LINEノウハウ公開!ブロック防止対策&メッセージ配信時間はここを狙え【実践編】

2014/05/09

LINE マニュアル ブロック

ごきげんよう秘書です。LINE運用の検討を始めている方で、こちらLINE運用基礎編にはお目通しいただけましたでしょうか。

せっかく見込み顧客に「友だち追加」してもらえても、その後すぐブロックされたり、メッセージを開封してもらえないのでは意味がありません。

今回はブロックを避けるメッセージ作成のコツ・配信に適したタイミングなどLINEメッセージ運用の基本的なノウハウをご紹介します!

■目次

1.LINE運用で注意したい「ブロック」とは

2.ブロック防止対策

-【Tips:1】友だち追加時の初期にお得な特典を贈る

-【Tips:2】「通知OFF」に誘導する

3.読んでもらえるテキスト作成

-【Tips:3】開封して読んでもらいやすいテキストを作る

4.開封率アップに適した配信時間帯

-【Tips:4】メッセージ配信に適した時間帯を狙う

1.LINE運用で注意したい「ブロック」とは

ブロックされるとメッセージが届かない

はじめに、「ブロック」についてご説明しておきます。

ブロックとは、ユーザーがLINEアカウントを「友だちに追加」した後に、

トークメッセージ受信・タイムライン表示・ホームの閲覧など、アカウントに関する情報の受け取りを拒否する設定です。

ブロックされると、アカウントの配信メッセージがユーザーに見てもらえなくなります。

配信するメッセージによってブロック率が左右される

LINEはデフォルトでプッシュ通知機能が働くため、ユーザーにとって”不必要なメッセージ”も目立つことになってしまいます。

また、ブロックの設定をするまでの導線は、アカウントから配信されたメッセージを開封した画面上で、数回のタップで簡単にブロックできてしまいます。

▼ブロックへの導線もシンプルで簡単に設定できてしまう
LINE ブロック 企業活用

つまり、アカウントのメッセージ内容・タイミングにより、ブロック率が大きく左右されることになります。

実質、「友だちの解除」の意味合いになるのですが、友だち数の中にはカウントされているようです。

2.ブロック防止対策

さて 前述のように、LINEは簡単にブロックできてしまう仕様のため、ユーザーの興味を引くコンテンツ作成と、ブロックされにくくするコツが運用のポイントになります。

ここでは、簡単なブロック防止のためのノウハウを一部ご紹介します。

【Tips:1】友だち追加時の初期にお得な特典を贈る

自動返信機能を活用して”はじめてクーポン”を配信する

LINEには、ユーザーが最初にアカウントを友だち追加したタイミングで、「友だちに追加してくれたお礼」などを自動返信でメッセージ配信できる機能があります。

その際に、最初の配信からクーポンをプレゼントすると、友だち追加直後のブロック防止に役立ち、印象よく開始できます。

▼メガネスーパーの例。通販サイト用と店舗用と2種類のクーポンを用意
LINE 企業活用 キャンペーン

店舗・ECサイトとの連携は十分に必要。

アカウント運営側は、こういった新規顧客向けキャンペーンを実施するために、あらかじめ店舗・ECサイト運営側とも連携を密にし、購買が発生する際のオペレーションを準備・徹底しておく必要があります。

【Tips:2】「通知OFF」に誘導する

LINEユーザーは、無料スタンプやクーポン獲得を目的として複数のアカウントをフォローしているパターンが想定されます。

そのため、通知やメッセージが多くてうるさいと思われ、メッセージ着信時にブロックされてしまうリスクがあります。

「通知オフ」設定で過剰なプッシュ通知がなくなる

LINEには、メッセージ着信時の頻繁なプッシュ通知を停止する「通知OFF」の機能があります。

これをオフに設定すると、リアルタイムにメッセージ受信を通知するプッシュ通知の表示をナシにします。

LINEアプリを起動させた時は、通常どおりトーク一覧に受信メッセージ数が通知されます。

▼ちなみに「通知OFF」にしてもトーク一覧には通常どおり受信数が通知される
LINE トーク 企業活用

【対策】ブロックではなく「通知OFF」に誘導する

ブロックされる前に、メッセージ内の案内で「通知オフ」の設定に誘導することで友だち解除防止策になります。

▼メッセージ内容に「通知OFF」のやり方を記載する
LINE 通知オフ 企業活用

このように、友だち追加時の自動配信メッセージ内で事前に「通知OFF」を促すのが、定型のパターンです。

また、ユーザーに好意的な印象を与えることもあり効果的です。

3.読んでもらえるテキスト作成

メッセージの作り方にもポイントがあります。

ユーザーにとって読みづらいテキストは、「余計な情報」となりブロックされやすくなってしまいます。メッセージ作成において意識したい基本的な点をまとめます。

【Tips:3】開封して読んでもらいやすいテキストを作る

LINEメッセージのテキスト作成ポイント

  • テキストは1メッセージ200文字程度と短めに。スマホ画面のファーストビューにおさまる文章量が適当。
  • 絵文字を乱用しない。1メッセージに絵文字3つ程度の使用に抑え、文章を読む流れを遮ったり、注目すべき情報が埋もれたり分かりづらくならないようにする。
  • 画像やリッチメッセージ、PRページを活用する。メッセージにテキストで情報を詰め込まずに視覚的な見せ方で訴求する。
  • 1メッセージに入れる外部リンクは1つまでと控えめにして、メルマガのような印象になるのを避ける。
▼画像、リッチメッセージ、PRページを活用したメッセージ例
LINE リッチメッセージ PRページ

情報はテキストではなく画像で伝える。

ユーザーから好反応を得るには、企画やメッセージのタイプごとに画像を作りこむ必要が、ある程度でてきます。

デザイン・制作の担当スタッフのアサインや、必要に応じて外部委託の手配なども検討しておくといいでしょう。

4.開封率アップに適した配信時間帯

メッセージの配信には、開封率を上げるために適した配信時間があります。

ユーザーが能動的に見てもらいやすいタイミングにメッセージ配信することで、開封率・クーポン利用率アップを大きく助け、ブロック防止にも貢献します。

【Tips:4】メッセージ配信に適した時間帯を狙う

参考にしたいメッセージ配信時間帯

  • 一般的な帰宅時間帯(18時~20時など)は開封率が高い。
  • セールなどイベントの告知は開催前日の18時~21時が効果的。
  • 11時~13時、15時、金曜日は他のアカウントの配信とかぶりやすい。できるだけ避けるか、20分・30分単位でズラすなど工夫する。
▼配信タイミングの例。15時や金曜日は配信が目立つ
ライン 配信時間 マニュアル

ターゲットの想定される外出時間など、ユーザーの日常的な行動を分析した上で、メッセージ内容とマッチしたタイミングで配信するよう工夫しましょう。

また、競合のアカウントがあれば、そのメッセージ配信時間を分析・把握すると運営に役立つはずです。


今回ご紹介したノウハウはすべて基本的な内容なので、アカウントやブランドの特色によって実際の運用は変わってきます。

次回は、具体的にどのように企業はLINEを活用しているのか、公式アカウント・LINE@運営企業のメッセージ運用事例をまとめたいと思います。

以上、『LINEノウハウ公開!ブロック防止対策&メッセージ配信時間はここを狙え【実践編】』でした。

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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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