SNS広告の効果を最大化する2つのポイント
2023/05/08
最低限の労力で最大限の効果を発揮するSNS広告の運用のポイントを解説します。
SNS広告ならではの自動最適化機能を上手に活用する考え方や、自動最適化を活かしたクリエイティブ制作・設定の考え方を取り上げています。
この記事のテーマ
SNS広告の特徴を理解して、効果的な広告配信の方法を知る
記事を読んでわかること
- SNS広告における「自動最適化機能」の特徴
- 広告配信のターゲット設定方法
- クリエイティブ制作のポイント
■目次
- SNS広告の特徴である「自動最適化」を活用しよう
- 配信ターゲットについて
- SNS広告用のクリエイティブについて
- まとめ
SNS広告の特徴である「自動最適化」を活用しよう
自動最適化機能とは、広告を配信する中でコンバージョンデータをアルゴリズムが学習し、成果が出やすい運用に最適化してくれる機能です。SNS広告では、設定した広告のゴールへの到達が最大化されるような自動最適化機能を各プラットフォームが提供しています。
例えば広告のリンククリックを最適化のポイントとして設定すると、幅広いオーディエンスの中で広告をクリックをする可能性が最も高いユーザー層を発見し、重点的に配信されます。
自動最適化機能を使うことで広告への反応を学習しながらより効率的な配信をしてくれるので、あまり配信先の設定を絞りすぎず、最低限の設定のみ行い自動最適化におまかせするのがおすすめです。
配信ターゲットについて
配信ターゲットの設定方法
SNSごとにターゲット設定の項目が異なりますが、「自社ブランドのカテゴリーワード」、広告を届けたいユーザーの「興味関心」やメインターゲットの「デモグラ」を中心にターゲットを設定しましょう。
ターゲットは狭めすぎない
前述の通り、自動最適化の機能が優れているため、あまりターゲットを絞りすぎずに幅をもたせておくことを念頭に入れましょう。幅広いターゲット設定を用いると、自社でも気づいていなかったような新規オーディエンスを発見できます。
実際にMeta社の調査では、狭いターゲット設定のキャンペーンよりも幅をもたせたキャンペーンのほうが、平均的に広告パフォーマンスがいいというデータも出ています。
出典:Facebook Ads(https://www.facebook.com/business/ads)
SNS広告用のクリエイティブについて
複数パターンのクリエイティブを用意する
SNS広告は、各配置面で最もパフォーマンスが高くなりそうなクリエイティブを自動で選んで配信する仕組みになっています。そのため、幅広いオーディエンスに対して、1パターンのみのクリエイティブを配信するのはオススメできません。想定されるターゲット層に対して、見た目やメッセージングが異なる複数のクリエイティブを用意しましょう。
複数のクリエイティブを設定しておくと、プラットフォーム側で最もパフォーマンスの高いクリエイティブを選択し優先して配信してくれるので、結果としてパフォーマンスが高まります。
出典:Facebook Ads(https://www.facebook.com/business/ads)
SNSに最適化されたクリエイティブ制作のポイント3つ
クリエイティブ制作にあたっては、以下の3点を意識してください。
- 文字数は少なめに:情報量の多いSNS内で瞬時に理解できるような文量にすること、目を引きやすい見出しを付けること
- 人が注目しやすいクリエイティブ要素を活用:人物画像、動画やGIF動画など動きのある素材を使うのがおすすめ
- モバイルを意識した素材を使う:縦長の画像を制作するなどモバイルファーストな素材を使用する
まとめ
- SNS広告では、ターゲティングはあまり絞らず、自動最適化機能を活用する
- ターゲティングのポイントは対象商品のカテゴリーキーワードと、ターゲットの興味関心
- どんなクリエイティブがターゲットの関心を引くかよく考え、複数の種類を入稿する
この講座の総合監修・執筆者
平井 みのり|Minori HIRAI
ソーシャルメディアマーケティングコンサルタント。 大学在学中より広告代理店にてキャリアをスタート。 主に、ウェブマーケティング事業に従事。大手企業や官公庁を中心にソーシャルメディアマーケティング、PR、ブランディング、キャンペーン施策に関わる。Z世代向けの施策提案や英語での支援も可能。