BeReal広告とは?広告メニューや費用・配信面、企業活用動向など徹底解説

2025/03/31

フランス発の新興SNS「BeReal(ビーリアル)」が2024年7月、日本で広告事業の本格展開を開始しました。若年層に圧倒的な人気を誇るこのプラットフォームは、新たなマーケティングチャネルとして注目を集めています。本記事では、BeReal広告の特徴や費用、企業の活用動向について詳しく解説します。

目次

  1. BeRealとは?特徴と利用者層を解説
  2. BeReal広告の種類と特徴
  3. BeReal広告の配信面と表示形式
  4. BeReal広告の費用
  5. BeReal広告の企業活用事例
  6. BeReal広告の今後の展望と課題
  7. まとめ」

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BeRealとは?特徴と利用者層を解説


出典:「BeReal. リアルな日常を友達と。」をApp Storeで

BeRealは、フランス発の新興SNSで、独自の投稿ルールを持つプラットフォームです。その最大の特徴は、アプリからの通知を受けてから2分以内に写真や動画を投稿するという仕組みにあります。

BeRealの主な特徴は以下の通りです。

  1. 2分以内の投稿が求められる
  2. 投稿しないと他のユーザーの投稿が見られない
  3. 背面カメラと前面カメラで同時に撮影する独自フォーマット
  4. 加工や演出のない「リアル」な投稿が中心

 

この独特な仕組みにより、BeRealは「映えないSNS」として話題を集め、急速に利用者を増やしています。当社で入手した媒体資料から日本国内の利用状況を見てみると、以下のような数字が明らかになっています。

    • 月間アクティブユーザー(MAU):430万人
    • 1日当たりの利用者数(DAU):320万人
    • 14〜27歳の利用者が全体の97%を占める
      ※媒体資料より

 

特に注目すべきは、利用者の年齢層です。97%が27歳未満という圧倒的な若年層特化型SNSとなっており、この点が多くの広告主の関心を集めています。

また、通知をきっかけに投稿する仕組みゆえに、利用者の40%が通知を受け取った直後の2分以内にアプリを起動するという高いエンゲージメント率も特徴的です。

このユニークな特性を活かし、BeRealは日本での広告事業展開を開始しました。次のセクションでは、BeReal広告の種類と特徴について詳しく見ていきましょう。

BeReal広告の種類と特徴

BeReal広告は、従来の広告とは一線を画す特徴を持っています。その最大の特徴は、BeRealの世界観に合わせた自然な広告表現が求められる点です。

現在、BeRealが提供している広告商品は主に2つあります。

1. フル・テイク・オーバー

  • 国内の全BeRealユーザーへの広告表示を保証
  • 推定広告表示回数(インプレッション)は最大で6500万回

2. 1st インプレッション・テイク・オーバー

  • 比較的小規模な広告出稿向け
  • 推定広告表示回数(インプレッション)は最大で800万回

共通する特徴

両プランとも、以下の特徴を共有しています。

  • 1日限定の掲載期間
  • 短期集中型の配信によるタイムリーな情報発信が可能
  • 期間限定キャンペーンなどに適している

 

これらの広告商品は、BeRealの独自フォーマットに沿って制作する必要があります。広告クリエイティブの特徴は以下の通りです。

  • 縦型デザイン
  • 静止画と15秒以内の動画の組み合わせが可能
  • 背面カメラ(メイン)と前面カメラ(ワイプ)の2画面構成

 

BeRealの広告は、既存の投稿と同様のフォーマットを使用することで、コンテンツに自然に溶け込むよう設計されています。そのため、従来の広告のように、価格、商品写真、キャッチコピーなどの情報を整理してレイアウトした「いかにも広告」というクリエイティブは原則として禁止されています。

短期集中型の配信と全ユーザーへの表示保証により、広告主は効果的かつ確実にターゲット層にリーチすることができます。

BeReal広告の配信面と表示形式

BeReal広告の配信面と表示形式は、このプラットフォームの独自性を反映しています。主な特徴は以下の通りです。

1. アプリ起動直後のトップ画面占有

BeReal広告は、ユーザーがアプリを起動した直後のトップ画面を占有する形で表示されます。これにより、高い視認性と印象度を実現しています。

2. BeRealの投稿フォーマットに準拠

広告クリエイティブは、BeRealの通常の投稿と同じフォーマットを使用します。つまり、スマートフォンの背面カメラで撮影した写真や動画をメインコンテンツとし、前面カメラ(インカメラ)で撮影した素材を画面左上に小さく表示するワイプ形式を採用しています。

 

BeReal広告の配信面と表示形式は、このSNSの「リアル」で「映えない」世界観を損なわないよう慎重に設計されています。広告主は、これらの特徴を十分に理解し、BeRealの世界観に溶け込むようなクリエイティブを制作することが求められます。

次のセクションでは、BeReal広告の具体的な費用について詳しく見ていきましょう。

BeReal広告の費用

BeReal広告の費用は、現在提供されている2つの広告プランによって異なります。それぞれの詳細は以下の通りです。

1. フル・テイク・オーバー

  • 推定広告表示回数(インプレッション):最大6500万回
  • 販売価格:1000万円〜
  • 特徴:国内の全BeRealユーザーへの広告表示を保証

2. 1st インプレッション・テイク・オーバー

  • 推定広告表示回数:800万回
  • 販売価格:500万円〜
  • 特徴:比較的小規模な広告出稿向け
    ※媒体資料より

 

いずれのプランも掲載期間は1日となっています。これらの価格設定を評価する際、単純に他のSNS広告と比較するのは適切ではありません。特に、BeRealの最大の特徴である利用者層の構成(97%が27歳未満)に注目する必要があります。

TikTokなど他のSNSと比べ、BeRealはより狭い年齢層に特化しています。そのため、若年層へのピンポイントなリーチを重視する広告主にとっては、BeReal広告は検討の余地が大いにあるでしょう。特に、10代後半から20代前半をターゲットとする商品やサービスの広告主にとっては、効果的なオプションとなる可能性があります。

広告効果の測定に関しては、BeReal側で計測した以下の指標を含むレポートが、配信後3営業日以内に提供されます。

  • インプレッション数
  • クリック数
  • クリック率(CTR)
  • 1人当たりの広告表示回数(フリークエンシー)

 

海外での平均CTRは0.85%と報告されており、一般的なディスプレイ広告と比較して高い水準にあると言えます。

ただし、現時点ではコンバージョン率(CVR)の測定機能は提供されていません。そのため、広告主は自社のアクセス解析ツールなどを使用して、BeReal広告からの流入の分析を行う必要があります。

BeReal広告の費用対効果を最大化するには、この独特なプラットフォームの特性を理解し、適切なクリエイティブ戦略を立てることが重要です。次のセクションでは、BeReal広告の具体的な企業活用事例を見ていきましょう。

【事例から見る】BeReal広告の効果的な活用戦略

BeReal広告は日本での展開が始まったばかりですが、すでにいくつかの企業が先駆的に活用を始めています。ここでは、代表的な事例を紹介します。

1. Netflix(ネットフリックス)の事例

日本国内で最初のBeReal広告主となったのは、動画配信サービスのNetflixです。Netflixは、男女交際禁止という校則が設けられたエリート高校を舞台にしたドラマ「恋愛バトルロワイヤル」のプロモーションにBeReal広告を活用しました。

広告クリエイティブの構成

  • ワイプ側(前面カメラ):ドラマのメインビジュアル
  • メインコンテンツ(背面カメラ):ドラマ内のシーン動画

 

この広告は、BeRealの世界観に溶け込みつつ、ドラマの魅力を効果的に伝える工夫が施されていました。若年層向けのコンテンツプロモーションとして、BeReal広告の可能性を示す好例と言えるでしょう。

2. 企業の公式アカウント活用

  アディダス公式アカウント

パリ・サンジェルマン公式アカウント

UCLA公式アカウント

BeRealは2024年2月6日から、企業向けの公式アカウントサービスの提供を開始しました。広告と公式アカウントを組み合わせることで、より効果的なマーケティング活動が可能になります。

公式アカウントの活用方法

  • 日常的な企業活動のビハインド・ザ・シーン公開
  • 新製品開発過程の共有
  • 従業員の日常風景の紹介

 

これらの活動を通じて、若年層ユーザーとの継続的なコミュニケーションを図ることができます。

BeReal広告の活用はまだ始まったばかりですが、その独自性を活かした創造的なアプローチが求められます。

BeReal広告の今後の展望と課題

BeRealは、2024年以降も欧米を中心にユーザー数の伸びが継続しており、アクティブユーザーのエンゲージメントも高い水準を維持しています。
この傾向を受けて、広告分野での新たな展開が期待されています。

現在はフィード広告やインフルエンサー連携が中心ですが、今後はストーリー的な要素を活かしたコンテンツ型広告や、ブランドとコラボした一時的な機能追加など、新たなフォーマットの導入が検討される可能性があります。

収益モデルの強化という観点では、広告枠の多様化に加え、パフォーマンス型広告の拡充や、ブランド向けに専用の分析ツールを提供する動きが考えられます。

プラットフォームとしても、広告収益の拡大とユーザー体験の維持を両立させる戦略が求められる中で、より精度の高いターゲティング技術や、AIによるクリエイティブ最適化の導入が進む可能性があります。

BeRealが掲げてきた「リアルさ」や「即時性」といった価値観とのバランスをいかに保つかは、今後の大きな課題です。過度な商業化はユーザー離れを招くリスクがあるため、プラットフォームとしても慎重な展開が求められるでしょう。

広告主にとっては、アップデートの動向を注視しつつ、媒体特性を活かした表現手法をいかに磨いていくかが、今後のマーケティング効果を左右する鍵になります。

課題を克服しつつ、BeRealならではの広告サービスを開発していくことが、今後の成長の鍵となります。

広告主や企業は、BeRealの特性や課題を十分に理解した上で、効果的な活用戦略を検討することが重要です。

まとめ

BeRealは、Z世代を中心とする若年層に支持されるプラットフォームとして成長を続けており、広告媒体としての注目度も高まっています。
リアルな投稿文化や高いエンゲージメント率を背景に、自然な文脈でのブランド接触が可能な環境が整っています。

広告形式はフィード広告やインフルエンサー活用が中心であり、費用設計やターゲティングには独自の工夫が求められますが、その分、ユーザーの信頼や共感を得やすいという特性があります。
成功事例を見ても、単なる認知だけでなく、UGCの拡散や購買行動につながる成果が確認されています。

今後は、新しい広告フォーマットの導入や収益モデルの強化により、より多様な施策が可能になると考えられます。
媒体としてのポテンシャルは高く、導入を検討する企業にとっては、今の段階から戦略的に取り組むことが競合との差別化につながります。

BeReal広告は、従来のSNS広告とは異なる設計思想が求められるからこそ、自社のブランド価値を丁寧に伝えたい企業にとって、大きなチャンスとなるでしょう。

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