[初心者向け記事] 企業がFacebookを利用するための4つの方法
2012/08/30
インターネットメディア総合研究所の調査によると、Facebookの利用率は24.5%に昇ります。前年同調査では8.3%でしたので、利用率が約3倍になった事になります。皆さんの周りでも、Facebookを利用している人が急増していないでしょうか?ユーザーの増加に合わせて、企業利用も2011年前半から活発になっています。
企業がFacebookを利用する場合、どのような利用方法があるのか?これからFacebookを利用する企業様のために、主だった企業利用の方法として、4つの利用形態をご紹介します。
▼企業のFacebook利用の4形態
1.Facebookページ
2.Facebookアプリ
3.Facebook広告
4.ソーシャルプラグイン
1.Facebookページ
Facebookページとは、Facebook内に設置できる公式コミュニティです。Facebookアカウントを持っていれば、企業もユーザーも無料で開設可能です。「ユーザーとのコミュニケーション」や「情報発信」の場として利用されます。
▼Facebookページの例
2.Facebookアプリ
Facebookアプリには2つの使い方があります。『Facebookページへの機能追加』と『プロモーションとしてFacebookアプリ利用』の2つです。
『Facebookページへの機能追加』とは?
Facebookページは、開設した直後の初期状態では「プロフィール写真」「カバー写真」「タイムライン」「(タイムラインへの)投稿口」「写真」などの決まりきった機能しか備えていません。世の中のFacebookページはどのようにオリジナルの機能を設置しているかと言うと、『Facebookページへの機能追加用のFacebookアプリ』を導入しているのです。
Facebookページへの機能追加にはどういった種類があるのか?例えば「ウェルカムページ」「問い合わせフォーム」「FAQ」「懸賞キャンペーン」「写真投稿コンテスト」「検定」「診断」「投票コンテスト」「クイズ」「求人票」といった種類があります。それぞれ専用のFacebookアプリをインストールする事で可能となります。ガイアックスで提供している『Fantastics』というFacebookキャンペーン用アプリサービスでも利用可能です。
『プロモーションとしてFacebookアプリ利用』とは?
Facebookアプリは、Facebookページを持たなくても利用できる物もあります。あまり一般的ではありませんが、単純にFacebookアプリだけをプロモーションのために提供するのです。
通常、エッジランクの取りこぼし防止やユーザーの離脱・流出を防ぐために、『機能追加用のFacebookアプリ』はFacebookページ内のタブに設置されます。
ですが、Facebookアプリにはキャンバスページという設置場所もあり、ここに置くだけであればFacebookページの作成は必要ありません。Zyngaが提供しているソーシャルゲームのようにFacebookアプリ内でのユーザー体験を通してプロモーションにも活用できるのです。(ですが、せっかくユーザーと接点を作れるFacebookページを使わない手はないので、キャンバスページだけを利用する事はオススメは出来ませんが、仕組み上可能なのでご説明だけ致しました。)
3.Facebook広告
Facebook広告は、ログイン後のユーザー画面に広告出稿できるサービスです。Googleアドワードのように、媒体側(Facebook広告の場合はFacebook社)が提供する、Facebook広告出稿用の管理画面から誰でも出稿が可能です。
▼Facebook広告の掲載場所例(赤枠内)
4.ソーシャルプラグイン
これまではFacebook内での企業利用方法を紹介しましたが、4つ目の『ソーシャルプラグイン』は外部サイトをFacebookと連携させる方法です。ファンを獲得するための『LIKEボックス』から、バイラルでの情報拡散を狙う『いいね!ボタン』『コメントプラグイン』『シェアボタン』や、サイト内誘導率を上げるための『レコメンデーションバー』などがあります。
設置先サイトは企業によって様々で、コーポレートサイト、ブランドサイト、商品紹介サイト、ランディングページと目的に応じて幅広く利用されています。
利用上の注意
Facebookを利用するには注意点があります。その一つが『Facebookの利用規約』です。規約に違反してしまった場合は、Facebookページのアカウント停止という自体になる可能性もあります。(アカウント停止の例について、詳しくはこちらの記事の前半もご参照下さい。)
注意すべき規約は、以下が主だったものになりますので、Facebookを利用し始めるにあたり、一度目を通して下さい。
- プロモーションガイドライン、
- ブランドリソースセンター
- Facebook広告ガイドライン
- Facebookプラットフォームポリシー(英語)
- データの使用に関するポリシー
- Facebook利用規約
- Facebookページ利用規約
まとめ
「フェイスブック、フェイスブック」といくら騒がれたとしても、Facebookを利用する事はマーケティング活動の中の一部分であり、一つの手法であるという事を理解しておきましょう。
そして、今回ご紹介した4つの利用形態は、それぞれが単独で存在する訳ではなく、組み合わせて利用する事で真価を発揮します。以下にご紹介するような枠組み全体も考えるようにしましょう。
▼Facebook利用の枠組み例
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この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部