知って納得!あなたのFacebookウォール運用を成功に導く3つのデータ

2012/02/09

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Facebook / _Max-B

Facebookページの運用データは取っていますか?

既にウォール運用や効果測定に力を入れている会社さんでは、だいたいの運用数値も出てきている頃なのかなと思います。

本記事では、そういった運用数値に関してのデータをご紹介したいと思います。出展は米メディアEDGERANK CHECKERです。海外-日本の違いはありますが、一つの傾向を見る上で非常に参考になります。

■原典:Comments 4x More Valuable Than Likes

(この調査は、ユーザーの反応がウォール投稿に与える影響の数値化を目的として行われましたものです。)

■目次

1.「コメント」は「いいね!」の4倍の価値がある

2.クリック、シェアは水曜日がして貰いやすい

3.少数精鋭なページほどエンゲージメント率はあがる

「コメント」は「いいね!」の4倍の価値がある

Money / 401K

なぜ「いいね!」「コメント」の価値の違いを見るべきか?

ご存知ない方もいらっしゃると思いますので、念のためおさらいです。

Facebookページのウォール投稿は、ファンのニュースフィードに表示されます。が、全員に表示される訳ではありません。Facebookのシステムが、そのファンにとって価値のある情報を出し分けてくれています。

出し分けのロジックが「エッジランク」

そのため、ウォール投稿のインプレッション数・リーチ数は「エッジランク」の影響を大きく受けています。また、エッジランクは主に『親密度』『重み』『時間』の3要素から成り立っている事も以前取り上げました

「いいね!」「コメント」の付き具合は、この3つの要素の1つ『重み』に影響するのです。

「コメント」は「いいね!」より価値が高い。

あくまで、このエッジランクのアルゴリズム上ですが、「いいね!」を貰うよりも「コメント」を貰うほうが『重み』が高くなり、よってコメントを多く貰えたほうが運用側からすると価値がある反応を頂けたと言えます。(もちろん、いいね!も十分価値がありますが、あくまでエッジランクの話ということで!)

ここまでが今まで一般的に言われていたFacebookの仕組みですが、今回ご紹介したいデータでは、コメントのほうが『どれだけ価値があるか?』という疑問に対しての答えが出ていました。

「コメント」は「いいね!」に比べて4倍の価値!

こちらのデータは、Facebookページのウォール投稿が「いいね!」もしくは「コメント」されると、どれだけそのウォール投稿に含まれるURLがクリックされやすくなるか?というのを計測したものです。

上記の表をご覧頂くと分かるように、「コメント」は「いいね!」に比べて4倍以上のクリック誘発効果があるようです。

算出方法は明確には公開されていなかったのですが、以下のような論理展開は正しいであろうと思いました。

※念のためこのデータの集計の前提情報を以下にて記載致します。

調査対象Facebookページ ランダムに選んだ5,500超のFacebookページ
調査対象投稿 URLを含む80,000超の投稿
調査期間 2011年10月

コメントを貰いやすいウォール投稿方法については『知らないと損するFacebookページのウォール投稿・運用ノウハウ7選!』でも触れています。宜しければこちらもご覧下さい。

2.クリック、シェアは水曜日がして貰いやすい

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こちらのデータもComments 4x More Valuable Than Likesで公開されていたものです。

ファン数あたりの「クリック数」「シェア数」を調査したもので、水曜日が最も効果が高くなっています。以下がその調査結果をまとめたものですが、両方とも水曜日が高くなっていますね。

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但し、この調査は、日米間・業種間・競合状況で違いが出てきます。特に業種での違いが大きいと思います。一般的に「水曜日が良い」という傾向は意識しつつも、あくまで「自社にとっては何曜日が効果が良いんだろう?」と考えて行って頂けたらと思います。

3.少数精鋭なページほど効果がエンゲージメント率は上がりやすい

Big Color: Near or Far / gfpeck

薄々ご存知な方もいらっしゃると思いますが、改めてデータで確認します。

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こちらのデータもComments 4x More Valuable Than Likesで公開されていたものです。

ファン数の規模ごとの「ファン数あたりシェア率」「ファン数あたりクリック率」をデータとして出してくれています。上記のデータで例えば「1,000人以下」と「10万人以上」のFacebookページを比較するとクリックされる確率は12倍以上違って来ています

「率」だけでは見れない側面も

もちろん大企業はFacebookページのファン数を増やしていかなければ、(自社サイトやX(Twitter)等と比較して)リソースの投資対効果が悪いメディアとなってしまいます。ですので、ファン数を増やす事は極めて重要です。

それにKPIとして「確率」を追うのは問題ありませんが、成果としては、やはりクリック数やシェア(の先の全体インプレッション数)などを追うべきでしょう。

ではここでなぜここでこの数字を出したかというと、改めて「濃さ」を大事にして頂きたいなと思ったからです。

ファン数が増えても「濃さ」を保つ事が大切

ファン数をただ増やすだけでは、「いいね!」「コメント」してくれるファンは増えず、上記のグラフのようにシェア率・クリック率は減る一方です。

ですが、ファン数を増やしていく中でも、しっかりとファンとコミュニケーションを取り、好感・親近感も獲得し、その結果としてエッジランクが上がっていけば、上記のグラフの限りではないもっと良い効果が得られます。

あくまでこのデータは「ほったらかしにするとこうなってしまう」という反面教師としてご覧頂いて、日々のエンゲージメントを高められるような運用をして頂けたらなと思います。


以上、ということで『知って納得!あなたのFacebookウォール運用を成功に導く3つのデータ』でした。

今回の記事はお役に立てましたでしょうか?

この記事を書いた人:ソーシャルメディアラボ編集部

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