驚きの「ROI」142%!海外企業がFacebook,X(Twitter)にかける費用対効果

2011/10/20

皆さんは、公式Facebookページ・X(Twitter)アカウントの立ち上げ、運用にどれだけの費用をかけていますか?
これまでは、あまり費用をかけずに、探り探り運用して来た方も多いのではないでしょうか。

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The Red Arrow / CJ’s

これからは、効果を実感した企業を中心にソーシャルメディアへの予算投下も増えていきます。(先週のエントリー『ブクマ必至!社内にFacebookページ費用を通す時に使える7つの調査結果』でご紹介したように、既に多くの企業がFacebookページの効果を実感してきています)

そこで今回は、ソーシャルメディア活用で進んでいて、日本以上に効果を実感してはずの海外企業が、

  • どれだけの費用をかけているのか?
  • そこからどれだけの効果を得ているのか?

をご紹介したいと思います。

目次

1.海外企業がソーシャルメディアにかけている費用

 

 

2.海外企業がソーシャルメディアから得ている効果
※本エントリーでは、SocialTimesの『Do You Know The Real Cost Of Social Media? [Infographic]』のエントリーを意訳・日本向けに加筆してご紹介しています。

 

 

※このインフォグラフィック自体は、色々な調査・担当者のコメントから引用してきているようです。あくまで「こういった数字も出ている」といった参考までにご覧頂ければと思います。

 

1.海外企業がソーシャルメディアにかけている費用

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ソーシャルメディアにかける費用は$210,600(1,600万円)

SocialTimesでは、ソーシャルメディア運用による費用は年間$210,600(1,600万円)となっています。
もちろん、もっと安く済ませる方法もありますが、ソーシャルメディア運用を成功させるために、コンサルタント・プログラマー・デザイナー等々、多方面に費用をかけているようです。

 

費用項目はこの4つ

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費用項目1つ目: スタッフ費用

よく見落とされる費用が、マーケティングやソーシャルメディア担当者の給料です。
担当者はお客様が必要とすることに答えたり、取引先とお客様双方の為にスパムに荒らされない場を運営する必要があります。

 

費用項目2つ目: 外部委託費用

もしソーシャルメディアの立ち上げ、運用を全て社内で出来ないのであれば、外部委託をする必要があります。
課題、求める成果により戦略立案、構築、運用のコストも変わってくるので、初期費用、継続的にかかる費用を見極めて見積もっていく必要があります。

 

費用項目3つ目: 宣伝費用

ソーシャルメディアは作っただけでは人は集まりません。
当たり前のように思える事も、いざ立ち上げに携わってみると集客の設計が甘かったり、といった事も多いです。
Facebook広告なり、X(Twitter)広告なり、何かしらの宣伝・広告は考えておく必要があります。

 

費用項目4つ目 :その他費用

FacebookでもX(Twitter)でも基本的には無料で使えます。
しかし、より高度なツール(例えばトラッキングのようなもの)には、コストが必要となります。その他の企画や制作費用にもコストが必要です。
※もう少し詳細な費用項目が知りたい方は以下の記事もご参照ください。

 

$210,600の内訳

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1,600万円の内訳が以下のようになります。(価格は、socialmedia and mobile marketing film. Bonsai Interactive のCEO ダニーブラウン氏による算出です。)

 

<合計>

  • $210,600

 

<内訳>

  • $52,000 ソーシャルメディア戦略の立案 (1hに$100 1週間10hの場合)
  • $93,600 コミュニティ管理者 (1h に$60 1週間 30h の場合)
  • $15,000 サイト構築 (もし既存の良いプラットフォームを持っていない場合は必要となる)
  • $20,000 モバイルアプリ
  • $30,000 議論の監視や第三者機関による測定(*注1) (もし既存の良いプラットフォームを持っていない場合は必要となる)
*注1:原典では「Ongoing moderation and measurement using third-party specialists」となっていますが、インフォグラフィックでは「MICRO-BUILD SITE」と誤って表記されていました。上記の記述が正しいです。

 

2.海外企業がソーシャルメディアから得ている効果

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ソーシャルメディアから得られる恩恵

アメリカのソーシャルメディア担当者は、ソーシャルメディアの何に恩恵を感じているのでしょうか。
その結果が以下のリストです。
  • 顧客との関係構築  85.4%
  • 顧客とのダイレクトコミュニケーション  65.0%
  • 反応の速さ  59.9%
  • 顧客の好みの調査  59.1%
  • 低価格  51.1%
  • ブランドを作れること  48.2%
  • 市場調査  42.3%
  • 大衆の信頼性  40.1%
  • リーチ  37.2%
  • リードの生成  21.2%
  • 顧客サービス  17.5%

Fbページのファンは非ファンに比べて$71.84も多く支払う!

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Syncapse社が米国のブランドに対して行った調査によると、多くの企業でFacebookページのファンに対して経済的価値が見受けられました。
Facebookページのファンは、ファンではない人たちと比べると$71.84も多く支払っています。
ファンの効果は購買だけではありません。
  • 28%ものファンが、そうではない人々よりもそのブランドを継続して使い続けます
  • 41%ものファンが、そうでない人々よりも友人にその商品を勧めます
また、企業別の詳細なデータは以下になります。「マクドナルド」、「コカコーラ」等、世界の名だたる多くの企業がファンからより多くの収益を得ています。
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X(Twitter)のフォロワーの価値は、月間$2.38!

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33,000人のフォロワーがいるX(Twitter)アカウントの調査によると、フォロワーの価値は以下のように換算されます。
  • 月間収益(*注2) :$2,382
  • 月間投下コスト(*注2) :$1,667
  • 月間1フォロワー価値 :$2.38
  • 月間1フォロワー当たりコスト :$1.67
  • ROI :142%!!!!

*注2 :上記のインフォグラフィックでは、「Monthly Investment」が$2,382、「Monthly Return」が$1,667となっていますが、さらに原典を当たったところ逆になっているようでした。ですので、本記事ではインフォグラフィックとは逆にして正しい数字を書いています。(「さらに原典」はこちら)

※ 2011年11月11日追記

インフォグラフィックではROIが43%となっていますが、 (価値÷コスト)で計算すると142%になるので、タイトル・記事ともに「43%→142%」と修正しました。

 

X(Twitter)活用事例1 :@DellOutlet

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@DellOutletのX(Twitter)アカウントでは、認知拡大を目的としています。
以下がその運用によって得られた効果です。
  • ツイートしてウェブサイトに誘導した人から$300万の購買機会が創出されている
  • 6カ月間のX(Twitter)経由の購買機会創出は$100万

 

X(Twitter)事例2 :@OLDSPICE

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ソーシャルメディアの価値の1つは、新しい消費者にとって集まりの場を作り出せることにあります。
Old Spicee社の場合、新しいCM等の広告により多くの認知を獲得し、Facebook・X(Twitter)にファンが多く集まりました。その結果が以下です。
  • X(Twitter)のフォロワー数が2700%増加
  • Facebookページのファン数が800%増加
  • ブランドサイトのトラフィック数が300%増加

以上、Facebook・X(Twitter)にかける費用と、そこから得ている効果についてご紹介させて頂きました。

この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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