7月5日(金)となっています。

LINE広告はX、META、YouTube広告に比較してなかなかインプレッションが伸ばしにくいですが、その分イマーシブな体験を訴求できる広告のフォーマットは歓迎できます。

META広告などに比べ、LINE広告では成果が出にくいため、予算をしぼる、あるいは既に取りやめている企業も多いのですが、この広告フォーマットは一度試してみてもいいでしょう。

 

参考:
https://www.lycbiz.com/jp/news/yahoo-ads/20240618/

6. Pinterest

広告、パフォーマンス、ブランドセーフティーをサポートする新たな AI ツールを導入

日本時間6月17日、Pinterestはカンヌライオンズに先立ち、AI を活用したクリエイティブ制作、キャンペーンのパフォーマンス向上、ブランドセーフティーの測定など、広告主に役立つ AI ソリューションの詳細を、新たに発表したことが明らかになりました。

広告素材や広告の新ツールの試用版をテストできる新しいイノベーションプログラム「Pinterest アドラボ」の紹介やパーソナライズされた背景の生成、広告主向けのコラージュ作成について、などの詳細説明がありました。

クリエイティブをAIで創出する機能をプラットフォームが実装する例が増えてきていますが、Pinterestのそれが一味違うのは、クリエイティブの背景が、広告をみるユーザーに合わせて都度都度入れ替えるというところです。

SNSのコンテンツのデリバリーには「個人最適化」「話題化」というふたつの方向性がありますが、今後広告が「個人最適化」の文脈で大きく進化していきます。

パーソナライズとバズをうまく使い分けることが今後のマーケティングの鍵になるでしょう。

 

参考:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000118.000037183.html

7. SNS全般

Google、日本独自の「ハッシュタグ検索」開始 インスタやXの投稿をカード状に表示

日本時間6月19日、Google日本法人は、日本独自の新検索機能「ハッシュタグ検索」の発表を行いました。

日本独特の「最新のトレンドや興味関心のあるトピックを深く知りたい」というニーズに応えるための機能で、日本で言語設定を日本語にすると利用できます。

例えば「#チョコレート」とハッシュタグを付けると、X、Instagram、YouTube、TikTok、オンライン雑誌、ブログなど、広範囲の媒体から最新のコンテンツが、カード状に表示されます。

ハッシュタグの使用法は日本で独自の進化を遂げているという背景を汲んでの機能提供だと思われます。

諸外国に比較し、ハッシュタグが多用されたり、ユニークなハッシュタグが生み出されやすい環境が日本にはあります。

この機能が普及すれば、SEO対策としてハッシュタグを活用するということも増えるでしょう。常に、特定のハッシュタグでSNS上に投稿を共有していくことがその対策になります。

 

参考:
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2406/19/news129.html

8. 企業炎上

「LUMIX」製品サイトの画像、ストックフォト使用に批判 パナソニックは謝罪「誤解を与える画像使用だった」

日本時間5月28日、パナソニックが新たに発売したミラーレス一眼カメラについて、製品サイトのいくつかの画像が有料素材サイトで販売されているものだとして、カメラ愛好者らからX上で批判が出ていることが公になりました。

機能や性能が違う別のカメラで撮ったこともありうるため、その画像を使うのはおかしいのではないかという内容の批判の声が多く上がっており、パナソニックは、素材サイトからの使用を取材に認め、「誤解を与える画像使用であったことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。

ストックフォトを使用したことでの炎上は、たびたび起こっています。使用したストックフォト自体が著作権の侵害だったというものが多いですが、今回のように事実と異なる点が炎上の火種になるものもあります。

ネットでは、集合知であっという間に情報源がめくられるということも多いですが、今回の炎上でインプレッションが稼げると気づいたネットユーザーたちが同様の事例があれば飛びつくようになる可能性が高いでしょう。

企業の広告やウェブサイト、SNSのコンテンツにストックフォトを利用するのは、今後、慎重になるべきでしょう。

 

参考:
https://www.j-cast.com/2024/05/28484705.html?p=all

日本コカ・コーラ「いかなる差別も容認していない」、公開停止のミセス新曲めぐりコメント…MV内容事前に把握せず

日本時間6月13日、ミュージックビデオ(MV)の内容が人種差別的だとして炎上、動画の公開停止に至った3人組ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」の楽曲『コロンブス』をめぐり、日本コカ・コーラ社が弁護士ドットコムニュースの取材に答えました。

キャンペーンソングである同曲MVが12日に公開されるやいなや炎上したことに対し、事前にMVの内容を把握していなかったことを謝罪。

いかなる差別も容認しないことを表明し、楽曲を使ったすべての広告素材の放映停止を発表しました。

中国、韓国やユダヤ人に関する歴史問題には日本人も敏感ですが、欧米の元植民地や人種差別にまつわる問題についてはまだまだ鈍感であるということが浮き彫りとなった炎上でした。

弊社の炎上セミナーでも以前お話ししていたことですが、これからはアイデンティティポリティクスの時代に入るので、民族、歴史、性自認にまつわる認識の変化はまだまだ出てくるでしょう。

キャンセルカルチャーもあるので、その時点では問題ないとされていた過去の表現が炎上することもあるでしょう。公開前に多くの人の、多様な視点で吟味することが求められます。

 

参考:
https://news.yahoo.co.jp/articles/d040f7c49518a2def1b5401af3739a901690ac34

9. SNS好事例|Canvaショートドラマ

視聴者を惹きつけ大バズりした秘訣とは?

@canvajapan

サプライズの寄せ書きが本人にバレそう…

♬ オリジナル楽曲 – Canva キャンバ【日本公式】 – Canva 公式(キャンバ)

 

日本時間3月18日、CanvaがTikTokで展開した縦型ショートドラマが大ヒット、2,591万回再生、2万件を超える「いいね」と170件以上のコメントが集まりました。

同様の投稿がInstagramとXでも公開され、Instagram3,912万回再生、Xでは3,711.2万インプレッションを記録しました。

注目すべきは、ストーリーの中に巧妙にCanvaのサービスが組み込まれていること、卒業シーズンと年度末を意識した「引退」というテーマで、ボスの引退に寄せ書きを用意する強面の男性陣という意外性のある設定が多くの人を引き付けました。

この事例では、1分という短い尺の中に豊富な情報が詰め込まれ、視聴者を飽きさせませんでした。

コメント欄には「まさかの!これは記憶に残る1分動画!」「最後まで見入ってしまった」と絶賛の声が溢れています。昨今、広告は視聴者を引き込む魅力的なコンテンツへと進化しており、その最前線に立つのが、縦型ショートドラマです。

縦型ショートドラマの魅力は、ストーリー仕立ての中で自然に商品やサービスを魅せることができる点です。しかもタイパを重視し短尺であり、テンポの良さとスピード感で多くの情報を視聴者に提供しながら強い引力を持つコンテンツを作り出します。

従来のSNS広告よりもマス的な効果があり、各SNSのアルゴリズムにもマッチしているため、今まさに注目されています。

 

参考:
https://note.com/socialmedia_lab/n/n460f70164a56
https://www.tiktok.com/@canvajapan/video/7347657361655467266?lang=ja-JP

10. SNS好事例|大丸東京店

「アナタはどーして大丸に?」に学ぶ資産となるSNS運用

日本時間1月6日から投稿を開始した大丸東京公式「アナタはどーして大丸に?」は、Instagramリール、TikTok、YouTubeショートの3媒体で展開されています。

分かりやすい設定で視聴者を引き込み、Instagramは現在約5,400人のフォロワー、TikTokは約1,500人、YouTubeショートはチャンネル登録者数約150人です。

中でもInstagramとTikTokでは1~5万回再生されている投稿が多く、特にInstagramでは139万回再生されている投稿もあり、非常に評価が高い状況と言えます。

注目したいポイントの1つ目は、分かりやすいアカウントコンセプトです。某人気番組をオマージュしたであろうと思われるため、アカウント名を見ただけですぐに察しがつきます。

また、「アナタはどーして大丸に?」のアイコンと共通のロゴ使用や、百貨店の建物を背景にしたクレジット表示など、「大丸東京だ」と印象付ける工夫が施されています。

2つ目は、会話の展開が予測できるフォーマットで安心して視聴できる点です。かつ、ユーモアも交えたストーリー展開で、次の投稿も見たくなる投稿作りがされている点が非常に秀逸です。

それぞれの投稿が1分程度と短尺ですが、インタビューで引き出されるストーリーが魅力的で、企業が語る内容よりずっと納得感があるうえ正直な声が視聴者に刺さりやすいと考えられます。

 

参考:
https://note.com/socialmedia_lab/n/na0826fa3df84

11. SNS好事例|しまむらAIモデル

日本初⁉AIモデルInstagramアカウントを開設!

 

日本時間5月中旬、ファッションセンターしまむらの公式Instagramが、AIモデルのアカウントを開設することを発表しました。投稿のコメントでAIモデルの名前の投票を行なったところ、8,035件のいいねと3,632件のコメントが集まりました。

その10日後、しまむら公式AIモデルのアカウントが開設され投稿を開始。

しまむら公式Instagramと、公式トレンド発信メディアしまスタイルのInstagramでタイアップ投稿をするなど、公式AIモデルとして活躍、投稿には2,115件ものいいねがつき、驚きや好意的な声が寄せられています。

ユーザーからは好意的なコメントがある一方、AIモデルに否定的な反応もあります。

今後の展開で注目していきたいポイントは、1つ目にアカウント独自の身近なコミュニケーションです。

品番の回答にとどまらず、積極的にユーザーと関わり、ストーリーズで質問募集するなど、ショップ店員やモデルのアカウントの中間のような立ち位置で活躍することもありえます。

2つ目は魅せ方の展開です。静止画の投稿だけではなく、テクノロジーを駆使し、動く様子が投稿されるとまた違った反応を得られるでしょう。着用感などが分かる動画で着回しを紹介するリール投稿、ライブ配信など、可能性は無限です。

AIを取り入れたSNS活用の先進的な事例となるかもしれません。

 

参考:
https://note.com/socialmedia_lab/n/n8580f9f8a482
https://www.instagram.com/p/C6hpGaArs8r/

12. SNS好事例|ホテルメトロポリタンエドモント

SNSから学ぶ!縦型動画の勝ちパターン活用術

 

日本時間4月1日、ホテルメトロポリタン エドモント公式Instagramが「厨房で嬉しい瞬間」を集めた投稿をしました。アカウントのフォロワー約6,800人に対し、464.3万再生、14.5万のいいねと663件のコメントという、驚異的な数値となりました。

動画自体は50秒程度、その中に3つもの拍手を送りたくなるような嬉しい瞬間、ホテルの厨房で繰り広げられるスタッフのスゴ技や丁寧な仕事が詰め込まれています。

披露後の決め顔をする姿には、スタッフらしさや個性が絶妙に垣間見え、視聴者を引き込むよく練られた動画になっています。

今回の投稿から学べるのは、勝ちパターンを見つけるまでしぶとく続ける、ということです。同アカウントでは今回注目した投稿までに、様々な縦型動画にチャレンジしています。

チャレンジの中で、厨房という特定のシチュエーションに視点を変えたことで大きな反響を得て、その後、同シチュエーション・同構成の第2弾や第3弾を投稿しバズらせています。

また、優れている点として、いい数値が出た投稿から派生させた投稿もあげていることも挙げられます。それが「厨房で嬉しい瞬間」の撮影シーン裏側の様子です。

少しでもいい数値の傾向がある投稿がないか観察・分析し、あれば改善しチャレンジし続けることで、めぐりめぐって自社ならではの”勝ちパターン”を見つけることがではないでしょうか。

 

参考:
https://note.com/socialmedia_lab/n/n1a4f0982542e
https://www.instagram.com/p/C5N8QLNSYAJ/

13. SNS好事例|サントリーTikTok

『自販機の記憶』 若年層をターゲットにした運用に注目!

@jihankino.kioku ノリのいい先生最高#高校生 #青春 #自販機 #自販機の記憶 ♬ オリジナル楽曲 – 自販機の記憶

 

日本時間6月21日現在、様々な企業が若年層との接点を持つためにTikTokの活用を始めています。

サントリーが公式アカウントの他に運用しているTikTokアカウント『自販機の記憶』もそのひとつで、現在969フォロワー、合計7.5万いいねを獲得、認知拡大を試みている段階と言えます。

プロフィールには「とある自販機を定点観察してみた by SUNTORY」とだけ記載し、高校に置かれたとある自販機を定点観測。自販機の前で繰り広げられる、高校生の何気ない日常を切り取った動画を投稿しています。

このアカウントの一番のポイントは、自販機がある風景に絞って様々な高校生の何気ない日常をストーリーとして繰り広げている点です。加えて注目したいのは、最後には必ず「何気ない毎日のそばに」というキャッチコピーとともに各動画のストーリーに合わせた商品画像が表示される点。

動画内で購入したと思われる商品やストーリーに合わせたおすすめ商品が少し大きく表示されるという工夫がされています。

商品名やブランド名を直接言葉にせず、「自販機はいつだって君たち高校生の何気ない日常にいるのだよ」というメッセージを、若年層に向けて伝えようと試みる非常に興味深くチャレンジングなアカウントです。ターゲットに対し、視覚と心に訴えることを狙っていると考えられます。

 

参考:
https://note.com/socialmedia_lab/n/n45e940ea7f33
https://www.tiktok.com/@jihankino.kioku/video/7369878770074832136